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現地活動 2012年 2004年 2003年 2002年現地活動報告
物乞いの子供の多くは、親を戦争で失った孤児たちです。タリバーン政権が女性の就労を禁じていたため、母子家庭も収入の道が閉ざされ、大勢の子供が道端で物乞いを強いられているのです。 調査団は、アフガニスタン暫定政権の幹部や孤児院などを訪ね、今後の活動の可能性を探りました。その結果、内戦時に多大な被害を受け、今でもほとんど援助が届いていないカブール郊外の村を中心に、支援活動をする方向で検討を始めました。 対象の村は、カブールから西へ5キロほど離れたダシュティ・バルチーです。戦闘によって廃虚と化した村ですが、逃げ場のない大勢の村人たちが、がれきの中でひっそりと暮らしています。両親を失った孤児が多く、村人からは孤児院の建設を求める声が多く寄せられました。村の中に700坪ほどの候補地を見付け、孤児院の建設を目指すことにしました。 施設では、長年、学校で学ぶことができなかった女子を受け入れます。まずは数十人でスタートし、徐々に規模を広げ、できる限り大勢の子供たちを迎えたいと思っています。自立のために、アフガニスタンの伝統的な織物や刺繍、パソコンの技術などが学べる学校も併設。日本語や英語も教え、将来、日本とアフガニスタンの架け橋になれる人材も育てたいと、構想はふくらんでいます。 2012年 2004年 2003年 2002年現地活動報告 |