11.2017年の練習録

2016年にダラダラ書いていたのが長くなりすぎたので、年の変わり目に同様の頁を起こすことにしました。

 

2017年1月:弾けるかもしれないリストのリスト

昨年末の忘年会につき、こちらの頁にも書いた反省に基づき、リストで弾けるかもしれない曲を探してみました。

・・・3年前に同じようなことを考えた記録はこちらの頁にあります。3年前は大曲志向が強く、スペイン狂詩曲とかに目が行っていたのですが、今回は「昔の仲間との忘年会で弾けるかもしれない」という方に重きを置いてみました。以下は年明けに一応弾いてみたリストです。

ワルツでは、「メフィストワルツ」「忘れられたワルツ」各第3番は、昔ほどは弾けませんが、復活可能な範囲内には居そうです。

「クリスマスツリー」では、「夕べの鐘」「むかし」「ポーランド風」の3曲なら何とかなります。

「聖スタニスラウ」より第1ポロネーズは、簡単(でも大抵どこかで付点リズムにつまづく)ですが、妙にインパクト強いので・・・でも忘年会で徹夜で弾けるなら1曲くらいこういうのが混じってもいいかも。第2ポロネーズの方は、ハワードのテンポで弾くなら簡単どころではありませんが、オクターブと和音の跳躍ができればいいので、速度を上げなければ難易度は下げられます。一応多少は練習した曲ですから復活させる候補には入ります。

「執拗なチャルダッシュ」は昨年末にも一応弾こうとして全然だめだったのですが、もうすこし練習してみるかどうか、練習すれば弾けるようになると考えるかどうか、思案のしどころです。

「巡礼の年第1年」では、この曲集で唯一手放しで評価している「泉のほとり」に年明けからチャレンジし始めました。2頁目以降は今回初めて譜読みしたに近いのですが、ある程度弾けるようにはなりそうです。「オーベルマンの谷」も久しぶりに弾いてみて、意外と弾けることは確認しましたが、この曲を家族以外の人前で自分が弾いている姿は、どうしても想像できないので、忘年会用としては封印継続します。「第2年」でも、これしかない「結婚」の復活を目論んで練習再開しています。

以上、昨年末の主力5曲に加えて入れ代わり弾いています。(ここまで17.01.15)

 

で、そのリストですが、、、

「メフィストワルツ3番」だと、弾けるようになるかもしれませんが、今弾けている曲の幾つかを犠牲にしなければ十分な練習量が確保できない気がしてきました。「聖スタニスラウ」より第2ポロネーズだと、さらにハードルが高そうです。というわけで、この2曲はドロップして、クリスマスツリーから3曲は練習すれば戻るつもりで当面放置・・・・、で、「泉のほとり」に集中して、「結婚」にも少し、と言う配分にしました。

「泉のほとり」は、自分で弾いても一応つながるようになってきて、高い評価は変わりませんが、以前ハワードの全集の紹介頁で書いた「この曲ならショパンだって誇りを持って自分のエチュード集なりに組み込んだと思うのです」というのは違うな、と思い始めています。もしショパンがこの曲を聞いたなら、高く評価したに違いない、とは思うのですが、これはショパンが書く類いの曲ではないです。やはりショパンより遥かに未来志向の曲ですね。

「結婚」は連続オクターブが問題なのは分かっていたのですが、情けないことに、その一頁前の同音形の単音進行も危なっかしさでは似たり寄ったり、です。オクターブだと指使いは考えないので音さえ覚えればいいのですが、単音だと指使いが毎度違っているような気がします。克服するには早い時期に片手練習すべきなのでしょうが、まだ踏み切れていません。

忙しいから2曲に絞ったはずなのに、ふとIMSLPを調べてみて、オラトリオ「キリスト」からの2曲を見つけてしまいました(14巻の解説を参照ください)。「聖スタニスラウ」のポロネーズを入手した時(4,5年前?)にはIMSLPには無かったものです。「羊飼いの歌」を、大したことない初見力を耳の記憶で補いながら(そういう日本人は10人も居ないのかも??)弾いてみると、割と簡単に通りました。しかしこれを練習していくのかな・・・。「泉のほとり」「結婚」と比べて少し長いのは躊躇する材料になります。好みでなければ「だらだらとしたパストラーレに過ぎない」と切って捨てられそうですが、私はかなり好きです。弾く曲としてなら「聖エリザベスの伝説」よりも好き、なのですが、さて。。。(ここまで17.01.29)

 

 
2017年2月:発表会でラヴェルを弾けることになりました

家内が合唱で加わっている教室の発表会が4月9日に開かれることになりました。一昨年にも教室と関係ない私がリスト作曲「クリスマスツリー」より「ポーランド風」を弾かせていただいた(詳しくはこちら)のですが、今回も出演させていただけることになりました。最初に先生からは、「マゼッパとか聞いてみたいわ」と言われたようなのですが、マゼッパは私のレパートリーには入っていません。

「昨年来弾いているのが、ラヴェルとドビュッシーのトッカータ、ショパン=ゴドフスキーのエチュードの1番と24番で、他の人と重なったりしなければ(今回は別の教室と合同なので、そちらからの出演者のレベルが分からなかったのです)、ラヴェルのトッカータを弾きたい」旨を家内にことづけたところ、「それなら是非ラヴェルを聞かせてもらいたい、絶対に重なったりしないから」、と言って頂いて決定しました。

従来から色々弾いている中でもラヴェルを一番頻度多く弾いていたのを、さらに少し増やして、怪しい箇所のもぐら叩きを始めています。その一方で、

リストのレパートリーを増やす方は、結局「結婚」は落として、「羊飼いの歌」を「泉のほとり」と並べて弾いています。この2曲が特に家内に気に入られている、というのも大きいです。

「泉のほとり」では、まだ十分に弾けてない段階で「この曲どぉ?」と聞いたら「まだどういう曲だか分からない」と言われてしまったので、「羊飼いの歌」では、もう少し弾けるようになってから聞いてみよう・・・とボチボチ練習している段階で、家内の方から「この曲を私聞いたことあったっけ?」と聞いてきました。「よそで聞いたことなんか絶対ないよ」と断言できるのですが、こうなるのは、つまり、かなりのお気に入り、ということなのでした。「ラヴェルも嫌いじゃないけど、最後がうるさい」のだそうです。

今で17分くらいかかりますから、日に何度も通しては弾けないのですが、全体に「泉のほとり」より大分簡単です。三重オクターブに突然入るところとか、幾つか用心すべきところはありますが、「泉のほとり」より先に弾けてしまいそうです。どちらも穏やかな曲なのですが、緊張感を伴った穏やかさの「泉のほとり」に対し、あくまでもゆるゆるに穏やかな「羊飼いの歌」です。弾いていて癒されます(?)。(ここまで17.02.11)

 

というわけで、練習時間の半分はラヴェルのトッカータになっています。打率の悪いところを少しずつ改善しています。

「羊飼いの歌」は、忘年会で楽譜見ながらそこそこに弾ける、という当初目標は既にクリアできました。かなりとんでもない集団なので、この曲を知っている人が居ても全然不思議ではないのですが、それでも8割の人は知らないでしょうから、そういう人たちを煙に巻く、程度には今でも弾けます。少々長いのが邪魔ですが、難しくないのは有り難いことです。「泉のほとり」くらいに有名な曲になると、そうガタガタ弾くわけにも行きませんから、更なるレベルアップは必要ですが、それも何とかなるような気がしてきました。

羊飼いの歌」以外の曲は皆5分程度以下なので、弾ける時間を、例えば、ラヴェル → ショパン=ゴドフスキー2曲 → ラヴェル → 泉のほとり → ラヴェル → ドビュッシー → ラヴェル のように使って、ラヴェルの回数を稼いでいます。(ここまで17.02.26)

 

 
2017年3月:発表会で子供二人も連弾することになりました

同じ発表会に子供二人も出させてもらうことになりました。懐かしのアニメソングコーナーを作るので、二人で何かどうですか、と誘っていただき、「ルパンIII世のテーマ」のやさしめの連弾編曲で出演することになりました。楽譜はリンク先より432円也で購入しました。もう一段階難しいこちらに付いているサンプル動画を見て、これのプリモは次男には無理と思い、やさしい方にしました。

プリモが初級、セコンダが中級、となっています。で、ヤマハのいう初級は「バイエル」「ブルグミュラー」前半程度、中級は「ブルグミュラー」後半、「ソナチネ」程度だ、というのですが(出典はこちら)、、、確かに指の動きはブルグミュラー程度かもしれませんが、リズムが圧倒的に難しいです。昨年7月に打ち切る前だと、長男が上級で次男が中級には達していたはずですが、ブランクがあることもあり、このレベルで丁度良かったと思っています。

初見では私にも厳しいリズムで、子供達には手の付けようもなかったようなので、両方のパートのほぼ全小節にわたり、
2と3と4い
みたいな、リズム表記を書き込みました。大きく書いたタイミングで打鍵する、小さいところは休符か抑えたままのどちらか、です。これで練習ができるようになりました。

最初はそれぞれが私と合わせて練習し、まずまず通るようになってからは兄弟で弾かせています。先生にも今月初めに見ていただき、ゆっくりですが通すことができました。次男など「こういう好きな曲なら練習できる、練習が嫌になったのは嫌いな曲ばかりだったからだ」などと申しております。

パパの方は・・・子供達と同じ日に先生宅でラヴェルのトッカータを弾いたのですが、あまりの音の大きさに本人がビビッて最後は大崩壊してしまいました。汚名返上の2回目は一応通りましたが。。。先生宅の楽器と部屋では私が弾くのがそもそも無理、という位の鳴り過ぎではありました。

その後は、さらにラヴェル頻度を上げて練習しています。スラー気味でもいいから手首の上下を極力抑えて、テンポも音量も抑え目の地味目に弾こう、と今は思っています。(ここまで17.03.12)

 

 
2017年4月:発表会です。

4月9日14:00〜、刈谷市総合文化センター小ホール、で発表会です。家内がコーラス、私がソロ、子供二人は連弾で総出演します。その前に、私を除く3人は、青春18きっぷの旅で四国に出かけたので、その間にラヴェルのトッカータを自宅で録音してみました。もし本番が不本意なことになれば、表に出すことになると思いますが、とりあえずこっそりこちらで限定公開しておきます。ビデオの音声はプアなので、別に取った音声と後で重ねています。

・・・二流素人としてはまあまあでしょうか。このアングルとサイズで自分の手を見たのは初めてなので、新鮮でした。かなり指が強いように見えますね。(ここまで17.04.03)

 

さて、本番終了しました。自宅録音と同じく、別に取った映像と音声を後で重ねています。残念に思うところはありますが、こちらを表に出すことにしました。

まずまず落ち着いて出られたものの、途中で加速してしまったところ、スタインウェイが弾きやすいのをいいことに山っ気が出てさらに加速したところ、など、自宅での10テイクのベストと比べると残念なのですが、とにもかくにも大崩壊には至らず押し切れたのだから良しとしましょう。

家内出演のコーラスは多分公開しません。子供の連弾は、多少ミスがあるもまずまず良かったのですが、ビデオの電池残量を読み間違えて、音声(+静止画一枚)しか今のところ手元にありません。こちらは何らかの形で公開予定です。(ここまで17.14.10)

 

というわけで、兄弟連弾の静止画に音を添えたものをアップしました。練習時より落ち着きすぎてかえってミスった、という兄の弁ですが、まずまずと思います。youtubeでも初級のアップロードは少ない(無い?)ようなので、参考にしていただけるかもしれません。

自分で弾く方は・・・いつもと同じ「宴の後」です。

本番が終わっても、まだ相対的には「弾けてる」ので、他の曲よりもラヴェルのトッカータを弾く回数がやはり多くなります。
落ち着いて見直してみて、ショパン=ゴドフスキー2曲の粗さにがっくりしています。もう一度片手ゆっくりから、でしょうか。
ラヴェルのトッカータで、スタカートにこだわると乱れる、のが分かったので、リスト「チャルダッシュ・オブスティネ」もスラー気味に弾いてみると、大分安定することが分かりました、が、この曲ばかりだと飽きが来るかもしれません。
「泉のほとり」「羊飼いの歌」は、多少とも上手くなりそうな程度には練習継続しています。

・・・この2週間ばかり、演奏会前から始めていた「セミラーミデ」への字幕付け(詳しくはこちら)にもっぱら集中していた、というのが本当のところのようです。(ここまで17.04.23)

備忘のため、5月7日の張弦を記録しておきます。下から、E6(残った1本はEsと共有)、昨年切ったG#6の影響をモロに受けたG6-G#6、(近接しているようですがフレームを挟んで)その上のA7-Bb7、です。上2本を切ったのはまだ寒い頃で、しかし2本ずつ残っていたので良いことにしていましたが、4月の演奏会が終わってからEが切れて、これは一本残りなので、たまらず張弦をお願いしました。

 

 
2017年5月:次に弾く曲は・・・

発表会前には出し物を集中的に練習していたのだから、それが済んだら出し物以外の曲に配分を戻せばいいようなものですが、これまで、そんな分かりやすい話になったためしがありません。今回も、譜面台の上に広がりっぱなしになっているのは、「チャルダッシュ・オブスティネ」と「プロコフィエフ:ソナタ7番第3楽章」です。この2曲とラヴェルのトッカータの計3曲が主力、ショパン=ゴドフスキー2曲とリスト2曲はやや後退しました。

「チャルダッシュ・オブスティネ」で特に弾けていなかったのが、(何のひねりもなく)16分音符のパッセージだったのですが、これを「ゆっくり」「片手ずつ」「繰り返して」練習して、大分ましになってきました。それでも「枯野を吹き抜ける一陣の旋風」という理想の姿には程遠いです。

プロコフィエフは、5番のソナタの終楽章をちょっと弾いてみて、ここまで譜読み出来ていなかったのか、と少しショックを受けてから、7番の終楽章を見てみると、こちらは何だかんだ言っても余程まともに譜読みしていた形跡がありました。家内がコーラスを習っている先生が、有名曲志向が強いとすれば、5番では話になりませんから、やはり7番か、となりました。

最後の2頁が大問題になる曲ですが、見方を変えれば、主部に関する限り、最後2頁、もっというと最後から2頁目が弾ければ全部弾けるようなものです。単なる発想の転換なのですが、そう思うと何とかなるような気になるから単純なものです。中間部も重音で下がっていく2箇所だけ弾ければ後は弾けるはずです。というわけで、昔よりはリズムとテンポの安定感が増した状態で練習再開しています。(ここまで17.05.13)

 

 

ラヴェルのトッカータは、元々が追悼曲であるせいか、「宴の後」には向いているようです。「このくらいに淡々と弾きたかったのよね」と思いながら、4分台後半くらいで日々気持ちよく弾いております。「スケ4」も「宴の後」に悪くはありませんが、ラヴェルのトッカータはさらに積極的に「宴の後向き」な気がします。
ちなみに「宴の後」には最高に不向きだったのは、スクリアービンの4番だと思っております。ひたすら高揚する曲で、回顧の念とかは全然似合いませんので。

ショパン=ゴドフスキーの2曲は、どちらもテンポを少し下げて、また良い状態になってきました。「1番」では、一拍目の右手大ジャンプで間が開きすぎないように心がけているのが良いようです。「24番」では一拍目のテヌートを意識して速くならないようにしているのが良いようです。

「泉のほとり」も、インテンポで弾ける速さで弾いてみたら、その昔この曲に最初にあこがれた時の「端正を極めた」というイメージが蘇ってきて、以来そのテンポで弾いています。最初にあこがれた演奏はホロヴィッツで、これは断然速く、今のテンポとは全然違うのですが。「チャルダッシュ・オブスティネ」は少し後退、「羊飼いの歌」は長すぎる分さらに後退しています。ドビュッシーのトッカータは、さほど劣化しない程度には弾いています。

・・・で、今の主役は「プロコ7番3楽章」なのですが、これは次月に回しましょう。(ここまで17.05.28)

 

 
2017年6月:家族に嫌われないために

「プロコ7番3楽章」ですが、以前にも書いたように家内には決して評判よくありません。余り詰まらずに弾けるようになって、多少はマシになりましたが、それでも調子に乗って弾いてしまうと、とにかくウルサイ、のだそうです。弾き手が同じつもりで叩いていても、ラヴェルのトッカータよりも低音が多いこの曲の方が、断然ウルサクなる、のだそうです。

家内に嫌われては、元も子もないですから、とにかく静かに弾くことにしました。
まず、ペダルは元々控えめ(当社比)にしていたのですが、最後2頁にペダルを加えると、ついつい閾値を大幅に越える音にしていまうので、ペダルは最後まで踏まないことにしました。
それでも、気温が上がってきた昨今では、暑苦しくなりかねないので、気持ちの上では、pp〜mp (当社基準)の範囲で最後まで通すようにしています。

叩き過ぎないようにするだけでも打率は上がっています。この上で、さらに最後2頁「片手練習ゆっくり」をやり抜く根気があれば、通して4分で弾けるようになるのかもしれない、という気になってきました・・・が、まだ肝心の「片手練習ゆっくり」が始まっていません。

こんな風に、ダイナミックレンジを下のほうで確保するよう心がけてみると、他の曲でも今までが叩き過ぎだったかな?という気になってきました。ペダルをほぼ踏みっぱなしである点が異なりますが、ショパン=ゴドフスキーの1番も「気持ちの上ではpp〜mp」まで落としています。そこまでの抑え方ではないですが、ラヴェルのトッカータでも、発表会のときより一段階は静かめで弾いています。どの曲でも特にフラストレーションが溜まるようなことには今のところなっていません。(ここまで17.06.11)

 

長男が「テスト週間」に入って、生ピアノは少し自粛しています。そこでプロコ7番3楽章を久しぶりに電子ピアノで弾いてみました。久しぶりに遠慮なく叩いてみて、気が付くところがありました。
今度は、音価長めで、pesante(重苦しく)を指向しています。音量は控えめのつもりでも大分上がって、mp〜mf 時々 f、くらいでしょうか。こうやってみると、ソコロフとかリヒテルとか、プロの中では比較的遅めの演奏の2歩手前くらいの感じが出てきました。これで怪しい箇所を退治して2割、せめて1割だけ速く弾ければ・・・
リズムとテンポが安定するようになって、ようやく練習できるようになってきた、とは、つくづく思います。視力と反射神経が衰えてきても、こういうところでまだ伸び代があります。若い時からリズムとテンポが取れていたら、もっと色々な曲が弾けていただろうとは思いますが、こんな伸び代は残ってない、ということになったのでしょう。

これだけ、プロコ7番3楽章が盛り上がると、どうしても他の曲は圧迫されます。ラヴェルのトッカータはまだ弾けてますが、細かいところへの集中というか執念が切れかけているのも感じます。こういう風にして演奏会に出した曲が弾けなくなっていくんだったっけ、という気がします。ピークは先月だったのでしょう。

ショパン=ゴドフスキーの2曲は、それなりに再浮上中、この2曲を練習することで、左手の基本性能が大幅向上したのは間違いないので、練習曲だと思ってゆっくりしっかり弾くように心がけています。それでもミスタッチ満載ですが。(ここまで17.06.18)

 

 

 
2017年7月:やっぱり他の曲も弾いてみたい

ラヴェルのトッカータ、ショパン=ゴドフスキーの2曲は、また少し上向いていますが、主力はやはり「プロコ7番3楽章」です。

この曲の版違いがあるのか等を確認したくなり、ポリーニの楽譜つきyoutubeを見てみましたが、出てきた楽譜は毎日見て弾いているのと同じものでした。それはともかく、

横で聞いていた家内が「これ速いねぇ」というので、それならば、とプロの中の遅い方代表のソコロフをそれとなく聞かせたところ、最後のところで「やっぱりこの曲うるさいねぇ、演奏会に出そうとして集中練習されたら耐え難くなるかもねぇ」・・・・私が秘かに目指していた方向性なのですが、ソコロフの叩き込むような迫力が、ポリーニの演奏にもまして「うるさい」という印象になるようです。

そんなこともあって、またまた小音量で軽く弾く、に戻してみたりして、かなり安定してきました。4分台前半ならそう不細工にならずに弾けそうにはなってきました。が、そうなると、やや飽きも出てきまして・・・。もとよりソナタの中の一つの楽章なのですから、単独では単調になっても文句は言えません。

そこで、この楽章とは相性最高のはずの、同じ曲の第2楽章を譜読みし始めてみましたが、ゆったりの割りに面倒なこの曲を相手にしては、やる気が続きそうに思えず、早々に中断しました。

結局、「プロコ5番第3楽章」に戻ってきました。作品38の初稿と作品135の改訂稿がありますが、私が弾きたいのは改訂稿の方です。7番第3楽章より演奏時間ではちょっと長いだけですが、楽章内での変化はずっと豊かになります。

基本はハ長調であるものの臨時記号多数で、それも「同じ小節にシャープフラット混在」が多数で、読みにくいのですが、性根を入れて譜読みする、というのが今回初めて出来つつあります・・・アルベニスとかに比べたら、物の数に入らないような譜読み難易度なのでしょうが。

いずれ指使いをきっちり決めて、楽譜にも書き込んで、とすれば、最後以外は何とかなるでしょう・・・・最後のところは、「7番3楽章」にも乗りの良さで匹敵する、それはそれは大好きなところなのですが、単純に運動神経が求められてしまうので、練習を重ねても出来る範囲でしか出来ない、ということは予想されます。(ここまで17.07.02)

 

プロコ5番第3楽章の目鼻がついてきた・・・ところで、いきなり第1第2楽章にも手を出してしまいました・・・。私にとって、7番は、「どのように弾いてくれるか楽しみな曲」なのですが、どうも5番はシンプルに「好きな曲」のようです。それなりに譜読みの面倒な第2楽章同士で、5番の方は我慢して読んでしまったのは、費用対効果で5番の方が上回りそうだったから、でしょう。

プロコフィエフのソナタ全9曲で、この2曲が一番好きで、次いで3番9番2番、の順でしょうか。9番は最初2楽章だけ人前で弾きました。当時で弾けそうなのはこれしかない、というのが大きかったのですが。「戦争ソナタ」でも6番8番はピンと来ません。こちらのピアノの先生とは好みが全然違います。
ちなみに、交響曲だと好んで聴くのは結局1番5番だけ、ピアノ協奏曲なら最初3曲、バイオリンソナタはどちらも好きだけど特に1番、バイオリン協奏曲なら1番、オペラなら、修道院での婚約>炎の天使>賭博師>三つのオレンジ>戦争と平和、バレエなら「ロミオ」も「シンデレラ」も好き(石の花は知らない)、となります。

プロコフィエフの中でも、ヘンテコ度はかなり高い部類のになるので、家族受けが心配でしたが、第3楽章の後半、Poso meno mosso での「割れ鐘の鳴らし放題」が一区切りついた後の Piu mosso の音形(↓ クリックで拡大)

を、次男と家内が同日に鼻歌にしたので、この楽章の家族受けは大丈夫なのでしょう。

第3楽章のヘンテコは「割れ鐘鳴らし放題」のところに特に集中していますが、第2楽章は最初から最後までヘンテコ、これはむしろヘンテコが薄まっているのかもしれません。第1楽章は長めの展開部が丸々ヘンテコで、これの家族受けが本当に大丈夫かどうか、暫くは様子見です。

譜読みが出来つつあるところ、というのは一番楽しいのですね。7番3楽章すら追いやられ気味、ラヴェルのトッカータはそのまた向こう(その割には安定しています)、ショパン=ゴドフスキーの2曲は、練習曲と思って欠かさないようにしている状態、となり、リストはこの1週間多分一度も弾きませんでした・・・・・。(ここまで17.07.09)

 

プロコ5番、第3楽章は、最後の派手なところと、あとは左手の伴奏音形が広がって指くぐりが必要になる箇所、その辺りを除けば大体弾けます(弾けないところがとことん弾けてない、ともいう)。第2楽章も大体弾けるようになりました。シャープフラットが頻発してもリズムが単純だと簡単になるようです。第1楽章はまだ目鼻がついたとは言えません。5連符でテンポが不安定になってから拍子が6/4に変わるところで毎回討ち取られています。

「この曲ヘンテコじゃない?」と家内に聞いたところ、「うるさくないから平気」「他の曲もヘンテコだから、この曲が特にヘンテコとも思わない」と、7番3楽章よりは余程好評のようです。その7番3楽章と、ラヴェルと、ショパン=ゴドフスキー2曲、の状況も余り変わっていません。(ここまで17.07.23)

 

 

 
2017年8月:ヘンテコの受容

あっさりと、ヘンテコ=プロコの5番=が主力に収まりました。

あらためて家内に、最初から最後までヘンテコな「第2楽章」と、「幽霊みたいな曲」=フォーレの舟歌10番と、を比べてもらいましたが、

「もうヘンテコには慣れた」
「暗くないからいい」

「幽霊の曲は、暗いでしょ?」
「元気の無い時に聞くと落ち込むし、、、元気な時に聞いても、やっぱりどんどん落ち込んでいきそうになる」

・・・フォーレ舟歌10番の不評ぶりを再確認することになりました。こちらも、たま〜には弾いているんですが。

プロコ5番は各楽章とも、家族全員から、弾いてるのに合わせて鼻歌を添えていただいております。おとぎ話をするかのごとく、そうっと始まり、そこに怪物やらなにやら闖入してくるような感じでしょうか。「人生」だの「内省」だのとは無縁な曲ですが、穏やかなのが良いようです。

第1楽章も、こけずに通る範囲が増えてきましたが、展開部の左手フラット系/右手シャープ系の複調のところ(その冒頭は左手変ロ長調/右手ホ長調と考えて良さそうです)とか、展開部最後の両手交差しっぱなしのところとか、まだこけてます。後者は譜読みし始めたときから、2段楽譜の上下を入れ替えた楽譜を作ってしまおうか、とも思っていたのですが、何とか成るだろ、と楽譜通りに交差で弾くことにして、しかし高い音が下段に書いてある状況に適応しきっていません。右脳と左脳の間で普段使っている以上の情報交換をした挙句に溢れているような気がします。

第2楽章(wikiには変ト長調とあり、確かに末尾はその通りですが、それでいいのでしょうか? 両端楽章の主調はハ長調で間違いありません)は大体大丈夫、楽譜にペダル指示もありますが、敢えて全曲ペダル踏まずに弾いています。第3楽章はむしろペダル多目にしています。最後のところは(左手分散オクターブも大変ですが)右手オクターブが、特に白鍵に下りるところで当たりません。

ラヴェルのトッカータが、ショパン=ゴドフスキーの2曲と共に3番手グループになって、むしろ安定してきたような、です。

2番手の立場が一番苦しいようで、「プロコ7番3楽章」には苦戦中、怪しい箇所ははっきりしているのですが、そこに集中する気力が不十分です。(ここまで17.08.06)

 

 

 
2017年9月:年末が気になりだして

8月は、計画していた槍ヶ岳登山と帰省、さらには老犬サミーの危篤も加わり、練習できない時期が続きました。

*7月末から危篤に陥っていたサミーは、槍ヶ岳に行っている間は動物病院で息を繋ぎ、その後もしばらく頑張っていましたが、8月25日に見送りました。

久しぶりに弾いてみると、直前に一番弾いていたプロコ5番は、「一度離れてみて見直してみる効果」でしょうか、むしろ以前より弾けたのですが、そういう効果はもう期待できない、ラヴェル「トッカータ」、プロコ7番第3楽章、ショパン=ゴドフスキーの2曲、は軒並み駄目です。

この中でもラヴェルが特に「もったいない」と思ったので、優先順一位に暫定的に戻すと割りと簡単に復帰しました。楽譜を見て弾いているプロコ5番と同じ椅子の位置になってしまっていたのも良くなかった様で、離れて座るように意識して大分良くなりました。他のも徐々に戻っています。

というところで、そろそろ年末の昔の仲間との忘年会が気になります。プロコの5番は、子供の発表会に出せるような代物ではないヘンテコですから、もしかしたら仲間内でも初演になるかもしれませんが、その他にも自分としての新作を幾つか持っておきたいところです・・・上記の曲は、プロコ5番以外は全て昨年末に弾いているので。

そこで、しばらくお休みしていたリストを掘り返してみました。「泉のほとり」は何とか成りそうです。「キリスト」より「羊飼いの歌」は、何とかできるかな、というところです。(ここまで17.09.03)

 

 

 
2017年10月:さらに色々ありまして

9月上旬から「やまつみ」を始めて、しばらくしてそれどころではなくなったあたりはこちらに書いたとおりです。一区切り付いてふり返ってみますと、9月に弾いていた曲はそれぞれまずまずですが、しばらく弾くのを「忘れていた」サンサーンス=ゴドフスキー「白鳥」、リスト「チャルダッシュ・オブスティネ」は、ちょっとヤバい状態です。

忘年会での私の目玉候補のプロコの5番では、第2楽章でソステヌートペダルを使い始めました。どうにも抑えられない1小節でます使いましたが、その他にも、もう少し伸ばしたいところが何箇所かあるので使いたい、のですが、そういうところは踏むタイミングがよりシビアになり、事実上ソステヌートペダルを使ったことのない私には高いハードルとなっています。
最後の方の、楽譜にペダル印があるところでは素直に踏むことにしました。全曲を通して「造物主のあずかり知らぬところで出来ちゃった何者かのお話」みたいな響きがありますが、その「何者か」がはっきり見えるのが、第2楽章ではこの箇所になります。第3楽章の「割れ鐘鳴らし放題」は、お話の語り手が「何者か」に変容してしまったところ、と思うことにしています。それはともかく、
それに続く問題の Piu mosso では、テンポを上げすぎないようにしているのですが、それでもオクターブが当たりません・・・(ここまで17.10.08)

 

先週亡母の納骨を済ませました。あれこれ慌しく、やまつみ用アクリルカバー自作にも苦戦していて、更新ネタに乏しい中で、プロコフィエフのソナタ第5番第2楽章でのソステヌートペダル(真ん中ペダル)の踏み方紹介、という超マイナーネタで膨らましてみます。

どうにも抑えられないのが、65小節目の右手(下左、クリックで拡大)。楽譜に指使いが書いてありますが、これは無理でしょう。ソステヌートペダルを踏めるタイミングが、1拍目を抑えてから3拍目までの間にたっぷりあるので、とりあえずここは踏むことにしました。
 
これで味をしめて、伸ばすのを諦めていた他でも導入しました。上右(クリックで拡大)は21小節目からですが、左手のスタカートを生かすのであれば、右手の上のオクターブを伸ばすのはほぼ不可能・・・右手の下の音を左手親指で取って伸ばすというのは普通には無理だと思います・・・なので、上のオクターブは単なる前打音にすると割り切っているのですが、それでも右手の下の音は一杯まで伸ばしたいところです。ここでソステヌートペダルを踏むのですが、1拍目の後か2泊目の後か、左手が離れている時に踏まなければいけないので、65小節目よりは余裕ありません。足に意識が行ってしまって左手がついていかなくなったりしていましたが、ようやく慣れてきました。同様音形がもう一箇所あります。

上(クリックで拡大)は88小節目から。5連符を弾いている間一杯に上の音を伸ばすのにソステヌートペダルを踏んでいます。オタオタしてしまう点では21小節目以上でしたが、こちらもようやく落ち着いてきました。90小節目がページの最後で、ここでソステヌートペダルを踏むと右手で楽譜をめくれる、というメリットもあります。

年末に向けてリストの曲がどのくらい弾けるか確認中ですが、、、「クリスマスツリー」でも「むかし」は既にギブアップ、「夕べの鐘」「ポーランド風」でも再建可能かどうか迷うところ、「泉のほとり」は何とかするつもり、「キリスト」より「羊飼いの歌」は何とかなりそう、あとは「聖スタニスラウ」より第1ポロネーズ、くらいでしょうか。ショパン=ゴドフスキーとか、能力以上の曲をつっこんだ結果、自分自身のキャパが溢れている、と感じています。(ここまで17.10.22)

 

 

 
2017年11月:結局は優先順位の問題で

少し上に ”「クリスマスツリー」でも「むかし」は既にギブアップ” と書きましたが、あっさり再開しました。「クリスマスツリー」からのこの3曲の「費用対効果」が「泉のほとり」より大分良いということを再認識したのです。「夕べの鐘」なら2頁目だけとか、必要なところに絞って練習すれば一段と費用対効果が良くなります。「むかし」は一応全3頁とも要練習ですが、ゆっくりを意識して練習していたら難なく「泉のほとり」を追い抜いていきました。この曲の「抑えた情念」も大好きです。

「泉のほとり」は、細かく変化していく和音をもう少し覚えていかないと、まともに弾けるようにならないのだろう、と思い始めましたが、その覚えていられるキャパが限界近くのようで・・・「キリスト」より「羊飼いの歌」も、これからどれだけ時間をかけられるか、です。リストでは「チャルダッシュ・オブスティネ」「結婚」は年末封印確定です。

ショパンは・・・この1年「スケ4」を1度でも弾いたんだろうか・・・その場次第ですが、全て年末封印、のつもりです。スクリアービンも弾けるものがありません。サンサーンス=ゴドフスキー「白鳥」はなんとかできるんでしょうか?

プロコ7番第3楽章は、3大問題箇所のうちの前二つ、両手で重音で降りてくるところ2箇所、を1時間ほど集中練習して大分マシになりました。左手親指のポジションが定まれば落ち着くらしいことを理解できたのは収穫です。最後の問題箇所は最後から2頁目ですが、これは程々でいいことにします。こうしてみると、プロコ5番全3楽章がこのところ一番恵まれているようです。(ここまで17.11.12)

 

「泉のほとり」結局、多少ムキになって覚えようとし始めました・・・細かいっっ。分かれ道が多すぎっ。これはこういう難しさの曲であったことよ、と実感中です。同じような種類の難しさの曲というのを思いつきません。これと比べれば、「クリスマスツリー」の3曲なんか簡単なもの、のはずなのですが、一昨年には演奏会でも弾いた「ポーランド風」が今一つ安定しません。「むかし」は大丈夫です。今はこれが一番好きです。「羊飼いの歌」はマイナー曲ですから、忘年会があればその場で弾くのでしょうが、非常に怪しいままです。

ラヴェル「トッカータ」はまずまず大丈夫ですが、ショパン=ゴドフスキーの1番の冒頭近くで記憶が一度飛びました。年なのでしょうか。「泉のほとり」を詰め込んでオーバーフローしたのでしょうか。同24番も頭打ちのままです。

プロコフィエフの2曲と言うか全部で4楽章は、いいほうです。その他弾けるとしたらバッハ=ラフマニノフの無伴奏バイオリンパルティータ3番のプレリュードくらいなもので、ドビュッシーの「トッカータ」も今年は止めておいたほうが良さそうです。(ここまで17.11.26)

 

 

 
2017年12月:年末出撃予定

関係者以外には本当にどうでもいいことですが、年末の集まりが29日に決まりました。問題なく行けたとして(行けるはずですが)、
確実に弾くのはプロコの5番、になりましょうか。
非常に危なっかしいのですが、リスト「泉のほとり」「羊飼いの歌」(オラトリオ「キリスト」より)も、「今年譜読みした組」ですから、結局は出すのでしょう。
「クリスマスツリー」はいくつか一昨年弾いたような気がしますが、これは「夕べの鐘」「むかし」「ポーランド風」の3曲とも出すでしょう。同じく一昨年に弾いたプロコ7番終楽章はどうしましょうか。
ラヴェルのトッカータとか、ショパン=ゴドフスキーの1番&24番とか、昨年弾きましたがこれも多分弾くのでしょう。
あとは・・・無理しないでおきます。

ずーっと弾けてない箇所の集中手当てをやったりしましたが、手遅れですね。ショパン=ゴドフスキーの24番の両手重音アルペジオなんか、随分よくなってもまだ全然、です。「泉のほとり」「羊飼いの歌」も怪しい部分は怪しいままですが、諦めるしかありません。(ここまで17.12.26)

 

で、予定通り29日に東京に行ってきました。今回は久しぶりの旧友が集まった上に、若者ジャズ集団も同じ店で忘年会になり、いつも以上の盛況となりました。お互いツイッターで知り合ったというジャズピアニスト達(年齢は我々の約半分)は、私なんぞより遥かに弾けるのですが、それでもピアノで食べていけるわけではなさそうで、まあ、厳しい世界です。それはともかく、

上に挙げた曲は全部弾いた上に、リスト「オラトリオ”聖スタニスラオ”より第1ポロネーズ」、バッハ=ラフマニノフ「無伴奏バイオリンパルティータよりプレリュード」、ドビュッシー「トッカータ」、リスト「メフィストワルツ3番」(途中カット)、リスト「忘れられたワルツ3番」(さらに一段とボロボロ)、まで弾いてしまいました。

プロコ5番はまずまず、7番3楽章の「最後までノンペダル」は不評でした。ラヴェルのトッカータは、テンポ控えめを意識して弾いて本人的にもかなり上手くいきました。一年前には暗譜していたドビュッシーでは予め楽譜を出し、崩壊はせずに最後まで辿り着いた程度の出来でしたが、「もう一つ、プロコのトッカータは弾かないのか?」と言ってもらったので、こちらもまあまあだったのでしょう。ちなみに、プロコのトッカータは弾けそうな気がしません。

バッハ=ラフマニノフも一年前には及ばないながら、こちらは暗譜で最後まで無事に通り、ショパン=ゴドフスキーの2曲は一年前よりは大分弾けました。リストで練習していた曲はそれなりに受け入れられましたが、それよりずっと受けたのは「第1ポロネーズ」でした。まりんきょ氏にフォーレ「舟歌10番」をリクエストして弾いてもらった後に、陰気曲つながりで出したつもりでしたが、皆さんには陰気曲以上の「謎曲」となったようです。

始発ならぬ二番電車で帰りました。元気の続く限り、年に一回はこうして集まれたら、と思います。(18.01.05)

2018年分はこちら

 

TOPへ クラシックの部屋へ