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冬の夜空はどの季節よりも星たちがいっそう輝いてみえます。その中でも、ひときわ鋭く輝く星がおおいぬ座のシリウスです。「焼き焦がすもの」という意味を持つシリウスは全天で一番明るい恒星です。 |
シリウスから西(右手)に目をやると、おなじみのオリオン座があります。オリオン座は1等星を2個も持つ贅沢な星座です。左上の赤い1等星がベテルギウス、右下の白い1等星がリゲルです。 |
リゲルからシリウス、こいぬ座のプロキオン、ふたご座のポルックス、ぎょしゃ座のカペラ、おうし座のアルデバランと1等星を結んでいくと大きな六角形ができます。1等星がたくさんある冬の星空めぐりならではの醍醐味です。 |
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12月21日には皆既月食が見られます。16時40分に月が東の空に顔を出すときには、すでに皆既食中で赤銅色をした満月が昇ってきます。17時53分過ぎには皆既食が終わり、少しずつもとの月へと戻っていき、19時にはいつもの満月になります。夕方、東の空の低いところでの皆既月食なので、東の空の開けたところで忘れずに観測してみてください。
夜6時の東の空 |
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宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」では天の川を鉄道に見立てて物語が展開していきます。さそり座より南(写真ではさそり座より右側)は地平線の下になってしまい日本からは見ることができません。銀河鉄道の旅を写真でたどってみましょう。 |
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茶臼山にて16mm対角魚眼レンズで撮影 ニュージーランドにて16mm対角魚眼レンズで撮影 |
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冬の夜空にも天の川があることを皆さんはご存知ですか? ぎょしゃ座からふたご座の足元を通り冬の大三角をぬける冬の天の川。その中に輝くふたご座の散開星団M35は最も美しい散開星団のひとつです。双眼鏡でのぞくと冬の天の川の星々をバックに浮かび上がるその姿は、まさにため息ものです。 M35までの距離は約2600光年です。 |
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