ガーネット
( Garnet / 柘榴石 )


大きくガーネットとまとめましたが、本来はそれぞれ個別に紹介すべきで、構成されている成分
は種類によって全く異なります。種類も亜種も多い上混成種もあり、カットされた宝石になると
大混乱です。ともあれ原石のままでも、まるでカットされた様な結晶は素晴らしく美しいのでコレ
クターの多い石です。硬度は6.5〜7.5で宝飾に適しています。

各種ガーネットの詳細ページは下の一覧をクリックして下さい!

パイラルスパイト・グループ
スペサルチン ガーネット スペサルタイト ガーネット
アルマンディン ガーネット アルマンディン ガーネット
パイロープ ガーネット パイロープ ガーネット
ウグランダイト・グループ
アンドラダイト ガーネット アンドラダイト ガーネット
グロシュラー ガーネット グロシュラー ガーネット
ウバロバイト ガーネット ウバロバイト ガーネット





カットされたさまざまな種類のガーネット



マラヤ・ガーネット
(商取引名)



名前の由来はスワヒリ語の*Malaya「娼婦」から来ています。
スペサルタイト/パイロープ/アルマンディンの固溶体ガーネットですが
それぞれの割合は均一ではないのでカラーの幅が大きいのも特徴
です。現在成分の似た固溶体ガーネットが他の産地でも産出している
のですが、やはりマラヤ・ガーネットと呼ばれています。

タンザニア産
*スワヒリ語の詳しいサイト様に確認したところMalaya=娼婦との回答をいただきました。大感謝!


マリ・ガーネット
(商取引名)
ロードライト・ガーネット
(商取引名)
    
・・・・・・・・・
グロッシュラーとアンドラダイトの固溶体
ガーネットで若草の様なイェロー・グリーン
がとても美しいです。
 
アルマンディンとパイロープの固溶体
ガーネットでグレープ・カラーが最大
の魅力す。
カット石・原石共に マリ共和国産
スリランカ産



スター・ガーネット
(ロードライト)
ウンバライト
(商取引名)
・・・・・

X字のスターは針状ルチルの内包による物で、
一字のキャッツ・タイプも存在します。

スリランカ エラハラ産
大きく見ればマラヤなのですが、パイロープ
寄りでカラーに特徴があります。
宝石としてマラヤはイメージ的に宜しくない
ので、産出地域のウンバが名前になってお
ります。
タンザニア ウンバ地区産



カラーチェンジ・ガーネット

アレキサンドライトに色相変化が似ているタイプはアレキ・ガーネットと
呼ばれて販売されている事もあります。




カット石(自然光撮影)

      

自然光→人工光の色相変化

  

スペサルタイトとパイロープの混成種で既に絶産してしまった
スリランカ、タナマルビレ産の原石とカット石。



     

ガーネットとしては珍しいグレー味の入ったほぼカラーレスの石です。

スペサルタイトとパイロープの混成種で僅かながらグレーからパープルに
カラー・チェンジします。
左側が自然光、右側がペンライト照明で撮影なんですが、
こんなのペンライトの色だろ!フザケンナ、さねあつ!!と言われそうです。

残念ながら産地不明
*マダガスカル産の可能性が高いです。



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