ネオ「ただいまぁっと。」
 
 桃子「はい、ただいま。」
 
 GM「二人はネオ宅に帰って来た。」
 
 ネオ「なぁんか眠いわハラ減ったわで、やってられないっス。」
 
 桃子「昨日の残り物とかないの?」
 
 ネオ「あ、全部食っちゃった。」
 
 GM「ネオは冷蔵庫を何気なしに覗いた。そこには!」
 
 ネオ「アルマイトのヤカンとか言うんじゃないでしょうね。」
 
 GM「言いませんぜぃ三年二組のだなんて。」
 
 桃子「何?何の話??」
 
 ネオ「いやぁ、昔ねテックWinさんところでやった企画モノの話。」
 
 GM「それは兎も角、ネオは冷蔵庫の扉を開けた。」
 
 ネオ「こ、これはぁ!て、何?」
 
 GM「フェルト状の青い帽子とコートを身につけた
    茶色のショートカットの女の子がペンギンと一緒に涼んでいた。」
 
 ネオ「あのぉ、今四月なんすけど。」
 
 桃子「ゲーム的にも6コマだって歩いてないよ。」
 
 GM「とかなんとか言っている内にその少女は君達に会釈して
    トテトテと小走りに出ていった。」
 
 桃子「・・ねぇネオ君今の子、知り合い?」
 
 ネオ「うぅん、知らない。・・・・あ!」
 
 桃子「何?」
 
 ネオ「妖怪座敷わらしかも!」
 
 桃子「ふぃーん。・・・?・あれ?確か子供しか見えないんじゃ??」
 
 GM「いや、これは私の推論なんだけどね、」
 
 ネオ「なんすか?」
 
 GM「ひょっとして今このシナリオ書いている[まよね〜づ]が
    ハマっている●北電力のアイドル'えここ'ちゃんじゃないかな。」
 
 桃子「要するに隠れキャラなのね。」
 
 ネオ「ま、いいや。なんか食べよ。」
 
 GM「で、君は何を食べるのかね?」
 
 ジオ「ここは冷たい物を摂取するんだ。でないとグレイトフル・・・」
 
 GM「はい、部外者は下がって!」
 
 ネオ「じゃ、バナナでいいや。」
 
 ジオ「ナランチャーッ!」
 
 GM「だーかーら、ジョジョごっこで話を濁さないのっ!」
 
 桃子「ねぇネオ君、ちゃんと食事取ってる?」
 
 ネオ「ふ?うん。あ、ケーキとかも好きだよ。」
 
 桃子「あ、あたしも好きぃ。」
 
 ネオ「この間ケーキ屋で美味しそうなのがあったから、
    一つ下さいって注文たら二千何百円って言われてさ、」
 
 GM「どーいうケーキだ。」
 
 ネオ「いや、一切れのつもりで注文したはずが丸々一個だったんだ。
    ドーナツみたいな格好でさ。ま、いいかぁって買っちゃった。」
 
 桃子「もうっ。・・あ、それが残っているのね。」
 
 ネオ「いや、その日に食べちゃった。」
 
 GM「分けんかーいっ!」
 
 ネオ「ちゃんと分けたって。半分残して、三時間位してまた食べた。」
 
 桃子「なんだかなぁ、もぉぅん。」
 
 GM「で、お味は。」
 
 ネオ「うん、苦しかった。ところでGM、バナナ食べて良い?」
 
 GM「はいはい、どうぞ召し上がれ。」
 
 ネオ「あ、それと"裂けるチーズ"も。」
 
 桃子「ちょっと偏食っぽくない?」
 
 GM「女性キャラに偏食させる某アニメスタヂヲ思い出すねぇ。」
 
 ネオ「うし、食った事だしジオに電話するか。」
 
 桃子「もう食べたの?」
 
 ネオ「うん。さ、ジオに電話しよ。」
 
 GM「ネオはジオに電話をかけた。」
 
 ジオ「たっだいまーと。お、電話だ!はいはいっと。はいジオです。」
 
 ネオ「あジオ、オレ。」
 
 ジオ「もう食ったんかい!」
 
 ネオ「ジオが来るまで寝てるわ。んじゃ悪いけど。」
 
 ジオ「おいおいぃ。ま、いいか。さてとその前に、っとね。」
 
 GM「ジオは自室に入っていった。そこには!!」
 
 ジオ「妖精っしょ?」
 
 GM「ふふふ、この話は業務用と家庭用の混合なのだよジオ君。」
 
 ジオ「って事は・・・・しまったぁあああっ!!」
 
 妖精「遅ぉい。もう自分で捕まえちょったぁ。」
 
 ジオ「オーッ、ノォオオォオーッ!!」
 
 GM「そう、そのフットワークの出来の素晴らしさにスタッフが
    歓声を上げた、あの、あの黒光りする古代からのナマモノを
    今まさに口を付けようとしていたのであった!」
 
 ジオ「(お姉ぇ言葉)いけませんこんなの食べたら!
    も、ポイしちゃいなさい、ポイッ!ああぁあぁあもぉう、
    ばばっちくなっちゃって。薬用石鹸で殺菌よ消毒よ滅菌よ!」
 
 GM「ジオは六本足の高速移動節足動物をティッシュにくるんで
    捨てると妖精を手に乗せ洗面台へ向かった。」
 
 妖精「でも取れたてだしぃ。」
 
 ジオ「だから食用じゃないのっ!」
 
 妖精「じゃあ薬用?」
 
 ジオ「そう言えば一種類だけ中国で養殖されているとか・・・」
 
 妖精「ホラやっぱり。」
 
 ジオ「だぁかぁらぁ、アレは公定伝染病の媒介者なんだから
    そんなの食べちゃ駄目ダメェ。」
 
 妖精「だってお腹空いていたんだもぉん。」
 
 ジオ「もぉん、そんな我が儘ちゃんだと"エロマンガおぢさん"が
    来ちゃうんだからぁ。」
 
 GM「え、エロマンガ・・何?・・って言うか錯乱してるぞ、ジオ。」
 
 妖精「(面白そうに)そのオジサンが来るとどうなっちゃうの?」
 
 ジオ「そのヲヂサンにどんどん遠い所に連れて行かれると
    金沢の職人が極めた金箔でさえ隙間に入り込めない程に
    びっちりと詰まったジャンルに分類されて光流暗法中混の
    図法式悦楽領域の住人にさせられるでR。」
 
 GM「はぁ、もう何がなんだか。」
 
 妖精「そんなの知らないもぉん。あ、お湯もうチョット増やしてネ。」
 
 ジオ「まぁ一般には18禁同人誌のキャラになる、って言うな。」
 
 GM「なら初めからそう言え!」
 
 ジオ「ところでGM、」
 
 GM「はい何かね、ジオ君。」
 
 ジオ「妖精の体表って弱酸性なんですかね?」
 
 GM「うーん・・・・・・?・!何でそんな事を。」
 
 ジオ「いや、弱アルカリ性なら石鹸でも良いだろうけど・・ねぇ。」
 
 GM「設定にはそこまで書いてないのっ!大体家庭用でも
    茶碗のお風呂に入っていただけじゃん、この妖精さん。」
 
 ジオ「いやでもゴキ●リを掴んだら界面活性剤で洗って、
    衛生面だけでも公序良俗ポイント稼がないと後がないしぃ。」
 
 GM「それもそうか。低刺激性なら何でも良いんじゃない?」
 
 妖精「あ、洗った後にツンツン突っ張るのはイヤだからね。」
 
 ジオ「じゃあ、薬用のボディソープでいいな。今持って来るよ。」
 
 GM(何でそんなの使っているんだ?)
 妖精「どうかしたのGM?」
 
 GM「ん?いや。てな感じでジオは浴室から取って来た。」
 
 ジオ「って、いわゆる豪邸とかじゃなけりゃ洗面台は風呂場の
    近くにあるものだってば。はいどうぞ。」
 
 妖精「ありがと。それと洗う物ちょーだい。」
 
 ジオ「え、ああ。スポンジでも大きいか。・・・あ、それらしいの
    持って来るから体に塗ったくっておいて。」
 
 GM「ジオはせせこましく走っていった。それにしても人を使うのが
    上手いねぇ、妖精さんは。」
 
 妖精「てしし。じゃ今の内に体に塗っておこっと。」
 
 ジオ「ほいっと。こんなので良いか。」
 
 GM「ジオは綿棒を妖精に渡した。ひょっとしてリアリティーの
    演出ってやつかね、コレ。」
 
 妖精「うん。ご苦労様。」
 
 ジオ「すすぐまでに体拭くのと着替えの準備しとくよ。」
 
 妖精「がんばってね。・・あ、ねぇジオ、」
 
 ジオ「ふん?どうかしたか?」
 
 妖精「(悪戯っぽく)背中、流してくれない?」
 
 GM「妖精はジオに背を向けて立ち、艶めかしく尋ねた。」
 
 ジオ「(一部エキサイトしながら)あのねぇ、ワタシこう見えてもぉ
    自分のコトをオトコって思っててぇ、
    しかもぉ、どんな鋸(のこ:のこぎり)が・・・じゃなくて女の子に
    何っていうのか[萌え]ってやつぅ?をしちゃうのぅ。
    そんなのが白濁まみれのアナタをいじいじしたらどうなると
    思ってルノワール?!」
 
 妖精「ねえ、GM。あれってオカマ言葉だよね。」
 
 GM「どう聞いてもね。」
 
 ジオ「(かまわずに)も、まよね〜づが"エロマンガおぢさん"に
    なっちゃって、んまぁモウッ変態なんだからぁあ。
    そうなったら魔王の制服よりもワタシの性欲の方が
    65536!バイも危険のピンチなんだからぁああぁん。」
 
 GM「オイオイ、すっかり暴走してる様だし続きは次回に繰り越すか。」
 
 妖精「困ったモノね。」
 
 ジオ「そおなぉよぅ。困っちゃってコマしたくて刃渡り300ミリよぃ。」
 
 GM「じゃ、次回は妖精さんが着替えを着た所からいこう。」
 
 妖精「ねぇ、その着替えって何処で買ったの?」
 
 ジオ「あぁ、懐かしいわぁ。ドコとココは何時までも終わらない
    物語に有耶無耶に飲み込まれていったのよ。」
 
 GM「ええっと、一寸待って。小道具さんがくれたレシートを見ると
    その手のフイギュア・ショップらしいな。」
 
 妖精「そっか。私お人形サイズだもんね。」
 
 GM「では、縁があったらTo be continued!」

 

   GM「それにしても何故にこんなになったのかね、ジオ君。」
 
 ジオ「いやだって三日も我慢してるんだよ。も、何か手を考えないと
    マジでどうかなりソーメンGメン、吸う麺、TheyMen!」
 
 GM「良いなぁ、若いって・・・・・・はぁ。」