めだかを飼ってみよう!4
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      寒くなってきたら、あまりえさを食べなくなってきました。
                         もしかして病気?

 ちがいます。さかなは変温動物と言って、水の温度と体の温度が同じです。 水の温度が低くなると、だんだん動きが悪くなってきて、エサもあまり食べなくなります。 15度以下になると底の方でじっとして、ほとんど動かなくなります。 春になって、あたたかくなってきたら、また活発に泳ぐようになり、エサもよく食べるようになります。 どうしても活発に泳ぐ姿が見たいのなら、熱帯魚用のサーモスタットの付いたヒーターを入れて下さい。
 めだかの場合、水温が2度より下がると死んでしまうことが多く、 0度まで下がってしまうと死んでしまいます。冬越しには水の温度に気を付けて下さい。


  めだかのお腹に何か棒みたいな物がぶら下がっています。これ何?

 それはたぶんイカリ虫だと思います。 そのめだかをすくって、ピンセットか何かでとってあげて下さい。 そのままにしておくと、ほかのめだかに広がってしまう心配があります。 ピンセットでとってやれば、そのまま生きられます。見つけたらすぐに取ってあげよう。 取った後は、3日間くらい薬浴、又は塩水浴をしましょう。


  病は気から、とよく言われますが、めだかもそうなのかな〜?

 多くの病気は、魚が感じるストレスやケガが引き金になっておこります。 人間でも「ストレス学説」という病気の原因への考え方が支持されています。 日常の管理において、メダカが感じるストレスを減らす努力と、ケガをさせないように心がけましょう。
 魚が感じるストレスには、 水温、水質、pH、溶存酸素量、 飼育密度、餌の鮮度、栄養の偏り、 人間への恐怖心などが考えられます。 あなたが飼っているメダカははたしてどれくらいストレスを感じているでしょうか?
 またどんな魚も網ですくわれたり、手でさわられたりすると、 人間が考えているより、はるかに多くの外傷を負うものです。 また彼らが受ける精神的ショックは、とても大きいものだと思います。 できるかぎり、そのような必要がない、飼い方を心がけましょう。


  めだかの体はデリケート?

 魚をさわるとヌルヌルして気持ちが悪いという人がいます。 魚にとってこのヌルヌルは、 水の中の雑菌(ざっきん)から身を守るバリアーの役割をしてくれるとても大切な物です。 水の中には様々な微生物が生活をしており、魚の病気の原因となる雑菌や寄生虫もいます。 魚の体は固い鱗(うろこ)でおおわれ外傷から身を守っています。 そした、さらにその表面を表皮が分泌(ぶんぴつ)する粘液(ねんえき)でカバーすることで、 雑菌が、入らないようにしているのです。 メダカを水からすくう時にはガーゼ状のネットを使いますが、 私たち人間には柔らかく感じるネットも、メダカにとって はヤスリで体をけずられるようなものなのです。 粘液(ねんえき)や鱗(うろこ)がはがれると、 そこから寄生虫や病原菌が侵入し病気の原因となります。 心ならずも、傷を負わせてしまった場合にはその部位が赤く出血しているように見えることがあります。 これをスレと呼びます。こんな時は、塩や薬で消毒してあげましょう。