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現地活動

2012年  2004年  2003年  2002年現地活動報告

 2002年4月末、サーベ代表ら3人がアフガニスタンを訪ね、約1週間にわたって現地調査をしてきました。代表にとっては22年ぶりの祖国。カブール空港に降り立った途端、「懐かしい土の香り」に誘われ、大地に口づけるサーベ代表を、空港職員たちが「お帰りなさい」と、抱きかかえて迎えてくれました。


(朝日新聞:武田剛)
 四半世紀ぶりに訪ねた故郷の街は、まるで古代遺跡のようにボロボロでした。長年続いた戦闘で、ありとあらゆる建物は破壊し尽くされ、母校の校舎は銃痕で蜂の巣のようになっていました。がれきの前には、物乞いの子供たちが集まり、呪文のように「バクシーシ(お恵みを)」と訴え続け、代表らを取り囲みます。みんな服は破れて穴だらけ。次々と差し出される手は土にまみれ、真っ黒でした。
 物乞いの子供の多くは、親を戦争で失った孤児たちです。タリバーン政権が女性の就労を禁じていたため、母子家庭も収入の道が閉ざされ、大勢の子供が道端で物乞いを強いられているのです。
 調査団は、アフガニスタン暫定政権の幹部や孤児院などを訪ね、今後の活動の可能性を探りました。その結果、内戦時に多大な被害を受け、今でもほとんど援助が届いていないカブール郊外の村を中心に、支援活動をする方向で検討を始めました。

 対象の村は、カブールから西へ5キロほど離れたダシュティ・バルチーです。戦闘によって廃虚と化した村ですが、逃げ場のない大勢の村人たちが、がれきの中でひっそりと暮らしています。両親を失った孤児が多く、村人からは孤児院の建設を求める声が多く寄せられました。村の中に700坪ほどの候補地を見付け、孤児院の建設を目指すことにしました。
 施設では、長年、学校で学ぶことができなかった女子を受け入れます。まずは数十人でスタートし、徐々に規模を広げ、できる限り大勢の子供たちを迎えたいと思っています。自立のために、アフガニスタンの伝統的な織物や刺繍、パソコンの技術などが学べる学校も併設。日本語や英語も教え、将来、日本とアフガニスタンの架け橋になれる人材も育てたいと、構想はふくらんでいます。
                 
                     
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