|
2012年 SAC支援の輪
(1)千葉県立佐倉南高等学校 人権講話
|
アフガンの服装について説明する稲葉
事務局長 |
1月19日(木)稲葉事務局長は「アフガニスタンの孤児と女性、そして平和」と題しアフガニスタンでのセーブアフガンチルドレンの会の支援活動の実態、女性の服装、学ぶ理由、アフガニスタンの国語(ダリ語)等について講演を行いました。
(長田先生のお手紙抜粋)
先日はお忙しい中、貴重なお話をいただき、誠にありがとうございました。生徒だけでなく、職員にも大変好評でした。−中略―
今後同様な機会がありましたら、ぜひ声をかけさせていただきたいと思っております。また、今回の講演のことを、他校の先生方に積極的に伝えていきたいと考えています。そのことで、少しでも支援の輪が広まっていくことの力になれればと存じます。―後略―
(2)日本汎太平洋東南アジア婦人協会 愛知支部
太平洋および東南アジア地域の女性が、お互いの理解と友情を深め、協力し合って社会問題及び女性の問題の研究と改善に努め、ひいては世界の平和に寄与することを目的にさまざまな活動に取り組んでいる日本汎太平洋東南アジア婦人協会のパシイワ(略称)愛知支部は2月25日(土)観光ホテルにおいてチャリティ・バザー・オークションを開催しました。本会から須田理事が当日のバザーを手伝わせていただき、心のこもった長年の支援に対し感謝の意を込めて挨拶しました。席上、アフガニスタンの孤児たちへの支援金をいただきました。
(3)城東ライオンズクラブ
|
山田会長より助成金の贈呈 |
4月25日(水)サーベ代表はルブラ王山で開かれた第1076例会に出席し、心温まる助成金をいただきました。席上、サーベ代表は「皆様の温かいご支援のお陰で、子どもたちにもやっと笑顔が戻ってきました。アフガニスタンの地で支援活動ができますのもライオンズの皆様の優しい心のお陰と深く感謝しています」とお礼の言葉を述べました。
(4)椙山女学園高等学校 人権講演会
|
講演するサーベ代表 |
サーべ代表は5月16日(水)椙山女学園高等学校の生徒さんたちを前に「アフガンの女性と子供たち」と題し、アフガンの現状、今を生き抜く女性や子どもたちについて講演を行いました。
(5)江南市体操協会
|
開会式であいさつするサーベ代表 |
サーべ代表は10月27日(土)江南市体育館で開催された江南市民体操祭の開会式に出席し、長年にわたるご支援に感謝の気持ちを込めてお礼の挨拶を述べました。また、その際心温まる支援金をいただきました。
(6)安城市立祥南小学校・安城市立高棚小学校
|
|
講演するサーベ代表 |
ダリ語を説明するサーベ代表 |
11月27日(火)サーべ代表は両校において「『せかいいち うつくしいぼくの村』の今」と題して講演を行いました。
真剣に話を聞く子どもたちを前に、サーベ代表はアフガニスタンの現状や懸命に生きるウミードの子どもたちの様子、その子どもたちを支援しているセーブアフガンチルドレンの会の取り組みについて話すとともに、勉強できることの喜び、大切さなどについて切々と伝えました。
(7)東海レディス・プラザ
「世界の恵まれない人々に善意の輪をひろげよう」の理念のもとに活動を行っている東海レディス・プラザの40周年記念式典・懇親会が12月6日(木)ウェスティンナゴヤキャッスルで開催されました。本会のサーベ代表も招待され出席し、これまでのご支援に感謝の気持ちを伝えました。席上、セーブアフガンチルドレンの会への支援金をいただきました。
(8)PHP友の会 東海地区本部
12月9日(日)「第2回PHP東海地区大忘年会」が名鉄ニューグランドホテルで開催されました。 本会のサーベ・ファタナ代表は招待され、長年支援していただいている皆様に感謝の意を伝えるとともに、親しく歓談し、親交を深めることができました。その折、「全国PHP友の会・PHP思いやり運動」よりNPO法人セーブアフガンチルドレンの会に寄付金が贈呈されました。
(9)講演会に寄せられた感想、作文
安城市立祥南小学校 5年
|
寄せられたお手紙 |
「セーブアフガンチルドレンの会の話を聞いて」
安城市立祥南小学校 6年
今回このお話を聞いて思ったことは、私と同じ12才でも働かなくてはいけないこととか、ご飯が少なくてとっても大変でかわいそうだと思いました。特に、女の子、女性に関しては、学校に行けず外にも出ることが出来ない状態だと聞いてびっくりしました。お母さんが教育を受けていないから、自分の子どもを守ってあげることができないのは本当につらいと思います。
|
色鉛筆で絵を描くアフガンの
子供たち |
私は学芸会で学んだ『平和であることのありがたさ』『何不自由なく暮らせる幸せ』をもう一度改めて感じることができました。たしかにとっても大事な言葉だなぁと思いました。
アフガニスタンに学校ができたのはとってもうれしいことだし、「日本が支えてくれたから」と言われてうれしくなりました。
私はアフガニスタンのみんなのために物を大切にすることに心がけます。例えばふだん学校で使う文房具とかでもアフガニスタンの人達にとっては宝物と聞いたので、最後の使えなくなるまでちゃんと使いたいと思いました。今回のサーベさんのお話は絶対に忘れません。同じ星で生きていく以上、助け合って協力していかないと、と思いました。
安城市立高棚小学校 4年
サーべ ファタナさんへ
わたしは、アフガニスタンという国がそんなに貧しい国だとは知りませんでした。
わたしは去年ぐらいまで、ガールスカウトというボランティアのような活動をしているところにはいっていました。その行事で『ユニセフ募金』を何回もやったことがあります。でもその募金は貧しい国の子どもを救うと聞いたけど、どの国とかは知りませんでした。アフガニスタンのような国だと思います。
わたしは『ぼきん』って大事だなと思いました。こんなことを思わせてくれたのはサーべさんのおかげです。ありがとうございました。
安城市立高棚小学校 5年
|
寄せられたお手紙 |
「アフガン国際理解講演会感想」
岡崎市立美川中学校生徒さんたちの感想
◆ 平和という意味が私の中ではいろいろおいしいものが食べられて家族がいて、幸せな生活をおくるという意味だと思っていたけど、よくよく考えると、平和という意味は生きることだと思いました。なので、簡単には死にたいとか言わないようにしたいです。2年
◆ アフガンの事は全然知らなかったけど、給食のときに流れたビデオや今日の講演を聞いてよく分かりました。僕たちは当然のようにコメを毎日ぱくぱくと食べて 「これ!嫌い。」とか「これだけたべるー。」とかわがまま言っているけど、米一粒で、『もったいない』とか、改めて、そういう子たちもいるんだと思い、食物だけでなくいろいろなことを大切にしていきたいと思います。 2年
◆ サー ベさんのお話を聞いて、自分たちと同じ中学生が困っていると聞いていたが、生の声を聞いて、本当にすごく大変な生活を送っていて、自分たちはどれだけ裕福な生活をしているんだということを考えさせられました。今日は本当にあったエピソードを組み合わせて、僕たちに分かりやすくアフガンの現状を教えてくださりありがとうございました。僕も将来困って人たちを助ける仕事に就こうと考えています。今日の経験を活かして、これからもボランティアなどに努めていきたいと思います。3年
「人権講話を聞いて」
千葉県立佐倉南高等学校 2年
今日の人権講話を聞いてとても印象的だった言葉は「勉強は夢を広げる時間」という言葉でした。ビデオの中でアフガンの子どもたちが先進国の支援を受け、それでも整っているとはいえない教育環境の中で夢に向かって生き生きと頑張っていて、勉強ができることに感謝している姿はとても純粋だと思いました。日本では読み書きは小さい頃から習えるし、義務教育があって勉強することは当たり前。だから中には勉強を嫌う人が多いと思う。
|
アフガンの民族衣装 |
しかし、アフガンのような大人になっても読み書きすら勉強できる環境がない国もある。そのことを知って少なくても僕は勉強できることに感謝しようと思った。ビデオの中のアフガンの子供たちの姿を見て何かを感じた人は他にもたくさんいたと思う。今回の人権講話は学ぶ事が多くあってとても勉強になったと同時に世界の生活や宗教についてもっと学びたいと思った。ただ日本で講話を聞いたり本を読んだりするんではなく、自分で現地を訪れて、その国を見たり、現地の人と話しながら学びたい。自分はまだ井の中の蛙なんだと実感することができた人権講話でした。
「人権講話を聞いて」
千葉県立佐倉南高等学校 3年
アフガニスタンだけでなくアジア全体にいえることだが富裕層と貧困層の格差が激しいというのが問題になっていると聞いたことがあり、今回のビデオや話を聞いて本当なんだなと思いました。
アフガニスタンやカンボジアといった比較的貧しい国々は、地雷の恐怖におびえ、字を書くことも読むこともままならない状態で、大変深刻であることがはっきりしました。男女の格差をみると戦前の日本みたいに感じました。勉強したいのに貧しくて勉強することができないアフガニスタンの子どもたちと勉強が嫌いだけど勉強する日本の子どもたちと比べてみるといかに日本が恵まれているのかがよくわかりました。
しかし、アフガニスタンの一部の人や日本のNPOの方の支援で学校ができて文房具が支給されて勉強に勤しむことができて本当に良かったと思います。また日本以外にもドイツなどの先進国がこのように支援していることは非常によいことだなと思います。
|
勉強に夢中の子供たち |
今日こうして稲葉さんのお話を聞いて「裕福」とはいかにいいことなのかを学び感じることができました。貧困な発展途上国が多い世界情勢の中で、日本とその他の先進国がいかに恵まれ、暮らしているかがよくわかりまし
日本以外に7か国の先進国が支援していると稲葉さんがおっしゃっていましたが、僕はもっとたくさんの先進国に支援をしてほしいと思います。日本も大震災の経験からがれきの山々が積まれた状況を見ているので日本もアジア諸国、アフリカ諸国に支援をしてあげてほしいと思います。
「人権講演を聞いて感じたこと」 椙山女学園高等学校 1年生
私達は本当に幸せだと感じました。アフガンの子どもたちはすごく純粋で希望を持っていると思います。そんなたくさんの希望を私も私なりに助けたいと心から思いました。サーべ先生は私のこの今思っているだけのことを自ら立ち上がって実行へと移していて偉大な方だと尊敬しました。
|
講演するサーベ代表 |
今、私はたくさんのボランティア活動をやって、親とぶつかったりし、本当にこの活動をすることに意味があるのかと悩んでいました。でも、今回サーべ先生の講演で最後に言っていた「ボランティアは自分の心の支えになり心豊かになる。内面を成長させることができる。」という言葉で迷いはなくなりました。本当にこの講演を聞けてよかったです。感謝しています。
|