1等星が7個も あって、きらびやかな 冬の星空。今年は更に 火星と土星に挟まれて、いっそう豪華です。その中でも、一番明るい星を見つけてください。南の空に青白く輝くおおいぬ座のシリウスが見つかりましたか?その右上にはみなさんご存知のオリオン座があります。オリオン座の左肩の赤い1等星がベテルギウス、右下の青白い1等星がリゲルです。

 三つ星をはさんで赤白の星がにらみ合っているかのようで、「源平星」とも呼ばれてきました。さてシリウスとベテルギウスともうひとつの1等星で夜空に冬の大三角をつくってみましょう。こいぬ座のプロキオンが見つかります。おうし座も見つけてみましょう。オリオン座の三つ星を右(西)へ延ばしていくと赤い1等星アルデバランがあっておうしの顔にあたるV字の星の並びが見つかります。さらに西へ目をやるとすばるがあって、目の良い人なら6〜7個の星の集まりであることがわかります。
小惑星探査機 はやぶさ  
「はやぶさ」によって撮影された小惑星「イトカワ」

提供:宇宙航空研究開発機構(JAXA)
 2005年の秋にニュースになった日本の小惑星探査機「はやぶさ」は小惑星の一部を採取して地球に持ち帰るという世界初の挑戦に11月26日に成功しました。そして2007年夏には採取した小惑星のかけらを持って地球に帰還します。4年間にわたる長い旅路です。

 この計画には電気推進エンジン、自立航法、小惑星のサンプル採取・帰還など世界初の試みがいっぱいです。小惑星に着地するための目印に投下されたマーカーには世界各国からの応募者88万人の名前が刻まれています。夢と科学が満載の探査機はやぶさ。帰路の安全を願うばかりです。ところで小惑星を調べると何がわかるのか?彗星や小惑星は約46億年前に太陽系と共に誕生して今もその当時の姿をとどめる言わば太陽系誕生当時の化石のような天体です。詳しく調べることによって、46億年前の宇宙のことが解るかもしれません。
ヒアデス散開星団  
 おうし座のあなたに必見の天体といえば「ヒアデス散開星団」と「すばる」でしょう。ヒアデス散開星団はおうし座の顔をつくる英語のV字の形をした星の集まりです。

「すばる」といっしょに肉眼でも楽しめる天体ですが、双眼鏡で一度お試しあれ!赤い1等星アルデバランはたまたま同じ方向で重なって見えているだけで星団の仲間ではありません。距離は130光年で最も近い散開星団のひとつです。伊勢神にて50oレンズで撮影
金星が最大光度  
 「最大光度」とは金星が最も明るく見えるときに使われる用語で、明るさにして-4.6等です。どのくらいの明るさかというと、なんと昼間でもよく目をこらしてみると見つけることができるほどです。
 最大光度の12月9日頃は太陽から東へ角度にして45度ほど離れたところに金星があります。12月中は、同じくらいの明るさなので、昼間の金星探しに挑戦してみてください。

太陽を直視しないように注意してください!
昼間の金星 11月25日撮影
望遠鏡を使えば昼間の金星も簡単に見られます。
JR安城駅前商店街にて10p望遠鏡で撮影
 
はじめての星空散歩
天文講座 
星空の魅力や天体望遠鏡の使い方を学ぼう!
講師:天文誌の執筆で著名な浅田英夫氏です。
 1月14日(土)「星座の基礎知識」
 1月28日(土)「星や星座のみつけ方」
 2月 4日(土)「使ってみよう天体望遠鏡」
   ( 午後6時30分〜8時30分 )

申込は、12月10日(土)午前9時から 文化センター事務室で受付を行います。
参加費 300円 定員は、一般30人(中学生以下は父兄同伴)
プラネタリウム制作室より
 
久しぶりに天文講座を開催します。初心者の方でも楽しめる内容ですので気軽に参加してみてください。また、日程は決まっていませんが以前開催していた「星と音楽の夕べ」的なヒーリングプログラムの復活も予定しています。乞うご期待。
 いつもこのリーフレットを手がけていただいているM44さんがテレビ出演(12/23ご縁です!)します。M44さんの素顔やリーフレット作成の様子が見られるかもしれません。
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