Happy New Year
Up 1999年12月31日 音楽を生きる 密なるもの Happy New Year

 

すべての人の心に花を

歌(喜納昌吉とチャンプルーズ)

 

川は流れてどこどこ行くの 人も流れてどこどこ行くの そんな流れがつくころには 花として花として咲かせてあげたい
 

涙流れてどこどこ行くの 愛も流れてどこどこ行くの そんな流れをこの胸に 花として花として迎えてあげたい
 

花は花として笑いもできる 人は人として涙も流す それが自然の歌なのさ 心の中に心の中に花を咲かそうよ

 

泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ
 

「心に花を咲かす」とは

 

心に花を咲かすとはいったいどのようなことをいうのでしょうか。
私たちはすべて神の子です。つまり、すべての人の心のなかに神様がいるのです。
でも、せっかく心の中に神様がいても、私たちは日常の生活の中で忙しく、また苦労もおおいので、その心の中の神の存在に気がつかないのです。その心の中にある神を自覚することこそ、「心に花を咲かす」ということなのではないかと、そんなふうに思います。


 

Happy New Year 2002

 

映画の2001年宇宙の旅とか、鉄腕アトムの世界である21世紀。それは遠い未来と思って育ってきましたが、現実に21世紀 を向かえて、もう1年が過ぎ去ろうとしています。

なんだか、不思議です。

さて、 クリスマスには「心に花を咲かす」について、考えてみました。神の存在は、「天にましますわれらの神よ」ということですから、神はどこか遠くの世界にいると思いがちですが、私たちが神の子であるということからすれば、神は自分自身の中にあるともいえます。その自分に一番近いところに神がいるということを自覚する、それが「こころに花を咲かせる」ということであるといいました。

では、幸福はどうでしょう。幸せは遠い将来にあると思って追い求め、探してばかりいませんか。

幸福も神様と同様で自分の中にあるのです。そう、幸福も将来の遠いところにあるのではなく、自分の一番近いところにあるのです。たとえば、探し物が実は自分の足元にあったこと、よく経験するでしょう。それと、おなじようなものです。そんな、自分の周りにある小さな幸せを 見つけてください。それを、探し当てることで幸せは増していくのです。仏教では、それを『智慧』といいます。逆にほんとうは幸せなのに、まったくそれを感じることができない、それを『無明』といいます。

それでは、みなさまにとって今年もよい年でありますように。


服部健治
 

((Kenji Hattori's website))