53.EUでは称号で優遇される

 「52.ヨーロッパでの権威主義」で書いたようにEUでは権威を重んじます。この権威とはなんでしょうか。

 1つは博士号です。日本では博士号を持っていてもさほど利点を感じることはありません。博士号を持っていると聞いても「ほーそうですか」程度の反応です。しかし、EUでは扱いが異なります。ホテルを予約する際に称号を聞かれることがままあります。博士号を持っていると明らかに優遇されます。見晴しの良い部屋とそうでない部屋があったら見晴らしの良い部屋に案内されます。

 大学教授はさらに上を行きます。爵位を持っていたらさらに上でしょう。EUに行く機会が多い人はぜひ博士号をとりましょう。

 しかし、ホテル側の事情としてEUの人は再度来る可能性が高いのでアジアの人よりは優遇されます。博士号を持っているとうそをついても、博士号の証明を求められることはありません。

 また、権威としては、有名大学で著名な論文を多く出していることも有効です。さらに、CIGREやIECなどの国際的な委員会の議長(コンビ―ナ)になった経験があることも重要なことのようです。少し名前の知れた学者はこぞってCIGREやIECなどの国際的な委員会の議長(コンビ―ナ)になりたがります。聞いたところでは議長(コンビ―ナ)の経験は履歴書で大きなウエイトを持つものだそうです。

 

2026年03月08日