ジオ「終わったぞ、ネオ。」
 
 ネオ「ぅぃ、ああ。じゃお疲れ様〜す。」
 
 GM「じゃねえだろ!」
 
 妖精「今までの説明が終わったんだよね。」
 
 GM「終わってません!これから始めるの。」
 
 妖精「む〜、クサイくさい面倒臭〜い。みんな読んでおいて。」
ファー「この文章量を一から読むのは無理だて。」
真由美「それにここでまとめておかないとセーブ出来ないわよ。」
 
 桃子「ええ!そんなに此処って大事なの?!」
 
 ネオ「成る程、よしジオ!」
 
 ジオ「あいよ!」
 
 ネオ「んじゃ説明まかせた!」
 
 ジオ「あいよぉっお!」
 
 GM「いいんか?良いのかぁ?!」
 
 ジオ「良いの良いの。難しい事考えるてると判断が鈍るしな。」
 
 ネオ「あ、でも分かんない所は先生お願いします。」
真由美「任せてね。」
 
 ネオ「じゃいきましょう!!」
 
 ジオ「はいよ。まず自分達がいる世界とそれぞれの関係だがな・・・
    あ、紙貸して貰えます?」
真由美「はいどうぞ。」
 
 GM「ジオは紙にぐにぐにと書き始めた。」
 
 妖精「電話だから見えないよぉ〜。」
ファー「天界サイトの情報源が蚊帳の外じゃあなも。」
 
 GM「仕方有るまい。【GM・オープン・ザ・ドアーズ】!」
 
 逆・「ヘイ、マスター!」

  ネオ「おぉおお!空中にテレビ画面みたいのが出てきた!」
 
 桃子「凄いスゴイ!ホログラムみたぁい。」
 
 GM「騒ぎなさんな。GMは物語を円滑に進めるための能力を
    色々と磨いているものなのだよ。」
ファー「御都合主義が服着とるみたいだがや。」
 
 ネオ「どぅわぁっ!猫が喋った!」
 
 ジオ「これも魔王の呪いか?」
ファー「たーけーっ!猫が喋ったくらいですたこくでにゃあっ!」
 
 ネオ「何言っているか分かんないぞ。」
 
 ジオ「まぁ、猫だからな。」
ファー「あ、すたこくが分からんかったかね?往生こく事だわ。」
 
 桃子「みゅふぇ??」
真由美「と、兎に角これで説明できるわね。さぁジオ君。」
 
 ジオ「あ、はい。まずこれが俺達のいる世界で・・・」
 
 GM「ジオは改めて紙にうりゃうりゃと書き殴り始めた。」
 
 ネオ「あ!お前図書館にいなかったか?!」
ファー「おぅ、やっと思い出いたか。」
 
 ジオ「・・と、こんな感じかな。」
 
 汚い字(・・ほっといて)

  GM「汚い字。」
 
 ジオ「悪かったぁね。さてと、ここが俺達のいる世界で俺達は
    この世界で生まれて育って」
 
 桃子「死んじゃうのね。」
 
 ジオ「そう、それが生きとし生ける者の定め・・って、未だ早い。」
 
 ネオ「♪あ〜な〜たは早いと、誰かがいって〜たわ〜、」
 
 ジオ「貴方は狼にビークル・モードー?」
 
 桃子「あなたが狼なら〜、用は〜な〜い。♪」
 
 ジオ「って、俺達脳天気3人組ですか。それはそうとこの世界に
    魔界の王、つまり魔王が封印されていた。」
 
 ネオ「ふんふん。」
 
 ジオ「この封印を解くための特殊な魔族、容疑者Xが送り込まれた。」
真由美「どうして特殊なのか、説明できる人いるかしら?」
 
 妖精「はーい!それは魔王の結界が魔族しか入れないように
    なっているけれども、封印のクリスタルは魔族の力の糧である
    魔力を強制吸収してしまうからでぇ〜す。」
真由美「はい、良く出来ました。ジオ君続いて説明してね。」
 
 ジオ「え〜と、この容疑者Xの犯行に対して天界の女神様は
    妖精を派遣、クリスタルの再生を計る。これを阻止するために
    送られたと考えられるのがリンツである・・と。」
 
 ネオ「ほぉーん。で、先生は?」
 
 ジオ「女神様がこのところの怪事件が魔王復活に関わる可能性が
    極めて高くなった為に、治めている別世界から事態の収拾を
    つけるように送ってきてくれたのが先生なんだよ。」
ファー「儂もおるでよ。」
 
 ジオ「つまり先生は【選ばれし者】にとっても先生なのさ。」
 
 桃子「あのぉ、チョット気になるんですけど良いですか?」
真由美「ええ、なぁに。」
 
 桃子「そこまで分かっていたなら何で容疑者Xを
    先に倒せなかったんですか?」
 
 ネオ「ゲームが始まらないから。」
 
 GM「ちょーっいっ!!」
 
 ジオ「それじゃぁチシャ猫のパラドックスだ。」
真由美「魔王が封印されている場所へ通じるための道は
    幾つかあるんだけど、そこ以外に抜け道を作られたの。」
 
 ネオ「金庫ドロみたいなもんっすね。」
 
 ジオ「それに容疑者Xは通常の魔族には絶命的な条件での
    作業が可能だからな。そんな事出来るなんて思わないわな。」
 
 妖精「あ、出来るって言えば私からも質問〜。」
 
 GM「あんたが質問かね。」
 
 妖精「何で別世界の中からセンセイが選ばれたんですかぁ?何か出来るの?」
 
 ネオ「ふふん、オレはもうピンッときちゃったもんね。」
 
 ジオ「え、マジ?」
 
 ネオ「も、絶対自信ある。」
 
 桃子「ネオすごぉ〜い!」
 
 GM「んじゃ言って貰いましょう。」
 
 ネオ「それは[ジャジャンとBGM]真由美先生は大きくなった
    魔法少女だからなのだーっ!」
 
 妖精「な、なんじゃそりゃぁ〜。」
 
 ネオ「いや、前から思っていたんだよね。アニメの魔法少女物って
    お付きのペットがいるけどさぁ、あのまま大きくなると
    ペットも老けるんだろうな、てね。」
 
 桃子「・・・」
 
 ジオ「・・で、本当はどうなんですか?」
真由美「そうねぇ、半分は当たっているわよ。」
 
 ネオ「うし、やったぁ!」
 
 桃子「・・・えぇーっ!ネオすっっご〜い!」
 
 ジオ「お前△だけで赤点逃げるなぁ。で、どこが違うんですか?」
ファー「ちょい待ておみゃーたぁ!誰がお付きだっちゅうねん!」
 
 ネオ「あんた。」
ファー「たーけぇっ!逆だわ逆!!儂のが偉いさんだでよぅ。」
 
 ネオ「何言っているんだか分かんねぇよ。」
 
 ジオ「まぁそれは兎も角、先生が大きなお友達・・じゃなくて
    大きくなった魔法少女っていうのは本当なんですね。」
真由美「そうよ。でもその言い方だと魔法で大人の姿に
    なっているみたいね。」
 
 ネオ「うぉっ、いよいよ魔法少女物だぁね。」
 
 GM「だからそっちから離れなさいって。」
 
 桃子「でも魔法は使えるんですよね。」
真由美「ええ、でも余程の事が無い限り使えない決まりなの。」
ファー「それにコッチは魔力が乏しいでよぅ、増幅一式を使わんと
    ならんでよぅ。ま、その辺の天秤がやっかいだわなも。」
真由美「ファー様!」
 
 ジオ「魔導師が魔法使えないのって競輪選手が園児用三輪車に
    乗っているみたいに不自由でしょうね。」
真由美「そうなのよぉ。も、使いたくって使いたくって
    ガマン出来ないのぉ。」
 
 ジオ「はぁ。それはご愁傷様で。」
 
 妖精「でもこの二人といればトラブルがやって来るからOKよ。」
 
 ネオ「あれ?何か大事な事・・あぁ!あれ、ハデじゃなくてハゲ!」
 
 ジオ「え!どこどこ!?」
 
 妖精「GMってハゲだったの?」
ファー「道理で髪型がピシッとし過ぎているはずだぁね。」
 
 GM「あんた達いつまでもネオのボケに振り回されないの!
    それよりもツッコミいれろよジオ。」
 
 ジオ「ああ、そっか。それを言うなら羽でしょうがぁ!・・はっ!!」
 
 妖精「そうよ羽よ羽!もうっ、何ぼんやりしてるのよぉぉー。」
ファー「おみゃーもボケラァ〜としとったがや。」
 
 妖精「何言っているんだか分かんな〜い。」
ファー「ウソこきゃーすな。」
 
 GM「はい、漫才はそこまで。」
 
 ネオ「それよりも先生、羽ってやっぱり妖精の羽なんですか?」
真由美「ええ、そうよ。」
 
 GM「そういうと真由美は別室から菓子箱を持ってきた。」
 
 ネオ「あ、こりゃどうもゴチになります。」
 
 ジオ「違うって。羽を保管してあるんだってば。」
 
 桃子「もうっ、食いしん坊なんだからぁ。」
 
 妖精「早く見せてぇ〜っ!」
真由美「はいはい。」
 
 GM「そう言うと真由美は蓋を開けた。中には2枚の羽があった。」
 
 ネオ「ぉおおっぉー。」
 
 ジオ「良かった。敵の手には渡っていなかったか。」
 
 GM「ネオとジオはそれぞれ1本ずつ手にした。」
 
 ネオ「あ、本当に桃子ちゃんに近づけると色が変わるな。」
 
 桃子「でしょでしょ。」
 
 ジオ「体から離れても反応するって事は爪みたいな物ですかね?」
真由美「あ、」
 
 GM「不意に近づいてきたジオに真由美は困惑の声を上げた。」
 
 ジオ「どうかなさった・・たぁあっ!」
真由美「もう少しだけ内緒にしたかったんだけどなぁ。」
 
 ネオ「ってどしたの?・・どぃやあぁ!」
 
 桃子「そっちの羽も光の反射が変わっているぅ。」
 
 妖精「ってことは・・」
ファー「うむ、真由美君もクリスタルを吸収したんじゃ。」
 
 ネオ「やぁりっ!又一人見つかったぜ!」
 
 妖精「でもどーしてナイショにしたかったの?」
 
 桃子「それはやっぱりクリスタルがらみで好きになられても・・
    ダメダメ、やっぱりこれで良いの!」
 
 GM「何故に?」
 
 桃子「だってひょっとしたらネオ君が先生好きになっていたかも
    知れないんだもん。だからこれでいいの。」
真由美(ネオ君に好きになられたら私も困るんだけどなぁ) 
 
 ジオ「なんだかなぁ。まぁ先生としては俺達が怠惰になるのを
    防ぎたかったんだよ。」
 
 ネオ「はい?」
 
 ジオ「俺達が自力で調べて納得しなければ本当の進展にならないだろ。」
 
 ネオ「ほぃうぇ??」
 
 ジオ「要するに、魔王退治という宿題はこの世界に住む俺達が
    やらないといけないのさ。その方法の参考書は許されるけど、
    回答集は許されないっていう事だよ。」
 
 ネオ「俺達がねぇ〜。」
 
 ジオ「それともここでGive upするか?」
 
 ネオ「ぶるぶるる。とんでも無い。」
 
 ジオ「と、言う訳でこれから歯痒い思いをさせるかも知れませんが
    宜しくお願い致します、先生。」
 
 ネオ「あ、お願いします。」
真由美「ええ。頑張るのよ。」
ファー「おい、儂は?」
 
 ジオ「事が事だけに人間では叶わぬ事多々有るでしょうし、
    頼りにしていますよ。」
 
 ネオ「よろしくな!」
ファー「なんかぞんざいだが、まーええか。」
 
 GM「こうしてパーティは4人プラス2アシスト・キャラになった。」
 
 ネオ「よし!パーティ名を付けよう!」
 
 桃子「可愛いのが良いな。」
 
 ジオ「まぁレベルの高い順だな。」
ファー「ふんじゃ儂きゃなも。」
 
 妖精「って、事は・・・」
 
 ネオ「題して【猫と愉快な仲間達】!」
 
 GM「あのな、あんた達少しは主人公としての自覚はないのかね?」
 
 ネオ「全然。」
 
 ジオ「幸いお通じは宜しゅう御座いまする故。」
 
 GM「そりゃ痔核だろうが!」
 
 桃子「もぉう、ご飯前に汚い話しないの!」
 
 ネオ「あ、もうすぐ昼か。」
 
 ジオ「この際だし、霊園行く前に河川敷公園の桜祭り行くか?」
 
 桃子「えぇえ〜、」
 
 ネオ「何!祭り![ピキィーンッ!とフラッシュ音]」
真由美「??」
 
 ネオ「うぉおっ!祭りだ出店だぁ!!燃えるぜぃぇやぁっ!!!」
 
 GM「なんか話が進む度に横道にそれていくような気がするが
    次回は本当に出店に移るのか?他のメンバーどうなった??
    縁があったらTo be continued!」