名古屋市　E様　古酒Bar　版築の中庭

今は壁がありませんが、ここが露地になります。 基礎と配管の関係で、厚い石が使えなくなるのが問題でした。		中庭になる場所です。ここに版築土塀を作ります。

中庭は版築土塀の庭で、曲線は風をイメージしています。古びたイメージで作りました。 室内でも多く使われている黒色を差し色として一層入れています。		小さい版築も作り、植栽して完成です。 奥の朱色蔵戸と合わせて、良い空間になりました。

ライトアップの様子です。		版築に影が映っても綺麗ですね。

露地の施工です。 お店の雰囲気に合わせて、古材の御影を敷きます。 他の業者さんに場所を譲ってもらいながらの仕事でした。		家の基礎・配管の関係で、石の厚みがある古材が使えないところがあるため、新品の薄い平板を石ノミで古材風に加工しました。

古材の平板を彫って水盤を作りました。		古材風に加工した平板も敷きます。

完成です。 蔵戸も石の隙間から光が漏れている感じも素敵です。		水盤に合わせて、サルスベリの幹に苔、シダ、モミジをアレンジしたオブジェを据えました。

水盤とオブジェも雰囲気を出してくれています。		外からの景色です。

店内の様子です。様々な日本酒の古酒が並んでいます。		ケヤキの一枚板のカウンターは素晴らしいとしか言いようがありません。。

作庭から一年後の様子です。 下草が茂り、版築塀も落ち着いてきました。		表面も良い感じに古びてきました。 土の感じがでるようにつくったので、イメージに近くなりました。