めだかを飼ってみよう 3ページ 

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もらってきためだかが、次の日の朝起きたら4匹も死んでいた。どうして?

ショック!なぜだ〜?なぜなんだ〜?と、お嘆きの気持ち、大変よく分かる。

死んでしまった理由は三つ考えられます。

 

一つ目は水です。

くみ置きした水を使うか、ホームセンターなどで売っている、カルキ抜き剤を使わないと、よわっているめだかは、死んでしまう事があります。

それと、水の温度です。めだかが入っていた水と、入れ物の温度の差が、2度以上あると同じように死んでしまう事があるよ。

 

二つ目は、入れ物の大きさと、濾過装置の水流の早さです。

30pぐらいの水槽で10匹ぐらいがちょうどよい大きさだと思うよ。濾過装置(水をきれいにする機械)で作られる流れの速さは、正直に言って、めだかにとっては、早すぎる。少し弱ってくると生きていけないぐらいの早さなんだ。

 

三つ目は、貰ってきためだかが弱っていたのではないかな〜。

アミですくっただけでショックで死んでしまう物もいるので、可能性は、非常に高いですよ。どんな飼育関係の本でも、購入時の注意書きに、『必ず自分の目で見て、元気の良い物を選ぶ』と書いてありますが、これは、買ってきた、もらってきた物(めだか)がすぐに死んでしまわないように、といった思いが込められています。

 

 

 めだかの稚魚が上手く育ちません。なぜ?

 毎年、300匹ぐらい生まれるのですが、15〜20匹ぐらいしか育ちません。どうしたらもっとたくさん育てられるの?

 

室内か屋外かで違ってきます。

室内の場合、出来ればですが、水槽を太陽の光が1日2〜3時間ぐらい当たる所に置いてください。市販の顆粒状の餌を、すりこぎで粉末になるまですりつぶした餌を、生後5日目から食べるのを見ながら少しずつ与えてください。これで餌を食べるはずです。

太陽が当たる所に置く理由ですが、病気予防です。濾過装置は使わないでください。どうしても使いたい場合は、稚魚が吸い込まれないように吸い込み口をスポンジなどで被いましょう。

 

室外の場合、ちょっと難しいですが、緑化した水を使って下さい。サイズ分けは室内外共に必要です。生まれたばかり〜5oまで、5〜10o、10〜15oまで、15o以上に分けて下さい。エサは、5o以上になったら与えます。室外の場合なかなか餌を食べるようになりません。食べるのを見ながら少しずつ与えてください。エサが足りないと共食いをするので、サイズ分けをしっかりして下さい。6〜7oの稚魚が3〜4oの稚魚を食べようと口にくわえた姿は、あまり見たくない物です。

 

 

 緑化した水を使うのは何故?

 緑化した水を使うのは、けい藻類等、植物性プランクトンが沢山いるからです。植物性プランクトンは、ミジンコなど動物性プランクトンのエサになる。そして、植物性プランクトンも動物性プランクトンもめだかのエサになります。生まれたばかりの稚魚は、市販のエサをなかなか食べてくれません。それで、エサの代わりに緑化した水を使います。緑化した水は、めだかの稚魚が生きていくのに適しています。

 

緑化した水ってどうしたら作れるのですか?

採卵の仕方にもよりますが、ホテイアオイやシュロ被、ガチャポンに毛糸をつけたものを推奨します。孵化用の入れ物に水道水をそのまま入れます。

採卵した卵を水草ごと入れるのですが、カルキ抜きはしないでください。これで薬浴の代わりになります。2、3日しか持ちませんが水棲菌予防には十分だと思います。メチレンブルーという薬を推奨している人もいますが、卵だけ取り出すのは結構手間がかかります。観察が目的なら別ですが、そうでないのなら必要ないと思います。

そのまま孵化させるのですが、孵化が始まったら水の中をよく見てください。ミジンコなどがいるはずです。これが餌となるため、屋外飼育だと稚魚はなかなか市販の餌を食べるようにはならないのです。

そのままだと、緑化が遅いため、親めだかの水を足してやる事で、緑化させていきます。これで分かってもらえると思いますが、緑化した水は作るのではありません。薄く緑がかった状態が一番良いのでこれを維持しましょう。

 

 

 めだかを飼うのには、どんな水草がいいの?

 どんな水草でもかまわないと思います。冬の一番寒い時に、室内の温度が15度以上なら、熱帯魚用の水草でも、冬越し出来ると思います。中には、20度以下だと枯れてしまう物もあるので、熱帯魚店などで聞いて下さい。

水槽用のおすすめは、金魚藻(バイカモ)と呼ばれる水草です。3種類(まつも、ふさも、バイカモ)ありますが、どれもホームセンターなどで売られています。

池の場合は、やっぱりほてい草でしょう。ちょっと変わった所ではジュンサイもありかな〜。なかなか手に入らないけど・・・。めだかの王国では、稚魚用の練り舟に、クレソンが浮かべてあります。スーパーで100円かな?買えるんで重宝しています。

農業用水が近くにあれば、探してみるのも良いかと思います。色々な水草が生えており、ただで手にはいるのでおすすめです。まわりの田んぼに入らないように、用水の土手を壊さないように気を付けて、大人の人と一緒に採集しよう。

三河地区だと黒藻(くろも)マダカ藻、オオフサ藻など図鑑で調べないと分からない水草も沢山あります。花のきれいな物もあるので、大人の人でも楽しめると思います。

 

 

 お泊まりでお出かけする時、エサはどうすればいいの?

 めだかは1週間ぐらいなら、エサがなくても平気です。稚魚でも3日ぐらいなら大丈夫です。いつもと同じようにエサをあげて出かけよう。余分にあげないようにしてね。水が汚れてしまいます。どうしても1週間以上留守にする場合は、誰かにお願いするか、留守用のエサが熱帯魚店などで売られているそうなので、近くのお店で聞いてみて下さい。

 

 

 めだかって、夜、眠らないの?

 もちろん眠ります。ただ、めだかだけでなく、魚達には、まぶたがありません。それに、いつも泳いでいるので、眠っていないように見えるだけです。色のきれいな熱帯魚だと、眠っている時は色が透明な感じになるので、よく分かると思います。