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佐渡市
相川下戸村・二つ岩大明神
佐渡に100以上の部下(諸神)を持つという貉の大親分である二つ岩団三郎を祀ったもの。入り口は赤い鳥居だが、これをくぐるとあとは白木の鳥居が並ぶ。白木の鳥居をくぐり抜けると、山伏の祈祷所だったという堂がある。この堂内の大きな岩に団三郎が棲むらしい。
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団三郎が祀られている二ツ岩
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徳和・東光寺の禅達大明神
東光寺の境内に、禅問答が達者だった善達という貉が学問の神様として祀られている。二つ岩団三郎貉の四天王とよばれる。
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禅達大権現の碑
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岩谷口
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関・左武徒大明神
関の北東端に「寒戸(さぶと)」という岬がある。ここは二つ岩団三郎貉の四天王の一といわれる関の左武徒(さぶと)の棲む岩窟があり、今は大杉神社とよんでいる。この祠の前には蜘蛛のはうような奇妙な形の大杉が一本ある。
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左武徒大明神の石柱と鳥居
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大杉神社
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左武徒の棲む岩窟
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新穂潟上・湖鏡庵の財喜坊
財喜坊は団三郎のいとこ貉といわれ、湖鏡庵の参道脇に祀られている。
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真野新町・源助大明神
団三郎の四天王とよばれた貉。現在は新町大神宮の境内に祀られているが、もともとは近所にある山本家の屋敷神だったという。台石の後にはこの貉の出入口という穴があいている。
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達者・若杉神社
達者の「目洗い地蔵」の脇の、狭い坂道(きや坂)を登ってゆくと、「若杉さん」という、貉を祀った祠がある。
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若杉神社
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後尾・十二神さんの祠
石花と後尾の村境に、赤っぽい二本の岩が直立している。「挟み岩」という。むかし、相川から疫病が流行ってきた時、トンチボ(貉)達がこの岩で疫病神を挟み込んで退治したことから、この名がついた。
村人たちは、これに感謝して近くの岩山に祠を建て、「十二神さん」(ジュウニサン)として貉を祀るようになった。
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挟み岩
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十二神さんの祠
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北鵜島・井の花神社
北鵜島の南端、県道佐渡一周線沿いの坂の途中に「井の花さん」という貉を祀った神社がある。
バス停「北鵜島」から約2キロばかり離れた、狭い急な階段を215段登った山頂に神社はあったが、高齢者が参拝するのに危険で困難なため、平成18年に現在の場所へ移された。
「井の花さん」は炭焼きの守り神とされ、また、海の安全を守ってくれる神様でもある。
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井の花神社
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