愛知県碧南市 いざ鳴海宿まで!「旅する大浜街道」始まる
<今、大浜街道という言葉は消えようとしている。御先祖が生きるために北へ北へと向かった道、大浜街道。
この道がなければ、大浜の繁栄、そして碧南市もなかったのかも知れない>
朝日も昇らぬ薄暗い中、大浜を出発する御先祖様たち。凍えそうな冬の日も
汗いっぱいになる夏の暑い日にも、生きるためにこの道を行った。
彼らはどんな風景を見ていたのだろう…。御先祖様が生きた大浜街道も今は知る人少なし。
大浜街道とは、大浜を起点に各地へとのびた道。主に、名古屋緑区・鳴海、東海道・大浜茶屋、岡崎・矢作橋へのルートがあった。
大浜の港に荷揚げされた海産物が各地へ、また各地からの物品が大浜港へと物流の主要道として大浜街道は栄えた。
これからお話するのは、かつて御先祖様の見たであろう風景を探しに碧南市・大浜から、名古屋市緑区・鳴海までを巡る旅の話。
そして御先祖様達がお世話になった神様・仏様への ”感謝・巡礼”の旅の話でもあるのだ。
「大浜湊橋からはじまる」はじまりは湊橋。
旧大浜警察署を背に北へと向かう。
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「新川のまちを越えて」
五差路を越えるとお地蔵さんに赤ポスト。大浜街道は縦に貫いて走る。
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「波打ち際だった頃・浜地蔵」
海に沈む道。海から引き上げられたお地蔵さんが見守る。
■「波打ち際だった頃・浜地蔵」へ
「吉浜の入口は2つ」
陸橋下には2つの道。大浜街道は右だが、地元の人々は新道と読んでいる。
■「吉浜の入口は2つ」へ
「不思議な神明社と吉浜の町並み」
吉浜神明社の不思議。吉浜は保存状態良し。
■「不思議な神明社と吉浜の町並み」へ
「元刈谷・楞厳寺から」
下り松橋から元刈谷へ。大浜街道から西へ続く参道。楞厳寺へ行く。
■「元刈谷・楞厳寺から」へ
「元刈谷・5つの並び」
不思議?東西に並ぶ寺院の意味?元刈谷は車も入る事が出来ない狭い道。
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「3つの川を渡る」
尾張へ行く。それには3つの橋を渡る。昔はあみだくじのように橋が架かっていた。
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「東浦の入口は昭和の匂い」
緒川駅周辺は昭和の匂い。先を行けば、東浦全体、時を封印。
■「東浦の入口は昭和の匂い」へ
「とにかく高い場所へ・2つの寺院」
東浦は高い台地。南北に並ぶ越境寺・善導寺へ。
■「とにかく高い場所へ・2つの寺院」へ
「岡田川のちいさな橋」
岡田川に架かる真っ赤な橋、歩行者専用。綺麗なカーブを描く小道。
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「大府は、おしも井戸から」
弘法大師を助けた老婆がもらったもの…。それは何より大切な水。
■「大府は、おしも井戸から」へ
「大高・新幹線に塞がれた入口」
東海道新幹線の分厚いコンクリートで道を閉ざされる。
■「大高・新幹線に塞がれた入口」へ
「鳴海八幡宮」
神社前で美しいカーブ。深紅の鳥居が見えてくる。楠は御先祖様たちも知っている。
■「鳴海八幡宮」へ
< text • photo by heboto >