前回、なんやかやで僕は春美と混浴することに成功したのであった。
何が起きたか知りたい方は【前回の粗筋】へ!
「背中流しましょーうかーぁー、春美ぃー。」
ダレダレになりそうな声で緊張感をほぐすように僕は呼びかけた。
「い、いいよ。ひとりで出来るから。」
僕のそんな呑気な話し方にも関わらず、春美は思いっ切り緊張した声で
しどろもどろに返事をしてきた。可愛い。僕の欲棒は春美に悪戯したくて
うりゃうりゃと騒ぎ始めた。露出狂の気持ちが少しだけ分かる気がする。
「じゃあ、僕も一人で洗うかな。」
一応腰にタオルを掛けて出ることにした。ここは敷地内とはいえ屋外。
春美が絶叫したら予定は全て未定になる。慎重に、かつ大胆に。
「え、あああの・・・きゃっ。」
手早く隣に座るとおもむろに頭を洗う。
「魚市場行ったから結構匂いが付いちゃってさぁー。」
「そ、そう・・・」
春美はタオル越しに膨張しつつあるペニスに気が気でなかった。
(わ、わぁー。どうしよう、どうしよぉ。)
「ズゥイー(鼻をすする音)あ、ゴメン。鼻水出そう。」
本当は我慢汁(カウパー氏腺液)のが出そう。
その為にもワザとタオルを鼻に当て、空の洗面器に押し込んだ。
僕のペニスに風が涼しく、春美の視線が熱い。
八の字筋と周囲に意識を集中させ、僕はペニスを触らずに上下に揺すった。
ぴくん、ぴくんとリズムを取りながら春美に文字通りの
セックス・アピールを送る。もう我慢できないと訴えるように。
「わぁあ......っ、くしゅん!」
春美は体に湯を浴びせることも忘れ没頭して観察していてくれたのだ。
「さてと。」
僕は隣に春美がいることを意識していなかったように頭を濯いだ。
てっ、とててて。
春美が慌てて立ち湯船に向かって行ったのを耳で確認し、
タオルで水気を拭き取った。
「よし、僕も入ろうっと。」
春美は逃げるでもなく乳房の先と恥丘を隠して硬直していた。
「そんなに怖がらないで。子供の頃のゴッコ遊びなんだからさ。」
隣に座り、肩に手を置き優しく促す。
そう、約束したまま出来なかった[新婚さんゴッコ]の再現。
「う、うん・・・。」
しどろもどろに春美は答えた。
(そんな事言ったって子供のころはあんなになっていなかったものぉ。)
「のぼせたの?顔が真っ赤だよ。」
一寸白々しく聞いてみる。早く出ようよ、行こうよ。
「う、うん。」
「じゃあ、もう上がろうね。」
僕はそう言うとさっさと上がって、タオルを水で冷やして絞り、
体を拭く。春美は未だ出ようとしない。
「入り口で待っているから、湯冷めしない内に来てね。」
そう言い残し、僕は脱衣場に戻った。
浴衣に着替えた僕は春美が服を着ているのさえもどかしくなり、
急いで部屋に行って布団をひいた。何かしていなければ下腹部の
衝動に耐えられない。そわそわとしていると春美がやっと出てきた。
「待たせて御免なさい・・・・あなた。」
「気にしなくていいよ、春美。さ、行こう。」
春美もやっと割り切ってくれたようだ。僕は春美の手を取り先導する。
温められた春美の手が心地良い。早くこの綺麗な体を白濁に染めたい。
旅館の母屋奥の部屋は普段はあまり使われない。日当たりが悪いし、
見通しも良くない。が、今はそれが好都合。障子を閉めただけで
薄い闇が僕たちを覆った。その中で春美の瞳が不安と緊張と、ほんの僅かの
期待を込めた光を放っていた。
「さぁ、こっちにおいで。」
掛け布団をめくり、端の方に座る。
「うん...」
春美は少し離れるように座った。
「怖いかい?」
「う・・うん、少し。」
「大丈夫だよ。春美が嫌がる事はしないから。」
「ほんとうに?」
「ああ。そだ、本当に嫌なときは『お終い』を合言葉にしよう。」
「分かったわ。そうしたらやめてね。」
「うん。でもそれ以外はドンドン恥ずかしい事しちゃうからね。」
「・・・・エッチィ。」
「知らなかった?」
そう言うと僕は春美の頬に口を当て、チュッと小鳥のようにさえずった。
驚いてこっちを向いた春美の唇に、僕は唇で軽く押した。
唇で唇をついばんだり、舌で春美の唇を舐め擦りながら浴衣を脱がした。
少しずつ春美の鼻息が大きく、荒くなってきた。
「綺麗だよ。」
唇を離し、色白の乳房を下から指の腹ですくいながら囁いた。
「やだぁ。もう。」
慌てて両腕で隠したが、顔はチョット嬉しそう。
「あぁー。見・せ・て。」
「えぇー、いやぁん。」
「僕も見せるからさ。」
そう言いながら帯を解き一人【あーれー上様】をしてクルリを回転、
ペニスに横Gを加えて豪快な露出をしてみせた。
「きゃぁっ!」
ビックリして顔を手で隠す春美。さっき観察日記が書けるくらい見てたろ。
「そのままでいいよ。恥ずかしいんだね。」
僕は春美を仰向けに寝かせて膝を開き、乳房を露わにした。
この薄暗い部屋の光子が引き寄せられているようにほのかに眩しい。
両方の乳房を外側から優しくつかんで、乳首に頬ずりをする。
そのまま内側へゆっくり揉み上げながら唇で乳輪の回りをすれすれに撫で、
唾液で湿らせた息をネットリと吹きかけていく。
「あ・・ふぅぅ・・・・ふぁあ・・っんぅ。」
全身に広がる温々とした快感で、春美の口から悶え声がこぼれだした。
さっきより堅くなった乳首を指の間に挟み、撫で回す。
「ふふ、やぁん・・。」
その指を交互に上下させて振動を加え、もう片方の乳首も舌でチロチロと
くすぐって、意識を乳首に集中させた。
案の定、春美は胸の先端から来る非日常的な感覚速度に浸りきってくれた。
僕はもう片方の手で春美の恥丘を手のひら全体で押し当てるように、
ぐっ、ぐっ、と下から上へお●んこに食い込ませるように力を入れた。
その指先に汗とは違う湿り気を感じる。
見たい。
女を求める者なら、己をナマモノと心得ている者なら
少女の性器を見ようとしないはずがない。その泉を口にすることを
精通以来思わぬ日など数えられないはずだ。
確かなる衝動に駆られて僕は春美が脚を閉ざせないように体を滑らせ、
胸からヘソ周囲、下腹部へと徐々に降りていった。
背中で掛け布団をフンコロガシのように押しのけて、春美のスリットを
顔に押しつけよう。
「や、いやぁ・・だめ・・・はずかしいよぉ・・・・」
布団から出された春美の太股が、必死になって僕を香しい園から
遠ざけようとする。が、悪いがそれは出来ない相談だ。
「・・見られるのだけは・・・そんなとこ・・・」
「見なければ良いんだね。」
僕は両腕で太股を開き、目を閉じてみせた。息継ぎをした水泳選手のように
未だ知らぬ密壺へ潜ることにした。
「やめてぇ、おねがい・・お、お終い。ね、『お終いぃ』。」
「どうしても?」
僕は堪らなく切ない顔で聞き返す。ここで、ここまで来て何も無しなんて。
「ゴメンナサイ。・・それに、約束したよ・・・あの後に。」
「ん?」
「【初夜ゴッコ】はやらないよ、て。」
「え?あぁあ、そうだっけ??」
僕は布団をずり上げて、右手をク●トリスに残し、
左腕を春美の首に回して乳房に置いて、口をもう片方の乳房に持ってきた。
正直な話、全く覚えがない。が、思い出す間に冷められてたまるかい。
「うーん・・そう言えば・・・どうだったかなぁ・・・・」
僕は両手と舌で乳首とクリ●リスをせわしなく刺激しながら、
記憶の糸を辿り始めた。
「うぅっ!・・さ、触らないと思い出せないの?」
「うん。(無論、嘘)」
「は、はぁあぁぁ・・・。早く、してね、っふぁぁ!」
「えーとぉ、うーん?」
クリト●スを包皮越しに力強く擦り当て、左右に指を回したり上下左右に
くにくにくにくにくにぃっ、と振動を加える。
「ぇうぁあ・・・・うっ!うあぁっ!ぅんわぁあっ!!」
春美は堪えきれなくなり僕に捕まってきた。
「あー、あ?あああ。」
膣口を潤わせている蜜を指に塗り、直接クリットを捲るように跳ね上げ、
マンボの楽器ギロのように(若しくはトニー谷の算盤のように)激しく
リズムを付けて擦る。強くなり過ぎないように気を付けながら。
「あぁーっ!ーーー!らめぇーっ!!ぁっあぁあー!・・はっあ゜・・・」
両手の筋が痙攣しそうになるまで愛撫を続けた甲斐があった。
春美は腰を僕の手に押し当てるようにくねらせて持ち上げ、
ぷるぷると下半身を震わせると、くたっと横たわり荒い息をした。
やった。僕は満足感と軽い征服感を覚えた。その興奮の底から
記憶が蘇って来た。
「あ、そう言えば!」
「・・・・・・・・」
春美は紅潮した頬を僕に向けたが、瞳は未だ宙を泳いでいた。
僕は子供の頃に春美とよく卓球で賭けをした。
唯一勝った時に「新婚さんゴッコ」を提唱したのだが、春美はその後に
「初夜ゴッコはしない」を賭けて勝負を申し込んだ。頭の中は
春美の裸でオッパイだった僕は何の事か分からずに引き受けて、
まんまと負けてしまった。挙げ句に興奮して熱と鼻血を出した僕は
風邪と勘違いされ病院送り。約束は果たされなかったのだ。
・・・あの時から肝心要のメインイベントは封じられていたのだ。
「はぁぁ・・。そうだったねぇぇぇ・・・・・・。」
「・・・・ごめんね。」
「いいよ。それよりどこか痛くない?」
「うん。ちょっと疲れちゃったけど。」
照れくさそうに春美は微笑んでくれた。
「良かった。無我夢中だったから・・ね・・・・・ぅぅぅ。」
わざとらしく呻いたりする。
「どこか苦しいの?」
「ちんちん!」
春美が驚いた隙をついて僕は馬乗りになった。
「ゴメン。でもこれ以上ガマン出来ないんだ。」
薄々予想していたのだろう。が、それでも春美の顔には恐れの色が見える。
「子供の約束分だから何もしなくて良いよ。でも見ていて、最後まで。」
僕は背中を反らしてペニスの根本を締め付け一気にしごく。
射精の欲求が全てを支配していく。限界まで怒張した亀頭を指の腹で
軽い摩擦を加えて勢い良く擦る。しゅっしゅっしゅっしゅっ。
(ぅわっ・・すごすぎるよぉ。)
春美の目の前で力み立ったペニスが手で一瞬隠されたり露わになったりして
すっかり釘付けになっていた。
「そんなにして・・・・痛くないの?」
おずおずと僕に尋ねる。
「気持ち良いよ。それに男は鍛えないとね。」
熱にうなされたように答える僕。
「・・・よく分かんないけど・・大変だね、男の人って。」
少し哀れみの入った声で呟くと、春美は揺れている僕の陰嚢を指で包んだ。
すべすべとした白い指が優しく僕の睾丸をまさぐる。
「まん丸じゃないんだね。ふふ、なんだか面白ぃ。」
されるがままだった春美が自分の意志で僕の性を楽しんでいる。
彼女を騙しているという心の奥にあった罪悪感が喜びによって溶け消えた。
悪しき緊張が緩み、それと同時に達成感がやって来た。
「出すよ、春美。見ていて。君、っう!」
「え!?っあ゜!」
何か言おうとしていたのだが、その思いすら精液に混じった様に
僕のペニスから白濁が跳びはぜた。春美は僕が言おうとしていた事に
気を取られ、射精をモロに目の当たりにした。
びゅっ!う゛りゅ、びゅく、ぴゅ、ぴゅく、ぷゆ、ぷぬ。
顔からでもいいから子宮へ向かおうとばかりに、堪っていたスペルマは
しっかりとしたリズムで僕の中から撃ち放たれた。
「ふぁぁあっ!はぁ、はぁ・・ぁあっ!はあぁ。」
精通した日よりも、どんな過激なオナニーでも得られなかった快感に
僕は春美にどんな風に見られているなんて考えもせず、ただ、ただ、
その快感に体を震わせた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
思い出したように春美を見ると、可愛らしい顔がザーメンまるけだ。
紅潮した白い肌に白濁が四散している様は廃退的な美しさを醸し出す。
征服感を一瞬覚えたが、愛おしさと後悔の念がそれを打ち消した。
彼女にかける言葉が何故か見つからない。
「ぁ、あの・・、」
しどろもどろに話そうとする僕に春美は優しく話しかけた。
「気持ち良かったのね。あんな嬉しそうな顔、初めて。」
「・・・うん。ありがとう。本当に有り難う。」
そう言いながらも彼女の体内に入れなかった精子がちと可哀想。
顔に付いたザーメンを口で啜り、驚いている春美に口移しで飲ませた。
初めてのディープ・キスは精液の味だった。
風の無い昼過ぎの暖かい日の中で、僕と春美は再び露天風呂に。
やがて視点は絶景の屋外に。
「ねぇ、何で私達ここにいるの?」
嬉しそうにも、どこか不思議な顔をして僕に尋ねた。
「それはね、」
困りながらもすました顔で僕は答える。
「それはエロビデオの基本パターンだからだよ。」