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夏の星空といえば、いちばんに思いつくのは七夕伝説じゃないでしょうか。その主役、おりひめ星はこと座のベガです。 |
夏の夜空で最も明るく、しかも真上あたりにくるのですぐに見つかります。天の川は安城からは見えませんが、その反対側にはひこ星、わし座のアルタイルがあります。 |
この2つの1等星と三角形をつくる、もうひとつの1等星を見つけてください。それがはくちょう座のデネブです。天の川に沿って南へ下ると星占いでおなじみのいて座やさそり座があるのですが、安城市内からはちょっと見つけにくいかもしれません。 |
夕方の西の空に明るく輝いている星は金星です。 |
伊勢神にて16mm魚眼レンズで撮影 |
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太陽系誕生の時、 小惑星などの小さな天体が互いの重力で引き合い、 合体しては壊れ、壊れては合体して成長して惑星になりました。惑星が形成されたとき、激しい小天体の衝突で惑星は溶けて火の玉となり変性してしまいました。その材料であった小惑星は太陽系の誕生時の姿をとどめる化石のような存在です。「はやぶさ」はそんな小惑星に着陸し、そのカケラの採取に挑みました。数多のトラブルを乗り越え、計画よりも3年遅れで、3億km彼方のイトカワから、遂に帰還します。 |
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「はやぶさ」 重さは約500kg
本体は1辺が1m程の箱ぐらい |
「はやぶさ」が撮影した小惑星イトカワ |
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2003年5月9日 |
「はやぶさ」打ち上げ |
2004年5月19日 |
地球スイングバイでイトカワへ向かう |
2005年7月29日 |
小惑星イトカワの撮影に成功 |
9月12日 |
イトカワに到着 |
11月20日 |
1回目のタッチダウン |
26日 |
2回目のタッチダウン |
12月8日 |
通信が途絶える |
2006年 1月26日 |
地球との通信が復活 |
2007年1月 |
イオンエンジン再点火 |
4月25日 |
地球帰還に向けた本格巡航運転開始 |
2009年11月 4日 |
イオンエンジンに異常発生 |
19日 |
回路の組替でエンジン復活 |
2010年6月13日 |
地球帰還・カプセル回収(予定) |
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七夕伝説でもおなじみの天の川。白くもやもやと夜空を横切るさまは「天にこぼしたミルク」のようでもあり、西洋ではミルキーウェイとも呼ばれています。 |
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その正体は、無数の星の重なりです。ではなぜ川のような形に星たちが集まっているのでしょうか? |
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私たちの太陽系は約2000億個もの星が凸レンズ型に集まった大集団である「銀河系」の片隅にあります。地球からその「銀河系」の中心方向を見ると、ひときわ多くの星を見ることができます。いて座付近の天の川が明るく幅が広く見えるのはそのためです。 |
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イベントのおしらせ |
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プラネタリウム制作室より |
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夏番組のテーマは天の川。久々の登場となった迷?探偵クリスが、天の川の秘密を解き明かしていきます。天の川といえば七夕ですよね。七夕伝説の主役、織姫と彦星は1年に一度、7月7日の七夕の日だけ会うことを許されています。夜空に輝く織姫星と彦星も、天の川を挟んだ対岸で輝きあっていますが、この織姫星(ベガ)と彦星(アルタイル)、16光年離れているんです。16光年は、光の速さで飛んでいって16年。光の速さというのは、1秒間に約地球7週半。そんなものすごい速さで飛んでいっても16年もかかってしまうんですね。ということは、7月7日の1日で再会するなんて、実は無理なのでは・・・なんて思わないでもないのですが・・・そんな夢のないことを言ってはいけませんね。いつかはSF映画のような、ワープもできるような宇宙船ができて、1日で16光年飛べちゃうかもしれませんしね。大きな夢と想いを馳せて、美しい夏の夜空を見上げてみてくださいね。 |
担当: 鈴木 |
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