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報告会
セーブアフガンチルドレンの会(SAC)
09年活動報告会のお礼と報告
平成21年11月8日 つながれっとNAGOYA(男女平等参画推進センター)
本年の活動報告会は皆様のお陰で、和やかな雰囲気で行うことが出来ました。また会の活動のために大変貴重なご意見などをいただき有意義な会になったことに感謝しています。
・サーベ代表挨拶
この8年間、支援者のみなさまのおかげで支援活動を続けてくることができたことを感謝しています。子供たちから「ウミード」で安心して暮らし、希望を持って一生懸命勉強していると手紙やメールをもらい大変うれしく思っています。皆様の温かいご支援のおかげと、心から感謝しています。治安の悪化のため、今年はアフガニスタンに行けなかったのが残念ですが、治安がよくなれば、行きたいと思っています。
開会あいさつでお礼
サーベ代表
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ウミードでの生活の様子を報告 |
・「ウミード」の子どもと女性(ウミードからの写真)
事務局長稲葉より、女子孤児と女性のための自立教育施設「ウミード」で生活し、勉学に励んでいる子供たちと成人女性教室の1年間の様子が報告されました
・ガルディズ、コージャハサン村「女性と子どもが集う学びの家」完成
治安回復がなかなか進まないため、外国のNGOの活動が困難なガルディズ地区で08年7月に着工し、09年3月に完成しました。その建設状況が事務局長稲葉から報告されました。
教室やトイレなどが次々に完成されていく様子が映し出されました。また、井戸を深く掘ったので、いつもきれいな水を飲むことが出来る、と笑顔で語り合う姿も映し出され、会場の参加者に水の大切さが深く印象付けられました。最後に、地域の人々から、日本の皆様に心から感謝しています、と伝えられました。
・ザヘル氏(10月に来日)のアフガニスタン報告
ザヘル氏から、復興の遅れ、各国からの支援金の行方、インド大使館テロなど、アフガニスタンを取り巻く様々な問題についての報告がありました。
「ウミード」の中では、今のところ子供たちは安心して暮らしていますが、地域全体ではとても安全な状態とは言えません。子供たちがいつでも、どこでも、平和で安全に暮らし、安心して勉強できるようになることを願っています、と結び、報告を終えました。
報告をするザヘル氏
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「女性と子どもが集う学びの家」
の建設状況
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・支援活動の在り方―意見交換と懇談
参加者の皆様から、このように治安状況が悪化し、現地での活動が困難な中、私達はどのような支援活動ができるかを真剣に考えて進めていかなくていけない、また、日本人の視点で物事を見たり、運営したりするのではなく、現地の人と一緒に活動を進めていくことが大切であるという、力強い言葉をいただきました。皆様のご支援のおかげで、「ウミード」では、子供たちは食べ物に困らず、安心して暮らせるようになってきました。しかし、「ウミード」の外では厳しい状況が依然として続いています。今後は「ウミード」だけでなく、地域の人々の理解を深めるような支援活動が大切であることを日本の支援者の皆様に理解してもらうことが必要になってきました。
会場内は温かい雰囲気に包まれ激励の拍手の中、報告会を終了しました。
これからも、皆様方の変わらぬ励まし、ご支援と、孤児たちに温かい眼差しをお願いして、お礼と報告とさせていただきます。
平成21(2009)年11月
特定非営利活動法人 セーブアフガンチルドレンの会(SAC)
代表 サーベ GH ファタナ
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