「ねぇ、ホントに外から見えてない?」
「そうよ、ね?」
               本当です。
「ね。」
「・・・今の何????」
「兎に角、こーんな事やこおぉ〜〜んな事しても大丈夫!」
「止めてよ恥ずかしいっ!」
「いやぁゴメン御免。これだけ高い所で湯に入るなんて久しぶりだから
 ついつい開放的になっちゃって。」
二人はかけ湯をして湯船に浸かった。
「はぁぁ〜。」
「はぁぁ〜。」
暫し湯に伸び伸びとする二人。
「・・・う゛ー!」
ぷかぷかと浮かぶ乳に焼き餅するカスミン。
「そんなに羨ましいなら好きにして良いわよ、カスミン。」
「え、あ、あの・・・じゃ、ちょっとだけ。」
カスミンは蘭子の要領でべちゃぽんてんの乳房を揉む。
「ん。んふぅ。上手じゃない。」
「え、えへ。昨日蘭子さんが触らせてくれたんです。」
「あらそぉ。良いわねぇ〜。」
嬉し恥ずかしそうに目を細めるカスミン。手を止め、そっと頬を寄せる。
「・・・少し、このままにしてていい?」
「いいわよ。・・じゃあそのまま聞いててね。」
べちゃぽんてんは遠い目をして話し始めた。

「昔、ヘーナモン様っていうヘナモン世界をお造りになられた方が、」
「知ってます。仙左右衛門さんから聞きました。」
「ありゃま。なら話が早いわ。そのヘーナモン様が龍王様にヘナモン世界を
 託されて消えてしまった。ってのが出回ってるのだけど、一部削除を
 されちゃってるのよねぇ〜、これが。」
「へ?まだ続きがあるんですか?」
「って言うより抜けてるのね。龍王様に託す際に祖先のべちゃぽんてんに
 人間達への働きかけを仰せになられたのよ。いつか人間達が
 ヘナモンを認めて暮らせるようにね。」
「ベチャポンテンの歴史ってそんなに古いのぉ?」
「古いわよぉ。人間に文明が生まれて、成熟した証に私達の素になる
 淫具は生まれてきたと言っても過言じゃないんだから。」
「はは、そ、そうなんだ。」
「そうよ〜。葛飾北斎の【魂胆遣曲道具】なんて有名じゃない。」
「そうは言われましても。あの、話の続き教えて欲しいなぁ〜、なんて。」
カスミンは乳房の上で引きつった笑顔を見せた。
「始祖のべちゃぽんてんはヘーナモン様から力を授かり
 人間達に【恵まれた子の祈願】と【淋しい病除け】と
 【ヘナモンへの拘りを解く道】を与える祭事を始めたの。
 ま、最後のはナイショなんだけどね。」
「???よく分からないんだけど、要するに私達に良いことするから
 ヘナモンにも良いことさせてね、って事ですか?」
「そんな所ね。何世代にも渡る長期戦だけど。」
「でもそんなに苦労してるのに、殆どのヘナモンはベチャポンテンの事を
 下に見てるよ。おかしいよぉ。」
「良いのよ、これで。」
「なんで!?どうして?!」
「龍王様や代々の霞家とかが一般用ヘナモン神話で普通のヘナモンを
 人間達から遠ざけてくれれば、人間のヘナモンに対する無意識の感覚に
 接触しやすくなるからよ。まぁ、機が熟すまで関係者以外は
 立ち入り禁止、ってヤツね。」
「でもさぁ・・・」
「なぁに?」
「やっぱりおかしいよぉ。それに頑張っているのに理解して貰えないって、
 そんなの切な過ぎるよぉ・・・・・。」
カスミンは霞家に来て暫くの頃を思い出して、やるせない顔をした。
「有り難う。でも安心して。龍王様と王妃様から御寵愛されてるし、
 何よりもここにきて春野、じゃなくてカスミンのような娘が
 ようやく生まれてきてくれたんですもの。」
「へ?」
「あなたが私の事を自分の事の様に気遣ってくれた。それだけで充分よ。」
「そんな・・・ねぇ、私がベチャポンテンにしてあげられる事ない?」
「あるわよ。」
「何?私頑張る!!」
「私もカスミンの事好きになるから、カスミンも私の事好きになって。」
「ぇ・・うん。」
「じゃあこれから一緒にお布団入るけど、好き同士だから良いよね。」
「うひゃぁ〜〜。」
「うふふ、いい顔。それじゃあそろそろ上がりましょうか。」
べちゃぽんてんが腰を上げた頃、風呂の扉が開いた。

「あらぁ、もうお風呂上がっちゃうの?」
「ららららら蘭子さん!」
「・・・蘭子お嬢様、何故此処に?」
目を白黒に顔を真っ赤にするカスミンとは対照的に
べちゃぽんてんは敵を見据える眼差しを向けた。
「何故って、あんたのする【べちゃぽん祭】を見たいからよ。
 イイでしょ、このコのなんだから見たって。」
「いや、でもあのそのだからね。」
「あんたは黙ってなさい!いいわねべちゃぽんてん。」
「・・・・・・・・ふぅ。じゃ、こうしましょうや。ちょっと、」
べちゃぽんてんは蘭子を手招きした。
「何よ?」
カスミンの背丈のべちゃぽんてんに呼ばれ背を屈めた蘭子。その太股に
べちゃぽんてんが右足を乗せた刹那、左足は蘭子の後頭部へ回り込み、
そこを足がかりに右足を左足に絡め股間を顔に持ってくる形になった。
そして両手を交差させ反対側の耳を掴むヘナモンが術を使う
あのポーズをとった。
「!」
蘭子が驚くのが先か後か同時か、蘭子の口から一瞬何かが
ぶち込まれたと思ったら白濁液が口から鼻から逆流しだした。
「っふんっっっ!!!」
再び術のポーズを取ったべちゃぽんてんが蘭子の肩を蹴ると
蘭子は失神したまま崩れた。数回大きく痙攣したかと思うと
ぐったりとしてしまった。
「!!!!!!!!!!!!??!!!?!?!!??!!!!」
あまりの事に口をパクパクさせるカスミンに
べちゃぽんてんが優しく微笑んだ。温かい顔だ。
「大丈夫よ。もう気を失ってるから。ホラッ!」
桶いっぱいの湯を蘭子の顔に浴びせる。だが蘭子は反応がない。
(よし、これで液が流れた。)
カスミンが蘭子を介抱しようとする隙に股間を洗い流す。
「さ、この我が儘お嬢さんを担ぎ込むかね。私は肩持つから
 カスミンは脚持ってね。」
「あ、はーい。でもチョットやりすぎじゃない?」
「良いのよ。私は兎も角、カスミンを蔑むなんて許せないっ!!」
「いや、私は慣れたから・・・。」
「だからって許して良いことと悪いことはあるってもんよ。
 大体この娘は昔はあんなに素直だったのに、何がどうして
 こんなんなっちゃったんだか。」
「はは・・それはあんまりかと。」
「そぅ?まぁカスミンが言うんなこの辺で許そっか。」
二人はそう言いながら蘭子を部屋に担ぎ込んだ。

「よっこらっしょっと。それにしても無駄に重いわねぇ〜。」
「ねぇ、ホントに起きたりないよね?」
「そうよ。と、言うわけでこれから’かいぼうゴッコ’を初めまーす!」
「な、何がと、言うわけなのよ!それに解剖って何処をひら・・く?!」
開くという言葉から意味が分かったのか、照れるカスミン。
「ぴんぽーん。ぴったしかんかん。」
妙に時代錯誤な相づちを打つべちゃぽんてん。
「いや、それは流石に悪いかなぁ。へへ。」
照れ笑いをするカスミンにべちゃぽんてんは誘い水を仕掛ける。
「何言ってんのよぉ。こんな時でもなきゃこのお嬢様が
 こんな開けっぴろげになる訳無いでしょ。ココで秘密や弱点を
 掴んで置けば後々助かるってモノよ。」
「そ、そうですかぁ〜。」
「そうよぉ。言うなら人間がヘナモンの地で
 生きていくための知恵ってもんよ。悪いことなんかじゃないって。」
「そ、そうですよね。」
「そうそう。それに良いキモチになればお嬢様も刺々しさが減るしさ。」
「ですよね。蘭子さんの為ですよね。」
「では改めて探検に出発進行!」
「おーっ!」
カスミンはすっかりべちゃぽんてんの口三味線に乗せられてしまった。

「え、皆様、左手に見えますのが大○唇でございまぁす。」
「ちょっとぉ、やめてよベチャポンテン〜。」
「あら、バスガイド風はいやだった?」
「なんか白けちゃうよ。」
「ふふ。ちょっとは慣れてくれたようね。」
「べ、別にそんなんじゃ、、」
「でもいいのよ。ところで他人のアソコってどう?」
「いや、なんてのか”わぁ〜”としか・・・。あ!見て見て!!」
「え!何々?!!」
「こんな所にホクロがある!」
「ま、どーいう風!!この娘ったら上の口だけじゃなくて下の口にも
 脇にホクロ付けちゃって、やーらしーわねぇー。」
「にひひ〜。蘭子さんの秘密獲得成功〜!」
「おめでとう御座いまーす♪それではボーナスゲームに・・」
「こらぁっ!」
「ゴメン御免。ま、それだけじゃ勿体ないんでアレ探してみようか?」
「アレ?」
「そりゃG−スポットよ。」
「G?スポイト???」
「あ〜、そっか。まぁちょっと場所代わって。」

べちゃぽんてんは蘭子の股間の前に来ると両手を合わせて
「それでは、頂きます。」と合掌。
そして徐に口を付けて舐め始めた。
ぴたぴたぴたと乾いた肉の音がした。が、すぐにぴちゃぴちゃと
汁の音が口から漏れてきた。
初めはクリ○リスを覆うように持っていった口を
膣口に移動し、舌をねじ込んだ。
「うわぁ・・・・。」
その舌使いに紅潮するカスミン。ふと気になって蘭子の顔を見ると
息が荒く頬も耳も真っ赤になっている。
「ホントにホントに起きないよねぇ・・・。」
「う。らいひょうる・・、大丈夫よ。万が一起きたって」
舌の代わりに中指を挿入し浅く軽快に擦る。
「こんなになって途中で止めろなんて言いっこないって。」
くきゅきゅきゅきゅ、と力強いリズムで自信満々で答える。
「そ、それもそうだね。あ、先っちょが固くなってる。」
「こっちも膨らんできたわよ。カスミン、自分の指舐めて。」
「?」
「そしたら指入れて、と。」
舐めた指を強引に掴んで蘭子の膣内にはめ込む。
「熱っ!」
「あったかいでしょ〜。どんな感じ?」
「なんか熱くてクニュクニュしてる・・あ、こっちはザラザラだぁ。」
「その辺にあるのがG−スポットよ。」
「そうなんだぁ。ってコレがあると何か良いの????」
「ま、誰もが誰しもって訳じゃないんだけどね。・・潮吹くのよ。」
「シオ福?」
「ま、簡単に言うとオモラシしちゃうのよ。」
「えーっ!大人なのにオモラシしちゃうのぉー!!」
「見てみたいでしょ?」
「え゛ーっっ!見たい見たい見たいー!!」
「じゃあお嬢さんの体を少し起こしてね。45度位にね。」
「んしょっと。こんな感じで良い?」
カスミンは蘭子を後ろから抱きかかえるように持ち上げた。
「そんじゃタオルタオル、バスタオル〜っと。」
べちゃぽんてんはバスタオルを蘭子の股間から横長に引いた。
「そんなにあっちこっちに出るモノなの!?」
てっきり普通のオシッコみたいだと思っていたカスミンは驚きの声を上げる。
「まぁ、真っ直ぐ飛ぶのは私が受け止めるからね。じゃ、カスミンは
 乳首をいじってね。・・って自分のじゃなくて蘭子お嬢さんのね。」
「いひゃぁはぁ・・ごめんちゃい。」

カスミンが蘭子の乳房をまさぐるのを確認すると、べちゃぽんてんは
蘭子の陰核を吸い上げ、唇で揉み、舌先で弾きまくった。
息がどんどん激しくなり頭を反らす蘭子。
「蘭子さんの首筋キレイ・・・・」
そっと舌を首もとから耳元へ這わしてみる。一際甲高い声で喘ぐ蘭子。
その様に驚くカスミン。
「そこも弱かったのね。もう良い塩梅よ。」
恥丘から口を外し、今度は左手の中指をあてがう。
「へぇ・・蘭子さん首筋が弱いんだぁ〜。」
ちょっと優越感で唇を下からはみはみと強弱を付けて這わしてみる。
そのリズムに合わせて身震いしながら声を上げる蘭子。
「こうしてるといい人、じゃなくて良いヘナモンなんだけどなぁ〜。」
「そうねぇ。ほら、今からもっと良くなるわよ。」
中の括約筋が一瞬緩んだらしく、そこを待っていたかのように
右手の中指と薬指で左手の反対側を左右に擦り始める。
右手の指が尻側を左右に、左手の指が腹側を上下に暴れて文字通り
入り口近くを揉みくちゃにされた。
「うわ・・・すごい。」
乳首を摘む指に思わず力が入るカスミン。
無心無言で肩の力を抜き全力で密壺をこねくり回すべちゃぽんてん。
洋菓子職人の泡立ての技術より繊細で大胆に。
びくっ!
堪えきれなくなったように蘭子の体が一度跳ねると
ぴゅ、ぴゅっ、ぴゅーーーっ、ぴゅぴゅーっっ!と
尿道口から透明な液が飛沫のように出てきた。
「うわっ!!わっ!ぅっわぁーーーーーーーーーーー!!」
驚愕と歓喜が混じった声を上げるカスミン。一気に指を抜くべちゃぽんてん。
一度に指を抜かれたのが刺激になって数回蘭子は痙攣した。その痙攣も
少しずつ感覚が長くなり、小さくなり、やがてぐったりしたままになった。

「・・・・っっぷふぁ〜〜〜。」
腕を振りながら大きく息を付くべちゃぽんてん。
カスミンは口を開けたまま目が一点を見つめたままになっていた。
「どうだった?初めて見た感想は。」
「す・・すごいすごいすごーーーい!!こんな凄いとは思わなかった!
 いやーっ!マジでスゴーイ!!も、すごいとしか言いようがないよぉ!」
「ふふ。喜んでもらって何よりだわ。こういうのも悪くないでしょ。」
「うん、すごーい!」
何を言っても凄いとしか返せないカスミン。
「でも今からカスミンにするのはこんなに凄くないの。ちょっとくっついて
 すっと入ってつっと通って終わり。そんだけなの。」
「あ、そうなんだ。良かったぁ〜。これより凄かったら壊れちゃうよぉ。」
「そ。だから安心して任せてね。」
「はーい。」
「その前に蘭子お嬢さんの後片付けしないとね。私達が寝るところが
 無くなっちゃうわ。」
「それもそだね。」
二人は仲良く蘭子の体を拭くと押入にあった予備の布団を引いて
寝かしつけた。

「さてと、それでは本日のメーンィベントォー・・ってのはよして、
 マジメに女の子同士しましょうね、カスミン。」
マジになるのを照れ隠そうとしたが、それもやめて素直にカスミンとの
一時を楽しむ事にしたべちゃぽんてんは、髪留めを外した。
「うわぁ、良く見ると高そう。良いなぁ〜。私なんて安物だもん。」
カスミンは自分の髪留めを外して羨ましそうに眺める。
「そぅねぇ〜、年頃の娘のワンポイントなんだもん、もう少しだけ
 贅沢したってバチ当たらないわよねぇ〜。」
「う〜ん、でもどうしても他の生活雑貨に気が取られちゃうのよねぇ〜。」
「それじゃこうしましょ。今度来るまでに名前を彫っておいて。
 そしたら私のと交換してあげる。」
「え!良いの本当に!?!」
「ええ。お友達になれた証拠に、ね。」
「わーい!有り難う〜。」
ぽふっとべちゃぽんてんに抱きつくカスミン。
その細い体の後ろに腕を回すべちゃぽんてん。
「口付けはしないから。目を閉じてカスミン。」
言われるままに目を瞑るカスミン。その瞼に唇を重ねる。
左右に、つ・つ、と柔らかい温かさが伝わってくる。
再び目を開けるとべちゃぽんてんがにこにこ笑っていた。
「ねぇ、今のは何のおまじない?」
不思議そうに尋ねるカスミン。べちゃぽんてんは悪戯っぽくそれに答える。
「ただしたかっただけよ。」
そう言ってカスミンの額にチュッ、とキスする。
「んもぅ、なによぉそれぇ〜♪」
負けじとべちゃぽんてんの頬にチュッとキスしかえす。
「やったわねぇ〜」チュッ
「やったわさぁ〜」ちゅっ
「ふふふ。」ちゅぅ
「あはは。」チュゥ
笑ってはキスしてキスしては笑いながら、どちらからともなく横になり
寝そべり合ったが、先にべちゃぽんてんが体を起こし、
カスミンの体に舌を這わせようとした。
「あ、待って!!」
思い出したかのように叫ぶカスミン。
「どうしたの?!」
少し心配そうに尋ねるべちゃぽんてん。
「あのわたし、舐められるのがクセになったらこれからどうするの?」
ォィォィと崩れるべちゃぽんてん。でもカスミンの本気で困った顔を見ると
捨てておく訳にもいかなかったりする。
「そうね。まぁクラスの仲良しの女の子と舐め合うのが
 一番良いんでしょうけど、他の娘はもうちょっと後っぽいし・・・」
「それまで我慢出来なくなったらどうしよう・・・」
「はいはい。じゃあ今日は指だけね。触るだけ。自分でも出来るでしょ。」
「うん。でもぉ・・・・今日はベチャポンテンが触ってね。」
「分かってますって。人前で弄らせるなんて高等遊技はもっと先よ。」

一つ大きく息を付くと、べちゃぽんてんは確認をしてみる。
「それでは他に御質問は?カスミンさん。」
「もうないよ。それじゃあ宜しくお願いします。」
文字通りまな板の上の鯉、いや手術台の上の患者、と言うか
エステ台の上のお客のようにゆったりとしてカスミンは構えた。
「まだサワサワ触るとくすぐったいだけよね。」
べちゃぽんてんは指の腹で分かり易く強弱を付けて八方に擦りつけた。
「ぅ・・・ぅぅ・・うふぅ・・ふぁ・・ぅあああ・・ぅぅんぁ・・・」
片方から両方の乳首へ刺激が増えるとカスミンの声は切なさが増した。
「はぅっ!・・・あ!・・あはっ!!・・・ゃあ!・・・!」
「こっちは自分でね。」
カスミンの右手を握り右胸の上に置くと、べちゃぽんてんは片手を
未成熟な恥丘へ伸ばした。
「あ・・そこは・・・・」
「大丈夫。ほら、温かいでしょ。」
手の平全体で優しくフタをするように覆ってみる。
「うん・・・あったかくてホワホワしてくる。」
じっとりと瞳を潤ませるカスミン。
「こうしてると気持ち良いでしょ。」
「うん・・こうしてるとキモチイイ・・・」
「少し動かしてみよっか。」
「うん・・すこしうごかして・・・」
言われた通りに返事をするカスミン。

焦らないように、と自分を言い聞かせて唾を飲み
左右にゆっくり動かすべちゃぽんてん。
もちろん乳首への愛撫も忘れない。
「ふぁああぁ・・・ぁ!・・・ぁあん!・・・ぃぃ・・・」
柔らかく深い声でべちゃぽんてんは囁く。
「さぁ、今度はどう動くのかなぁ〜〜?」
何が起きるのか不安になってカスミンはべちゃぽんてんの手を見つめる。
上下にく、く、と鞘に包まれた敏感な芽に刺激を与える。
「んああぁっ!!」
反射的に仰け反るカスミン。べちゃぽんてんの手はそのまま恥骨を
ぐ、ぐ、と押さえながら指は取り敢えず1本で肉芽を擦った。
カスミンの声が調子よく色付いてきたので指を増やし、
小さな小さなひだひだと一緒に左右に前後に揺するように指を流した。
その流れが止まったかと思うと今度は包皮の上から摘んだ摘んだ。摘んだ。
「あ!あーー!あーー!」
スイッチを押された電気仕掛けの人形のようにカスミンは足を引きつらせた。
堪らずべちゃぽんてんを抱きしめる。
「あらあら、こんなに引き寄せられたらオッパイいじれないわよ。」
「いい。だからギュッとさせて。」
カスミンは少し涙声で哀願してきた。
「はいはい。それでどう?お腹の中は?」
べちゃぽんてんは全体から秘所へ緩急を付けながら責めつつ聞いた。
「お腹が・・あ!・・あついよぉ・・・・」
「そうね、やっと湿ってきたものねぇ。」
「いゃあ、恥ずかしいぃ・・・・ぃぁ!・・・っ!」
カスミンの顔はすっかり上気して口から湯気が出そうになった。

「さて、それじゃあ始めるとするかね。」
べちゃぽんてんはカスミンの体の上に縦に重なった。
そして両手を耳に持っていき、ヘナモン独特のポーズを取る。
膣口から白く光る芽のような尾のようなものが、てろりと垂れ下がった。
触手とも男根とも違うそれは霊体のようでもあった。
「私に掴まって、カスミン。」
意を決するのを促すようにささやくべちゃぽんてん。
「痛いの?」
「痛くないわ。でも体が溶けて頭が真っ白になって落ちそうになるの。
 だからしっかり食い込ませて。」
「でもそれじゃベチャポンテンが傷付いちゃう・・。」
「良いのよ。望んで受けた傷なら痛くたって悲しくないわ。」
「ベチャポンテン・・・・・」
分かったと答える代わりに四肢を絡みつかせる。
「さぁ、いくわよ。」
「ゆ、ゆっくりね。ゆっくり。」
「一気にツッと突っ込んだ方が楽よ。膜破るモノでもないし。」
そう言って、ぺたんと腰を落とす。
光の塊がカスミンの薄い肉壁を押し広げることなく、
すっと体に差し込まれた。
怖くて目をぎゅっと閉じるカスミン。真っ暗な目の前が
すん
と眩しくなったと思った途端、熱いような温かい感覚が弾けるように
襲ってきた。体中が熱せられた蝋燭のように溶けた気がしたが、
後は分からなかった。