5.ナノ材料の脅威
2025年2月8日の中日新聞朝刊に「プラ粒子脳内に蓄積」という記事があった。この記事では米ニューメキシコ大学のチームが人間の遺体の脳には腎臓や肝臓より7~30倍のポリエチレン中心の粒子が含まれていたと書かれていた。
この記事を見て思い出したのは2008年のCIGRE(Conseil International des Grands Reseaux Electriques:国際大電力システム会議)パリ大会の材料と新技術のセッションにおいて見たPPTである。これはミジンコがエサと間違えてナノ粒子のプラスチック数十個を食べたものの消化できずお腹がパンパンに膨れあったものであった。会場にいてその画像を見た人は一様に驚きの声をあげていた。これを見てナノ粒子は結構危ないと皆感じたはずである。
当時からナノ材料を添加した化粧品で、プラチナやコラーゲンのナノ粒子が肌の細胞間の隙間から肌の中に浸透するというメカニズムを説明していたものがあった。ということはナノ粒子はどのようなものも肌から体内に侵入して蓄積することが想像できる。さらに、脂肪や糖は代謝して消費して無くなるが、プラスチック粒子は代謝できないのでそのまま体内に居続けることになるはずである。
これはカネミ油醤事件が発端で毒性が確認されて、現在法律で製造・販売・保存が規制されているPCB(ポリ塩化ビフェニール)と同じである。ということはナノ粒子のプラスチックはPCBと同じ毒性を示す可能性が高いことを示す。大変怖いことです。