2014年後半実績を、2013年後半と重ねて示します。補正日射量算出には、大府と岡崎両方のデータを使用しています。

*2012年後半から実績があるのですが、2012年の途中で東海のアメダスが大府に引っ越していたりして、直接比較が困難なので、2013年と比較します。使用中の効率向上により、2013年は2012年より好成績だと理解しています。

名古屋日射量vs 発電量
補正日射量vs 発電量

7月:ピンク、8月:黄色、9月:水色、10月:紫、11月:オレンジ、12月:緑、です。

7月はどちらのグラフで見ても概ね重なって見えます。補正後日射量に対する成績での同月横並び評価では、昨年に1%負けましたが、気にする必要は無いようです。

8月は、台風襲来、広島市の大規模土砂災害、など西日本で天候不順で、名古屋も8月ではこの30年で3番目に低い日射量=年間平均以下=となりました。名古屋日射量に対する発電量では昨年比7%向上、補正日射量でも5%向上、ではあっても発電量の絶対値は昨年の7割しかなく、喜んではおれないのですが、しかし日射量対比を見ていなければ、発電量の絶対値を見て必要以上に悲観していたかもしれない、と思えば、日々チェックしている甲斐があった、のかもしれません。

9月は天候が回復し、日射量、発電量ともほぼ昨年並みで、先月を上回る数字となりました。名古屋日射量に対する発電量でも、補正日射量に対する発電量でも、昨年同月と0.5%以下の差しかなく、同等と見ています。

10月も日射量、発電量ともほぼ昨年並みとなりました。名古屋日射量に対する発電量、補正日射量に対する発電量、の何れも昨年同月より1%負けましたが、発電量絶対値では少しだけ勝っているので、やはり気にしないことにします。

11月は名古屋日射量はほぼ昨年並みですが、発電量は7%負け、当然名古屋日射量に対する発電量でも7%負けとなりました。補正日射量を導入していなければ焦るところですが、補正日射量に対する発電量では2%負けに留まっています。補正日射量に対する発電量の相関が、 R2 = 0.9879 と、日射量/発電量の「幅」が取れていない割にはやたらと高いので、補正日射量の方が信頼性が高いと考えられます。補正日射量を導入していなければ、名古屋日射量対比だけ見て必要以上に悲観していたかもしれない、と思えば、補正日射量を導入した甲斐があった、のかもしれません(最後の一文は8月分のコピペから改変)。

12月は名古屋日射量は昨年を少し下回りましたが、それ以上に12/18の降雪が大ブレーキ、相関線から一番大きく下回っているのが18日当日、その次に下回っているのが翌19日になります。18日未明からパネルに積もった雪が融け切らないまま午後から翌19日まで晴れてしまった結果、こうなりました。この2日を含めずとも昨年より少し悪いペースだったのですが、名古屋日射量に対する発電量で8%負け、補正日射量に対する発電量で7%負けになりました。

年間発電量が10628kwhで、2013年の11027kwhには及びませんが、2013年の日射量が過去30年で最高でしたから仕方ありません。2014年が過去30年で第2位ですが。年間通算での名古屋日射量に対する発電量で前年に1.5%負け、補正日射量に対する発電量で0.4%負けになりました。まだ気にする必要は無さそうです。

 

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