＜「碧南市を良く知るためにはどうしたらよいか？」　この問いに対する答えは「碧南市で行われる祭り・イベントに参加すること」である。昔から続いてきた伝統を地区の祭に感じ取り、新たに生まれたイベントに未来を垣間見る。「知らない街」がいつしか「忘れられない街」へと変わるだろう＞ 知らない街を理解する一番の方法は何だろうか？　それは祭に参加することではないか。 昭和23年（1948）に4つの町村が合併して誕生した碧南市。 「大浜・棚尾・新川・旭」とどれも古くから発展した地区。 昭和30年（1955）から碧南市制に参加した「西端」などは市域唯一、「殿様」のいた由緒ある地区である。 それぞれに連綿として続いてきた伝統や培われてきた気風は未だ息づいている。 祭はその地区全ての集大成とも云うべき存在だ。 だが碧南市民は、ただ先人達の築いてきた歴史に従うだけの人々ではない。 のちの未来へ紡いでいく祭やイベントを積極的に生み出そうとする気概が年々高まりつつある。 積み重ねてきた歴史の定めゆく未来の狭間で揺れる碧南市の全てを見て欲しい、「いままでどう生きてきたか？これからどう生きていくのか？」を。 奏でられる囃子の音に聴き入り、パレードを盛り立てるリズムに踊り、凍えそうな夜に煌めく明かり…。 あなたにとっての碧南市が「忘れられない街」になると私は信じている。