愛知県碧南市 図書館・瓦・古い街並みがキーワード 「新川東部」で発見する喜び
<古き良き街並みと新しい価値観が混在する魅力の新川東部。かつては大浜村の隅として開発遅れた地であったが、瓦・陶器製造する産業が発展したことにより盛況を見せる。碧南市民図書館・芸術文化ホールの存在が碧南市でも有数のハイソサエティな地区へと進化させる> 芸術文化ホール・碧南市民図書館を中心に並木道が整備され、都会的な雰囲気を目指す地区。 碧南市の代表的産業としての瓦・陶器製造の工場が立ち並ぶ地区。 各地へと向かう街道沿いに発達した古い地区。 新川東部は主にこの3つの地区に集約される。新川東部の古くからある集落は主に、大浜村の端にあるという立地条件から付けられた「浜尾」、 水門橋から西端へと向かう街道に発達した「千福」、そして棚尾村の飛び地であった「西山」である。 共に1600年代から人が住み始めたと言われている。明治の時代に入ると新川流域に瓦製造の工場が進出する。 盛況を極め、港の発展と共に新川の発展に大きく寄与し、昭和の時代には商店街も賑やかとなった。 平成の時代に入ると、碧南市民図書館・芸術文化ホールを擁した「へきなん芸術文化村」が誕生し都会的な魅力をみせるようになる。 古さと新しさの混在した新川東部は散策するに面白い地域といえよう。
<碧南市民図書館>平成5年完成し在書40万冊の収容能力を誇る。テキパキと働く図書館員さん達も。■『碧南市民図書館』へ
<キネマ通り>昭和4年に映画専門館として新川キネマ出来る。閉館した後も名前だけが通りの名として残る。■『キネマ通り』へ
<鼬橋と堀方橋>往時の地蔵祭には沢山の人集まった鼬橋。新川開削の人夫から名付けた堀方橋。■『鼬橋と堀方橋』へ
<千福寺>千福待望の寺院として天保元年に創建。赤瓦築塀の趣と黒板のありがたい言葉に心打たれる。■『千福寺』へ
<かわらのまち>碧南市の代表的産業である瓦・陶器製造の工場が集まる地帯。社会見学気分で歩く。■『かわらのまち』へ
<辻通りのいま>昭和35年には約9割が店舗・事業所だった辻通り。今は寂しくも個性的な店が商いをする。■『辻通りのいま』へ
<地蔵堂と御鍬社>地蔵堂の縁側で一休み。傍らに古い道標。昔も今もここで旅路の休憩をしたのかも。■『地蔵堂と御鍬社』へ
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