すべての人の心に花を
歌(喜納昌吉とチャンプルーズ)
川は流れてどこどこ行くの 人も流れてどこどこ行くの そんな流れがつくころには 花として花として咲かせてあげたい
涙流れてどこどこ行くの 愛も流れてどこどこ行くの そんな流れをこの胸に 花として花として迎えてあげたい
花は花として笑いもできる 人は人として涙も流す それが自然の歌なのさ 心の中に心の中に花を咲かそうよ
泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ
「心に花を咲かす」とは
心に花を咲かすとはいったいどのようなことをいうのでしょうか。
私たちはすべて神の子です。つまり、すべての人の心のなかに神様がいるのです。
でも、せっかく心の中に神様がいても、私たちは日常の生活の中で忙しく、また苦労もおおいので、その心の中の神の存在に気がつかないのです。その心の中にある神を自覚することこそ、「心に花を咲かす」ということなのではないかと、そんなふうに思います。
Happy New Year 2002
映画の2001年宇宙の旅とか、鉄腕アトムの世界である21世紀。それは遠い未来と思って育ってきましたが、現実に21世紀
を向かえて、もう1年が過ぎ去ろうとしています。
なんだか、不思議です。
さて、
クリスマスには「心に花を咲かす」について、考えてみました。神の存在は、「天にましますわれらの神よ」ということですから、神はどこか遠くの世界にいると思いがちですが、私たちが神の子であるということからすれば、神は自分自身の中にあるともいえます。その自分に一番近いところに神がいるということを自覚する、それが「こころに花を咲かせる」ということであるといいました。
では、幸福はどうでしょう。幸せは遠い将来にあると思って追い求め、探してばかりいませんか。
幸福も神様と同様で自分の中にあるのです。そう、幸福も将来の遠いところにあるのではなく、自分の一番近いところにあるのです。たとえば、探し物が実は自分の足元にあったこと、よく経験するでしょう。それと、おなじようなものです。そんな、自分の周りにある小さな幸せを
見つけてください。それを、探し当てることで幸せは増していくのです。仏教では、それを『智慧』といいます。逆にほんとうは幸せなのに、まったくそれを感じることができない、それを『無明』といいます。
それでは、みなさまにとって今年もよい年でありますように。
服部健治