夏の星空といえば、たなばた星に天の川。おりひめ星はこと座のベガです。南の空高く、とても見つけやすい星です。ベガをまず見つけてみましょう。
見つかったら他に明るい2つの星を見つけて夜空に大きな三角形を画いてみましょう。わし座のアルタイル(ひこ星)と、はくちょう座のデネブです。きれいな空なら、この夏の大三角を横切る天の川を見ることができます。
 天の川の流れを南に下ると、星占いでおなじみのいて座、さそり座がみつかります。南の空の低いところにある星座なので、安城市からは見つけにくいかもしれません。
でも今年はさそり座の近くに夏の夜空では一番明るく輝いている木星があります。さそり座のあなた!自分の星座を見つけるチャンスですよ!
7月の中旬すぎまで夕方、西の空に輝く一番星は金星です。
伊勢神にて16mm魚眼レンズで撮影
木星:JR安城駅前商店街より76o屈折望遠鏡で撮影
皆既月食  
久しぶりの皆既月食!
 8月28日に皆既月食が見られます。夜6時20分の月出の時にはもう半分欠けています。そして6時50分すぎに皆既食となり、約1時間30分の間、地球の影に入って赤く見える月を観測できます。8時20分すぎに皆既食は終わり、9時20分をすぎる頃にはもとの満月にもどります。
 時間帯も早いので是非観測してみてください。
M11(散開星団)  
 天の川をよく見ると、ひときわ明るく目を引くこの辺りにはたて座があります。天の川が明るいうえ、たて座には明るい星がないので、どう結んでたて座になるのかわかりません。
 双眼鏡でのぞいて見ると、無数の星で埋め尽くされ、その美しさにはため息が出るほどです。空の良いところでは天の川が立体的に感じられ宇宙の奥行きを体感できます。
 そんな星たちを背景に浮かぶM11はこじんまりとしながらも明るく見つけやすい天体です。
伊勢神にて120mmレンズで撮影
流星と隕石  
ペルセウス座流星:茶臼山にて50oレンズで撮影(内藤)
 楽しい夏休み、山へキャンプに行く人も多いと思います。もし晴れていたら星空をながめてみてください。月明かりが無ければ、天の川におりひめ星、ひこ星、運がよければ流れ星も見られるかもしれません。
 毎年8月になるとペルセウス座流星群があって、いつもより多くの流星を見ることができます。今年の極大日(一番たくさん流星が出現する日)は8月13日の明け方です。今回は月明かりも無くてとてもよい条件です。星に願い事をする絶好のチャンスです!
 
GOTO
 ところで隕石って知ってますよね。宇宙から地球に降ってくる石ですね。燃え尽きることなく落下した流星が隕石と思われがちですが、流星の正体のほとんどは彗星が残していった塵です。
大きさはせいぜい数ミリ程度で大気圏で燃え尽きてしまいます。隕石の正体は小惑星のカケラで、大きなものが地上に落下してきます。
 かつて、繁栄を誇った恐竜が滅んでしまったのは、直径10qを超える巨大な隕石の落下が大きな原因のひとつと考えられています。
プラネタリウム制作室より
 
 環境問題というと、地球温暖化のような地球規模の問題と考えがちですが、実は皆さんの身近なところにも多くの環境問題が存在しているのです。その問題を解決するために重要なことは、まず皆さんがその問題に"気づくかどうか"、そして気づいた問題に"関心を持つかどうか"なのです。これらの考えが地域に広がれば、現在の問題解決や将来の問題の未然防止にむけた活動が生まれるのです。安城市を環境首都にふさわしいまちにするために少し意識を変えてみましょう。
(今回は環境都市推進課より)
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