8.六甲山(ろっこうさん)(2013.12.30)   参考サイトはこちら

敬老の日の帰省時には見送った六甲山に、暮れの帰省中に登ってきました。車に登山用の靴やらリュックやら詰め込んで帰省した甲斐あって、文句なしの晴天に恵まれました。

私が六甲山最高峰に初めて登ったのは、実家から東六甲縦走路に横入りするルートで、小学1年の秋で、その時は有馬に下山したと記憶しています。芦屋川駅からロックガーデン経由で初めて登ったのは、2年生か3年生か定かではないですし、その際の下山ルートの記憶もありません。大人になってからは芦屋川から実家まで通して歩いています。実家から東六甲縦走路に合流するまでの道が最近どうなっているかよく知らない一方で、ロックガーデンの楽しさはピカイチとの記憶もあります。そこで、登るのは芦屋川からロックガーデン経由とし、下山ルートは、時間と元気があれば東六甲縦走路(途中で逸れるのも可)、どちらかが足りなければ有馬に下りてバスで宝塚、と柔軟に考えることにしました。

実家を当初計画より1時間遅れて8時半過ぎに出発、実家最寄りの逆瀬川駅から阪急電車に乗って、芦屋川駅着が9時15分くらい、予め調べてあった駅すぐのローソンでおにぎり等を控えめに購入、9時半に歩き始めです。

逆瀬川駅では多少浮いていたかもしれないハイキングの装いですが、芦屋川駅を下車した時点で、お仲間多数になりました。さすが日本を代表する都市近郊ハイキングの山の、そのまた看板ルート、です。登山口までの道が分かるか、が少々不安だったのですが、住宅街の中でも道標多数ですし、そもそもハイキング姿の人が切れ目なく歩いています。

そのうち住宅は切れますが、舗装道路はもう暫く続いて、10時前に「大谷茶屋」を通過して「高座の滝」です。歩き出して間も無く、重装備の防寒服はそれぞれ脱いでいます。この先でも服の調整には注意させました。

ここからロックガーデンに入ります。淡い思い出の通りの景色でした。子供達も(こちらの期待通りの)大喜びで疲れを忘れて登っていきました。逆光に大阪湾と阪神間の町並みが浮かんできます。
  

ロックガーデンの一番美味しいところは20分程で通過したようです。しばらく穏やかな登りが続いて「風吹岩」に10時45分頃到着です。そこそこ登ったつもりだったのですが、標高447mの表示=最高峰までの半分も登っていない=に愕然としていたのは私以上に家内だったようです。ここで岩の上に登ったりして10分以上休みました。

11時前に歩き始めて、11時45分に「雨ヶ峠」(下左)、12時に「本庄橋跡」(下中)を通過しました。雨ヶ峠付近では雪が残っていました。ここから本庄橋跡までの大きな下りは、以前の記憶には全くありませんでした。時間も大分押してきたので、この辺りで東六甲縦走路を降りるのは無理かな、と思い始めていました。

ここからが「七曲り」、休憩を挟みつつひたすら登っていって、12時50分にようやく「一軒茶屋」(上右)に到着しました。最高峰直下の拠点であり、昔から何度も見ているのですが、「休憩のみの利用はお断りします」の看板で、中まで入ったことは一度もなかったことも思い出しました。今回は、寒いしお腹も十分に空いているし、で初めて中に入って、きつねうどんを2杯注文し、持参のおにぎり類と一緒にいただきました。おにぎりを少な目に買っておいて良かった、と思った次第です。

大分ゆっくりしてから、完全に凍り付いていた舗装路を怖い思いをしながらそうっと登って、1時半に最高峰に到着です。

Wikipediaによりますと、「1992年に返還されるまで約半世紀に渡り近畿地方唯一の在日米軍施設として民間人の立ち入りができなかった」とのことですので、私がここまで来たのも初めて、で間違いないようです。最高峰手前のフェンスの前の芝生?のところで弁当を食べていた記憶はあります。

この時点で、次男は全く平気、長男もまだ大丈夫、と言っていたのですが、家内がもう無理、と言うので、大人しく有馬へ下りることにしました。ただし、有馬へ下りる「魚屋道」の上部は表六甲側とは比べ物にならないほどに凍結していて、私が2度転びました。この下山路の記憶は全くなかったのですが、迷う余地のないほど道標が完備しているのは登りルート同様でした。1時45分に下り始めて、途中ちょっとだけ近道をして、有馬稲荷神社に2時45分に到着、それから有馬の町の中をバス停までのんびり下りました。

・ロックガーデンはやはり最高、不安なく楽しめました。
 猿投山の比ではない登山者数でしたが、それも納得、でした。
・水平距離11km以上、累積標高1000m以上をケロリと歩いた子供達の実力は随分ついたものです。
 これなら三ツ瀬明神山にも登れそうです。

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