庭 杉 〜癒しの空間を住まいへ〜 本文へジャンプ



    庭 杉

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探訪記録

モン・サン・ミッシェル(フランス)


 

モン・サン・ミッシェルはフランス西海岸の湾上に浮かぶ小島に築かれた修道院で、「西洋の驚異」と呼ばれています。ユネスコの世界遺産に登録されています。
 708年にオベール司教が、夢の中で大天使ミカエルのお告げを聞いて、小島に礼拝堂を作ったのが始まりです。
10世紀にはベネディクト会の修道院となり、その後増改築を重ねて13世紀にほぼ現在の姿になったそうです。増改築を重ねて造ったので、ロマネスク様式・ゴシック様式など様々な建築様式で造られています。







 14世紀に起こったイギリスとの百年戦争では、要塞としての役割を担いました。その面影は現在も残されており、見張り塔や大砲を今でも見ることが出来ます。また、フランス革命の際には修道院は廃止され、政治犯の監獄としても使用されていましたが、19世紀半ばに再び修道院として復元されて現在に至っています。





 かつては満ち潮になると島全体が海水に囲まれ、引き潮の時は自然に現れる砂浜によって陸と繋がっていました。しかし、1870年代に対岸と島をつなぐ土手が完成し、行き来は簡単になったのですが、潮の流れが変わってしまい、100年間で2mもの砂が堆積して島の陸地化が進行してしまいました。
現在かつての姿を取り戻すべく、国家事業として土手をなくし橋を架ける計画が進んでいます。
  
 私はパリ出発の日帰りバスツアーに申し込んでモン・サン・ミッシェルに行きました。パリからは距離が離れており、かなりの時間バスに揺られていました。私はもちろん観光目的で行ったのですが、カトリック教徒の方にとっては巡礼地であるため、たくさんの人が巡礼に来ていました。少し離れてモン・サン・ミッシェルを見ると、修道院と言うより要塞に見えてしまいました。建物はとても重厚に造られており、大砲の砲撃にも耐えられる構造みたいです。

 モン・サン・ミッシェルは圧倒的な存在感があり、「よくこんなに石を積み上げて造って崩れないなぁ」と言うのが率直な感想です。内部に入って石壁の厚さを見たら納得しましたが。次に行く機会があれば、モン・サン・ミッシェルで1泊したいです。





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