22.金剛山(こんごうさん)(2015.05.03)   参考サイトはこちら

一昨年の暮れ、私の実家から成功裏に六甲山に登れたので、今度は家内の実家から金剛山だね、という話はしておりました。この山の「金剛錬成会」には、義父がかつて所属していて色々なルートから380回くらい登っていて、今は義弟が所属していて現時点で60回登っています。家内も10回くらいは登っている、というので、ゴールデンウィークの帰省の際に家内の案内で登ることにした、のですが、反省点多数となりました。

前日に家内の親族と会食して、その際に義父や義弟から「この季節はツツジが見頃の葛城山に人が集まるから金剛山はそんなに混まない、駐車場も心配ない」と聞かされて、そんなものか、と考えていました。当日は、犬の散歩を済ませてから、水とおやつだけ持って、適当に・・・9時過ぎくらいだったのでしょうか・・・車で出発しようとしました。

家内がナビを「金剛山しいたけ村」にセットしようとしたのですが、ナビの地図に「しいたけ村」は出てきません。ガイドブックか何かを取りに戻ったら、というのが一瞬頭をよぎったのですが、この時点ではまだ家内を信頼していて、口には出しませんでした。前日の会話の中で「ロープウェイの駐車場」というのが出てきたような気がしたので、そのロープウェイの駐車場を目指すことにしました。

ナビに従って、河内長野の駅前を通ってから道は上りになるのですが、この時点で「ここには来たことないような気がする」と家内が言います。先行していた路線バスが「金剛山登山口」バス停で停車して、多くの登山者が降車していたのですが、「この辺りも見覚えない」と言います。この登山者についていけば良いのかも、とも思ったのですが、辺りの駐車場が既に満車だったこともあり、そのままロープウェイ駅方向に上り続けました。

ロープウェイ駅手前のバス転回場のところで、前方の車がごちゃごちゃ変な動きをしているのを横目に見て、ロープウェイ駅直下の駐車場まで行って見ると「満車」の看板です。家内が降りて係員に確認したところ、「今日は金剛山の桜祭りで、錬成会員には弁当の振る舞いもあるので、当分空きはでないはず、バス転回場のところの第2駐車場にはまだ入れるかもしれない」とのこと。

この日に限っては葛城山ではなくて金剛山に人が集まっていることを初めて認識し、とにかく停められるところに停めねば、と大慌てで転回場に戻り、何とか車を停めました。これが10:22です。週間予報ではこの日まで晴れだったはずのところが、おおむね曇りでした。

ロープウェイ駅直下の駐車場のところまで歩いて登りましたが「やっぱり見覚えがない」。幸い登山ルート案内看板があったので見てみると、バス転回場のところから「伏見林道」経由で金剛山に登る道があることがわかりました。

「金剛山登山口」バス停からの「表登山道」に行くには、登山口まで5kmほど車道を下る必要があるようなので却下、となると家内に見覚えがなかろうと選択の余地はなく、伏見林道を登ることにしました。ここで10:37、金剛山までは3.6kmというのが見えます。

(上を向いて)右側には流れがあったり、左側の斜面には水場があったり、と、人工林の割には雰囲気は悪くないのですが、なにせ林道で舗装されています。足の裏にはやさしくありません。

山頂エリアの売店の輸送ルートになっているようで、軽トラックが登っていくのを往復で2回ほど見かけました。

荒れた路面だったり、簡易舗装だったり、コンクリ舗装だったり、色々変わりましたが、とにかく軽トラックが何とか走れるレベルは維持されたまま、伏見峠に至ります。その伏見峠には11:28に到着、途中でロープウェイが動いているところを写そうとして暫くねばっていた時間も含まれます。

伏見峠で左折して、近畿地方の自然歩道「ダイヤモンドトレール」で金剛山山頂を目指すのですが、穏やかな尾根筋という感じで、かつ、やはり軽トラックは走行可能な道です。「ちはや園地」を左に見て通過し、その次にやはり左に出てきた展望台に登ってみました・・・・曇天で余りさえなかったので画像紹介省略。

さらに進むと、階段の先が山頂、との表示があったので、登ってみて、葛木神社前の「山頂」に到着しました。12:04にここで記念撮影もしたのですが、家内は「ここも見覚えない」・・・・
 

よく分からないまま先に進む=少し下りていく=と、まさしく「お祭り」の賑わいが聞こえてきました。下りた先も「山頂」です。家内は「初めて見覚えのあるところに来た」ようでした。但し見たことも無いような大賑わいだったようです。

このあと、こちら側の「山頂」の食堂で、カップ麺とおにぎりの昼食をいただき、「金剛錬成会員50回以上登拝者名」の大看板から義弟の名前を探し出してから、来た道を戻りました。

途中の「ちはや園地」の売店でソフトクリームを食したりしながら、伏見峠に戻り、伏見林道を下ったのですが、これが登りより遥かに急斜面に見えます。これを上り下りする軽トラック恐るべし、です。

膝が大変だ、というので、手を繋いだ上で後ろ向きに歩かせたところ、ぐっと楽だったらしいです。私以外の3人が代わる代わるやっていました。長男の足の指の爪も少し割れたようですし、舗装急斜面の下り、あなどるべからず、です。

実家に戻って義父に顛末を報告したところ、「伏見林道登ったの? あそこは一度行ったらもう二度と行きたくないような道だ」と酷評でした。家内は次の機会には今度こそ思い出の道で登りたい、と言っていますが、5月6日時点では思い出の道がどれなのか、確認できていません。

・登山口までのアプローチ、歩く区間の地図、とにかく事前準備は常に怠るべからず、です。
 (前回は勝手知ったる猿投山でも地図を持っていたので、ルート逸脱も楽しめたのでした)
・(公開していませんが)私がどの画像を見ても怖い顔で写っていました。
 いきさつはともかく、登り始めたならもう少しにこやかにしないと、と、これも反省点です。

 

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