最新の発電実績

幾ら稼いでくれるのか、あるいは、幾ら投資額を回収してくれるのか、という観点で発電成績が気になるのは当然のことなのですが、その稼ぎなり回収なりの前提となるのが、故障・不良のないこと、もし故障があれば早期発見すること、になります。その観点から発電成績が妥当かどうか、見続ける必要があると考えています。この頁では、
ここで検討した、名古屋地方気象台での全天日射量と発電実績を日ごとにプロットしたもの、
ここで検討した、名古屋の日射量を大府(東海)と岡崎の両方の日照時間を使って補正したものと、発電実績とをプロットしたもの、
を順次載せていきました。

2012年実績はこちら
2013年前半実績はこちら、後半実績はこちら
2014年前半実績はこちら、後半実績はこちら
2015年前半実績はこちら、後半実績はこちら
月間発電量の推移はソーラークリニックの頁へ

・・・が、

3年半の実績で、
・名古屋地方気象台での全天日射量と発電実績との間に強い相関があること、
・名古屋の日射量を大府(東海)と岡崎の両方の日照時間を使って補正したものと発電実績との間には更に強い相関があること、
は十二分に確認できたものと考えています。

そうなると、次なる関心は、パネルなどの発電システムの劣化度合いということになります。それを分かりやすく示すために、この頁に載せるグラフを、毎日のデータプロットから、通月での発電成績を横軸年月で示すものに変更することにしました。補正日射量算出には、大府と岡崎両方のデータを使用しています。

このグラフで、劣化進行が見易くなってしまいました。ざっと、3年で5%でしょうか、1年1%よりは大きな割合で落ちています。

季節変動も分かります。換算日射量で見た方がその傾向が明白です。大体は2月に高く、7,8月が低くなっており、概ね気温との逆相関が成立しているのですが、異常に晴天率の低かった14年8月だけは高く出ています。

今後は、このグラフをそうっと更新していきます。(以上16.03.27)

 

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