由緒

主祭神 建御名方命(たけみなかたのみこと)

 大黒様として知られる大国主命の第二子神で、豊葦原中津国の弥栄を基礎づけられた神様です。天孫降臨に際し、瓊瓊杵尊に国土をお譲りし信濃諏訪の地に退かれました。諏訪の国土開発に力を尽くされ、農耕・機織を奨められたことから国土開発の神や耕作・雨乞い・狩猟の神とも言われます。また神功皇后の三韓選抜に神威を顕されたことなどから武勇の神としても知られ、更に文永・弘安の役にも蒙古の大軍を退けられたと伝えられます。

 全国で有名な諏訪神社が海の近くに鎮座していることから、海上航海にもよくご神徳を顕されたことが分かります。

 

神紋

                      当社の神紋は1枚葉の「梶葉紋」です。

                        御本社である諏訪大社は三枚梶とも呼ばれる根幹枝葉の三枚葉の御神紋です。

                        当社、鳥居脇と本殿垣内に梶の木があります。

 

 

 



創建

 御鎮座   第106代正親天皇(おうぎまちてんのう)の御世(永禄年間1558~1570)正確な記録が残っていない為、詳細な年号は不明

 当時、鎮守の神を持たなかった一色の地に守り神をお迎えしたいと村人たちが考えていたところ、日本の六十六箇所の霊場に法華経を納めて行脚していた行者が、信濃の諏訪大明神の御分霊を捧持してやってきて、祠を建ててお祀りしたのが始まりと言われています。

 全国にある諏訪大社の御分社15000社のうち、当社は長崎・神戸・四日市・横須賀・藤沢に次ぐ6番目に登録されています。

 

 

境内末社

三社         天満社      菅原道真公      学問の神

           下諏訪社     八坂刀売命      主祭神・建御名方命の妻神/安産の神

           秋葉社      火之加具土神     防火の神    

 

 

五社        神明社      天照大神       国民の総氏神

           津島社      素戔嗚尊       疫病鎮護の神

           御鍬社      玉柱屋姫命      農業の神

           稲荷社      宇迦之御魂神     商売繁盛の神

           琴平社      大物主神       海難防護・雨乞いの神