愛知県碧南市 もうひとりの自分を探して碧南を歩く
<自分はなぜ、自分として生まれたのだろう。偶然は本当に偶然なのか?人生に与えられた使命なんてある?まず歩いてみよう。見て・聞いて・触れて・感じて…考えてみればいい> 一日は何時間? 答えは24時間。では一日何分ある? 答えは1440分。 仮に今日が2006年4月1日だとして、あなたが現在30才(誕生日は6月13日と仮定)で、平均寿命の82才のクリスマスイブまで生きたと考える。 残された日数、「19625」。日数を分に直してみると「28260000」。 漠然と「あと何年」といわれるよりも、こうして「あと何分」としたほうがずっとリアル感がある。 「ダラダラと30分テレビを見てしまった、待ち合わせに15分遅れた」と、とかく現代は分刻みである。 何分という細かい時間が逐一、残りの時間より減算されていく。残された時間と照らし合わせると、随分時間を大切にするようになる。 不平不満をいうのが馬鹿らしくなり、与えられた境遇の中で今を果敢に生きようとする。 では、「生きる」とは何だろう? 私は「見て・聞いて・触れて・感じて・考えて」といった体験、つまり自分以外全てとの「出会い」にあると思う。 そこで私は碧南市内の面白い存在を集めてみた。
<幾何学猫>静寂を乱す輩を監視する守護者あり。その姿を見れば言葉を失い石のように動けなくなるだろう。■『幾何学猫』へ
<生まれる獅子>「獅子は柱から誕生」伝えられた噂は本当?。山神社の獅子は柱から?。■『生まれる獅子』へ
<鷲塚の信じる心>鷲塚は信仰深い。小径には、お地蔵さん、またお地蔵さんと赤鳥居と手を合わせる。■『鷲塚の信じる心』へ
<称名寺の筋塀>大浜にある称名寺には2本の桃色ライン。もとは5本の筋だったというが。■『称名寺の筋塀』へ
<はたらく物の怪>働く物の怪3名。個性があり、要領の良い者、まじめな者、泣く者です。■『はたらく物の怪』へ
<大浜熊野神社に畏れ>大浜熊野大神社は、畏敬の念を持たずに行ってはいけない。理由不明。■『大浜熊野神社に畏れ』へ
<照光寺ぼたん>照光寺の境内には70年近く生きている牡丹の花。夜に俳句を詠む人がやって来る。■『照光寺ぼたん』へ
<ライオン文化会館>ライオンの寂しそうな表情。文化会館の片隅に今日も静かに立つ。■『ライオン文化会館』へ
<ムカデが守る>「こんな所にムカデが?」毘沙門さんに3匹のムカデがいる。毘沙門さんを守る役目を負う。■『ムカデが守る』へ
< text • photo by heboto >