愛知県碧南市 春はどんな人にもきっとやって来る 碧南に咲く桜
<「自分だけの桜を探しに行こう 現実は辛く厳しい だから桜の木の下で幸せそうな顔をしてみよう きっと春は来る」とあえて明るい気分で碧南市を歩いてみる。いつしか桜の下で私も大切と心から思える人と幸せな顔をしてみたい> 別れもあれば、出合いもある季節。春になれば、桜がやって来る。 桜の名所と呼ばれる場所に行ってみれば、あることに気づく。 満開の桜の下、子供を連れた若い家族や恋人達、長年連れ添ってきた熟年夫婦や老夫婦…みんな満面の笑みで見上げている。 その光景は、勇気が持てず幸せを先送りしてきた私にとっては、とてもまぶしいものだ。 若い頃は騒ぐ口実に過ぎなかった桜の花も、いつのまに愛おしいと眺める歳となった。 碧南には有名無名の桜が咲く。誰もが知っている桜から、「こんな場所に桜が…」といった隠れた場所まで、碧南市内の桜を追いかけてみた。 「あなたは誰と桜を見上げますか」。 碧南に咲く桜の下、キラキラとした春の一日が忘れられない大切な思い出となりますように。たくさんの人に春が来ることを心より願う。
「明石公園のさくら」桜の名所として賑わう明石公園。さくら橋と呼ばれる橋。幸せいっぱいの場所。■「明石公園のさくら」へ
「西端のさくら」誰も気づかない小川に桜並木が続く。応仁寺・油ヶ淵遊園では夜に雪洞が灯されて綺麗。■「西端のさくら」へ
「中山神明社のさくら」賑やかなお花見。夜桜、酒に酔う陽気な声が木霊する中山神明社。■「中山神明社のさくら」へ
「給食センターのさくら」給食センターと桜の組み合わせ。4本の桜は近隣に咲く桜のボス。■「給食センターのさくら」へ
「タンクと桜」国道247を南下、大浜港橋でその存在に気づく。タンク裏に桜満開。待ち構える猫に注意する!■「タンクと桜」へ
「堀川蔵通りに桜あり」堀川橋の畔に一本の桜咲く。いつから存在するのか誰も知らない。■「堀川蔵通りに桜あり」へ
「黒壁の桜を・西方寺」荘厳な西方寺。ただ黒壁にひっそりと一本の桜が優しく咲いていた。■「黒壁の桜を・西方寺」へ
「桜舞う本伝寺」たった一本の桜であるが故に美しい存在。そよ風の度、舞う桜は美しき幻想の世界。■「本伝寺の桜は覗く」へ
「生きる桜・新川神社」出征兵士を送った新川神社。日本の事実。軍人像前に今年も桜咲く。■「生きる桜・新川神社」へ
「等覚寺の春は2度来る」春は2度来る。山門のない寺、等覚寺の桜は2度も楽しめる贅沢。■「等覚寺の春は2度来る」へ
< text • photo by heboto >