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夏のにぎやかな星座たちが西へ傾くと、しっとりと落ち着いた秋の星座の出番です。秋の星座を探すには「ペガスス座の四辺形」さえ見つけてしまえば、あとは簡単!「ペガスス座の四辺形」は2等星と3等星でできています。ちょっと暗い星ですが、他に目立つ星も無いのできっと見つけられます。
この「四辺形」には北斗七星のように柄が付いています。この「柄」の部分がアンドロメダ座です。「四辺形」の西辺を南にまっすぐのばしてください。秋の夜空で唯一の1等星が見つかります。この星がみなみのうお座のフォーマルハウトです。
次に東辺を南にまっすぐのばしていくと2等星が見つかります。この星がくじら座のしっぽに光るデネブカイトスです。そして東辺を北にのばすとカシオペア座のW形の端の星が見つけられます。
さらに北へのばしていくと2等星の北極星にたどり着きます。北極星はこぐま座にあります。 |
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アンドロメダ座にあるM31はきれいな星空では肉眼でもわかる巨大な銀河です。その大きさは満月を横に5つ並べた大きさです。なるほど肉眼でも見えるわけですが、その淡い姿は街中では双眼鏡を使わなくては見えません。 |
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きれいな星空の下、双眼鏡でのぞいてみてください。一見の価値アリ!5p位の双眼鏡では視野にいっぱいに広がる淡い楕円形の姿に宇宙の広さを感ることでしょう。
もっと驚きはこんなに簡単に見ることのできるM31までの距離は230万光年で、つまりあなたの目に飛び込んでくるその姿は230万年前の光ということになります。 |
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日食は月が太陽の前を通過することでおこる現象です。今回はほんの少ししか欠けない部分日食ですが、これを逃すと2009年7月22日まで安城からは日食は見られません。
太陽観測用グラスなどで安全に観測してみてください。 |
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1998年に母天体のペンテル・タットル彗星が回帰して2001年には1時間に約5000個もの流星が大出現をして話題になりました。今は活動も終息に向かっていて流星数もそんなには期待はできません。
しかし2001年以来、3年ぶりに月明かりのない観測好機です。数は少なくても火球と呼ばれる明るい流星がしばしば見られるしし座流星群に注目です。
写真:2001年しし座流星群・流星雨
伊勢神にて16mmレンズで撮影
雨のようにたくさんの流星が流れてビックリしました。
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9月28日は中秋の名月です。「中秋の名月」といえば「満月」を思い浮かべますが実際は旧暦の8月15日の月が「中秋の名月」で必ずしも満月ではありません。
その理由は、旧暦の毎月1日は「新月」になる瞬間を含んだ日」なので場合によってはまる1日近くずれることがあります。しかも月の軌道が楕円軌道で新月から満月になるまでの日数も変化するなどの理由で満月ではない中秋の名月はめずらしくはありません。(今回は満月です)
ところで、日本では月の表面の模様を「うさぎ」に見立てますが、所変われば見方もいろいろあるようです。そのいくつかをご紹介しましょう。あなたは何に見えますか? |
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月の写真:安城駅前商店街より76mm屈折望遠鏡で撮影 |
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