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北の空に北斗七星を見つけてください。これさえ見つければ簡単に他の2つの星座が見つかります。
北斗七星のひしゃくの柄のラインを延長して夜空に大きな曲線を描いてみてください。2つの明るい星にたどりつきます。はじめの星がうしかい座のアークトゥルスです。その次がおとめ座のスピカです。
アークトゥルスは「熊の番人」という意味で、いつもおおぐま座のしっぽ(北斗七星)に付いて回っているように見えるからでしょう。全天で3番目に明るい星なのですぐに見つけられるでしょう。
スピカには「とがったもの」とか「穂先」という意味があり星座絵をみると、おとめ座(農業の女神デーメテール)が手にしている麦の穂先にあります。1等星とはいうものの、南の空に少し低くアークトゥルス程見つけやすくはないかもしれません。
この2つの星が見つかったら次はしし座にチャレンジです。アークトゥルスとスピカとで大きな三角形をつくる星を見つけてみましょう。それが、しし座のデネボラという星で「ししのしっぽ」という意味通り、しし座のしっぽに輝いています。2等星なので安城の空では少しわかりにくいかもしれませんが、きれいな三角形の一角にあるのできっと見つかるはずです。 |
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北斗七星の柄の先から2つめの星を良く見てみると、その星に寄り添っているちょっと暗い星を見つけることができませんか?北斗七星の柄の先から2つめの星の名前は「ミザール」寄り添っている小さな星は「アルコル」といいます。
「ミザール」とはアラビア語で「腰帯」という名前がついています。「アルコル」はそのまま「かすかなもの」という意味で、またの名を「サイラク」(目だめし)と呼ばれ昔のアラビアでこの星が視力検査に使われていたことで有名です。
この2つの星は、日本では「そえぼし」と呼ばれていました。
さて、あなたはこの2つの星を見分けられますか?「アルコル」は少し暗い星なので、空の明るい街中では見分けにくいかもしれませんね。「ミザール」と「アルコル」は私たち太陽系から78光年の距離にあり、見かけ上、同じ方向に見えているだけの二重星で、実際には0.3光年ほど離れています。(杉浦) |
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太陽から5番目の惑星で太陽系で一番大きい惑星です。その大きさは、なんと地球が横に11個もならぶほどです。
また木星には現在61個の衛星が発見されており、その中のガリレオ衛星と呼ばれる4個の衛星は、イオ・エウロパ・ガニメデ・カリストと言われ1610年に、ガリレオ ガリレイが発見したことで、そう呼ばれるようになりました。小さな望遠鏡でも木星の2本の縞模様がクッキリ見えます。ガリレオ衛星は双眼鏡でも見ることができます。みなさんもチャレンジしてみてはどうでしょうか。(佐藤) |
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「彗星」と聞けば、長く伸びた尾をイメージされるでしょう。
彗星の正体は氷とチリのかたまりで、巨大な汚れた雪ダルマがピッタリの表現です。太陽から遠くにあるときは暗く、太陽に近づくと表面が熱で溶けて蒸発します。蒸発した成分が太陽からのエネルギーの風に飛ばされ尾となって見えるのです。彗星の尾は太陽と反対方向に吹き流されたように見えます。
毎年、数多くの彗星が接近したり発見されたりしていますが、肉眼で見えるほどの大彗星はめったにはありません。彗星の名前は発見者の名前が付けられます。
最近では「リニア彗星」のように研究機関や人工衛星が発見した彗星が増えています。(児玉) |
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