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言葉と文法 10年以上前に、私がアメリカのサンディエゴに住もうと思っていた時、日系のロイさんという方にずいぶん世話になった。その方の家で見つけた本です。ロイさんは二世である。おそらく、一世であるご両親が英語の勉強のために使用したもので昭和初期の本であると思う。以下の文章は著者名をメモしなかったのでわかりませんが、序文だけは書き取っておいたものです。 文法上の誤りは、極めて僅かの所から起こる場合が多いのである。従って随分文章に熟達せる人でも時に誤りをおかすことがある。これらの誤りを避けるには、一方において立派な教科書で研究すると同時に、他方大家の名文著作を出来るだけ数多く読み正確なる文章を知らず知らずの間に自分の頭に習慣的に入れてしっまって、間違ってしまおうとするときにも、いわゆる文章の口調がおかしいためまちがうことが出来ないというようになるのが良いのである。 文法にあまりこだわることの不利なこと。 故に、結局文法に重きを置くよりは、むしろ容易な書物をたくさん読んで、英語の習慣を胸にきざみこみ習慣的に英語が出来るようにすることが最も肝要である。 It is one thing for a Japanese to learn English, and quite another thing for him to learn to use it.
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((Kenji Hattori's website)) |