妖精「それにしてもジオってばどしたの？何かキリキリしていたけど。」
　　ＧＭ「ま、彼にも色々あるのさ。強いて言えば彼も男だっていう事。」
　　妖精「むーっ、良く分かんなぁーい。」
　　ＧＭ「それはさておき着替えましょうね。」
　　妖精「ほーい。で、どんなの買って来たのかしら。」
　　ＧＭ「そりゃぁ、一応私達はカプ●ンのゲームキャラですから、ね。」
　　妖精「へぇ、セーラー服にチャイナ・ドレスかぁ。」
　　ＧＭ（さすがにサキュバスの服は買って来なかったな。）
　　妖精「ど・ち・ら・に・し・よ・う・か・な・」
　　ＧＭ「妖精でもそうやって選ぶのかね。」
　　妖精「何となくネ。め・が・み・さ・ま・の・い・う・と・お・り！」
　　ＧＭ「へ、女神様？」
　　妖精「だって私、女神様から仰せ付かったんだもん。よし、コッチ！」
　　ＧＭ「妖精はチャイナドレスを選んだ。」
　　妖精「よし、さっさと着ちゃおっと。でもジオは未だ台所？」
　　ＧＭ「そう。ジオは台所で水を飲んでいた。」
　　ジオ「ふぅ、だいぶ楽になった。あ、ＧＭ先に二階に上がっていてよ。」
　　ＧＭ「と言う訳でここはジオの部屋だ。」
　　妖精「は、早い。」
　　ＧＭ「だって解説役だからね。ていうかTRPGだし。」
　　妖精「それはそうと、これ似合っている？」
　　ＧＭ「うむ、良いんじゃない。ただタイツがブカブカだけど。」
　　妖精「あぁー、蹴り殺されても知らないよぉー。」
　　ＧＭ「で、'ルーズ・タイツ'とか言って履いているの？」
　　妖精「うーん・・・脱いじゃえ！」
　　ジオ「いやぁ、さっきは悪かったなぁあっっぅ！ぅっくぉおぉお！！」
　　ＧＭ「も、完！璧！！なタイミングでジオは入室した。」
　　妖精「やんっ！エッチィ。」
　　ＧＭ「チラリズムの妙味と誘いの芳香漂う許しを含んだ黄色い叫びが
　　　　ジオの配偶子を活性化させた。」
　　ジオ「ぁ.ぅ..ぃ....っっ、」
　　ＧＭ「彼の理性という名のロウソクはリビドーの熱に溶かされ、
　　　　内からのほとばしりに変化しつつあった。」
　　妖精「ねぇ、どおしたの？」
　　ＧＭ「必死に抗おうと苦悶するジオに妖精が無防備に尋ねた。」
　　ジオ（ま、マジで・・・ぶっかけ・・かはぁ゛っっ）
　　ＧＭ「さぁ、どうするジオ君。そのまま抗い切るかね？
　　　　それとも別の事を考えるかね？」
　　ジオ（・・・....・..・.....だ、ダメだ。。何れにしろ持たない。）
　　妖精「何か手伝える？ねぇ、返事してよ。」
　　ジオ（うおぉおっ、これしかないっ。）
　　ＧＭ「ジオは右手で妖精を」
　　ネオ「思いっ切り握ったとか。」
　　ジオ「そ。も、ギューッと強めにね。ってそんな事したら
　　　　身が出ちゃうって、アンコがよぉ。」
　　ネオ「え、妖精さんってタイヤキだったの？ウグイスあんがいいな。」
　　ＧＭ「そんな訳ないでしょが！はい、早く戻って戻って。」
　　ネオ「んだって、オレ今寝ているしかすること無くてさぁ。」
　　ジオ「そうだ、寝ている間に桃子ちゃんの信頼・愛情度を上げようぜ。」
　　ネオ「うぉっ！そんな簡単に好感度が上げられるの？！！」
　　ジオ「うむ。ノーパン健康法だ！」
　　妖精「ノ・ノーパン・・・って下半身すっぽんぽん？！」
　　ＧＭ「おいおいおいおい。」
　　ネオ「そうか、それだけでいいんだ。んじゃ！」
　　ジオ「おう、後でな。」
　　妖精「本当に行っちゃった。」
　　ＧＭ「これで暫くネオの家の状況説明は出来なくなったな。」
　　ジオ「ま、桃子ちゃんも退屈しないだろう。」
　　ＧＭ「それは兎も角、君の状況は悪化の一途を辿っていた。」
　　ジオ「あ、やっぱり？」
　　ＧＭ「勿論。大体お客様が納得しないでしょ。」
　　妖精「そうそう。さっさと済ませちゃいましょ。」
　　ジオ「あぁあんたね。えーと、そうだ右手を妖精さんの方に停止を
　　　　表現するようにパーにして。」
　　妖精「ストーップ、っていうこと？」
　　ジオ「そ、んでもって顔を左に向けて左手の指先を額に持って来て。」
　　ＧＭ「そうか、精神状態を安定化させる[鎮め]の呪文を使うのか。」
　　ジオ「そんなのあったっけ？」
　　ＧＭ「へ？違うの？！」
　　ジオ「うんにゃ、イメージするの。」
　　妖精「何を？」
　　ジオ「君に止まることのなき卑猥な事をしている所、及びその結果を！」
　　ＧＭ「おーいいっ！！」
　　妖精「いやぁあっ！止めて止して触らないで貴方スケベね！」
　　ＧＭ「いいかげんにしてよ、痕がつくから。って、そんな替え歌
　　　　有りましたねぇ。」
　　ジオ（　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　）
　　ＧＭ「えー、只今ジオは妄想を暴走させておりますので、
　　　　彼の思考を表示出来なくなっております。これは貴方の
　　　　ブラウザによる不具合ではありませんので、御心配なく
　　　　引き続きお楽しみ下さい。」
　　ジオ（　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　）
　　妖精「キャーッ！ちょっと本当に止めてよぉっ！」
　　ジオ（　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　）
　　ＧＭ「え？今ジオが考えている事を18禁イラストにですか？
　　　　まぁ、メールか掲示板に御要望があればおそらくは・・」
　　妖精「出しちゃダメーッ！もうっ！何でそんな事考えてるのよっ！！！」
　　ジオ「・・・・何でだっけ？？？」
　　妖精「どしぇすぽぴーん！」
　　ＧＭ「完全にそもそもの部分を忘れているな。」
　　ジオ「え？糖の滴定？」
　　ＧＭ「そりゃソモジ・ネルソン法だ！」
　　妖精「もう、どっと疲れちゃったよぅ。」
　　ジオ「ゆっくり休んでなさいな。俺は今からネオを治しに行くからさ。」
　　妖精「はいはい、ジオが買ったトレトレのピチピチ食べてるから。」
　　ＧＭ「さて、そんなジオが玄関に向かうと古めかしいベルの音がした。」
　　ジオ「そりゃ古いわな、黒電話なんだから。」
　　ＧＭ「なんでそんなのがあるんだよ！」
　　ジオ「昔の人は言ったよ。シンプル・伊豆・ブレストファイヤーって。」
　　ＧＭ「暗号かよ！兎に角電話どうするの？」
　　ジオ「そりゃ出ますよ。はいもしもし。」
真由美「お早う、ジオ君。」
　　ジオ「え！あ、はい。お早う御座います。」
　　ＧＭ「予想だにしない相手からの電話にジオはしどろもどろに答えた。」
真由美「あら、誰かからの電話待ちだった？」
　　ジオ「いえいえそんな事無いです。それよりもどんな御用件で？」
真由美「実はね昨日図書館から帰る時に変わった物を拾ったの。
　　　　ジオ君に見せようかと思っていたんだけど..」
　　ジオ「あ、済みません。昨日の夕方はチョット出掛けていたので、はい。
　　　　それで物ってのはどんなので？」
真由美「何かの羽みたいだけど、興味なかったかしら。」
　　ジオ「いや、物凄く興味有ります。自分は理系ですし。」
真由美「そうだったわね。ところで何時頃行けばいい？」
　　ジオ「え、あ、あーと。・・いや、此方からお伺いしますので、はい。」
　　ＧＭ「ジオは妖精の姿を思い出して慌てて返事をした。」
真由美「そう？それでいつ来てくれるの？」
　　ジオ「えーと、あ！済みません、ネオに今から会う予定が入っているので
　　　　それからになってしまうのですが・・・。」
真由美「しょうがないわね。その代わり今調べていることは教えてね。」
　　ジオ「ええそりゃ勿論。倶楽部用の調書持っていきますので。
　　　　それでは又後で電話しますので。」
　　ＧＭ「ジオはお辞儀しながら電話を切るときびすを返して
　　　　自室に戻った。」
　　妖精「（刑事ドラマ調に）事件かね、ジオ。」
　　ジオ「そうなんです、デカ長！・・ってオイッーッス！」
　　妖精「きしし。で、どうしたの？そんなに興奮して。何か出そうだよ。」
　　ジオ「そ、目からビームがねって、そうじゃなくてぇっ！
　　　　ブツが見つかりそうなんだよ！」
　　妖精「危ないクスリとか？」
　　ジオ「そう。でも本当は片栗粉。っじゃなくてぇっ！ハネだよ羽！
　　　　チミの羽の可能性が高いのよぃ。」
　　妖精「えーっ！ウソ、ホントにぃ？！キャーッ！」
　　ジオ「ああ、ネオを治したら直ぐに交渉してみるよ。っと、その前に。」
　　ＧＭ「ジオはちょこまかと何やら準備を始めた。」
　　ジオ「ええっと、水分と連絡と情報とっと・・・」
　　ＧＭ「何やら呟きながら下に行った。」
　　妖精「はーね・はぁね・はねハネ羽ぇ。素敵な羽が帰ってくるぅ。」
　　ＧＭ「こっちはすっかり舞い上がっている。」
　　妖精「そう、もうすぐこの大空に翼を広げ飛んでいけるのよぉ。」
　　ジオ「お、ご機嫌でございやすね。」
　　ＧＭ「ジオは水差し、新聞、長めの定規、厚紙の広告と
　　　　水の入った広口の空き瓶を持って来た。」
　　妖精「どしたのそんなに大荷物で？」
　　ジオ「ん。いや昼は帰ってこれないかもしれないしね、それで
　　　　妖精さんが無事に過ごせるように色々と環境を整えないとさ。」
　　妖精「うん、気が利いて宜しいっ、なんてね。えへ。」
　　ＧＭ「妖精は少し照れ笑いをした。さてここで御客様の貴方に問題！！
　　　　ジオはこれ等のアイテムで何をするつもりでしょうか？
　　　　答は次回！縁があったらTo be continued！」
　　ジオ「え！俺まだ家から出られないのっ！？」
　　ネオ「げげっ！オレまだ寝たまんま？！」
　　桃子「きゃっ、起きた！」