愛知県碧南市 寺院集まる「大浜」を散策 「大浜てらまちウォーキング」とは?
<古くから港町として栄えた大浜。海運の衰退と共に忘れ去られた街が国の推進する「歩いて暮らせる街づくり事業」で脚光を浴びる。「寺・蔵・路地」をキーワードに風情を楽しむ試み「大浜てらまちウォーキング」が生まれた。第4回目となる平成15年(2003)10月19日の日曜日の様子を報告> 碧南市の南方に位置する大浜地区は、南北朝時代(1336~1392)より栄えた港町。戦国時代には海上交通の要地として砦が築かれ、織田信長が初陣として攻めたのも大浜である。 徳川家康の幼名「竹千代」で有名な「連歌之会」が称名寺で幾度と催されていたことから、当時、西三河における文化の中心が大浜にあった事がうかがえる。 堀川沿岸の一帯には八つの寺が集まり、潮風薫る路地、味淋や味噌を醸造する黒壁の蔵など、先人達の残した風情ある街並みがどこか人の心を惹くようで、近年、大浜は注目されるようになった。 平成11年(1999)、国の推進する「歩いて暮らせる街づくり事業」公募され、翌年にはモデル地区として碧南市の大浜地区が選定される。 それを受けて平成12年(2000)11月5日の日曜日に「歩いて観よう 大浜てらまちウォーキング」というイベントが開催される。 「寺・蔵・路地」をキーワードとして、大浜の魅力を再発見しようという趣旨のイベント。主催者は「大浜地区歩いて暮らせる街づくり推進委員会」である。 私は第四回目となる平成15年(2003)10月19日開催の「大浜てらまちウォーキング」へと潜入した。これはそのリポートである。さて、「大浜てらまちウォーキング」とは、いかに?
<綿密な計画を立てる>大浜てらまちウォーキングは企画多数。用意周到な計画が必要。■『綿密な計画を立てる』へ
<駐車場を覗く>駐車場は3つ用意。臨海体育館・臨海グラウンド・衣浦グラウンド。案内立て看板有り。■『駐車場を覗く』へ
<ひげの住職さんと甘酒>西方寺の住職さんが忙しく立ち回る。限定の甘酒無料接待が始まる。■『ひげの住職さんと甘酒』へ
<岩田さん、昔の大浜を語る>大浜・宝珠寺で育った岩田さん、昔の大浜を静かに語りかける。■『岩田さん、昔の大浜を語る』へ
<宝珠寺の様子>宝珠寺は親戚のお宅に来たような気持ち。親切で博学なお寺の方のお喋りも楽しい。■『宝珠寺の様子』へ
<蟹汁の行列>争奪戦は必至!運良く手に入れば至福の時。潮の香り舞う大浜港で地元の味に舌鼓。■『蟹汁の行列』へ
<極楽の世界が広がり妻薬師堂>不可思議な仏像群を前に和楽器を演奏する人々が。■『極楽の世界が広がり妻薬師堂』へ
<からくり人形>中の稲荷社では、からくり人形の実演始まる。舞台下で汗だくの人の頑張ってる姿!■『からくり人形』へ
<スタンプでトクをする>スタンプ景品は何?同時開催の街角フォトクイズ。難問有り。■『スタンプでトクをする』へ
< text • photo by heboto >