19.スーパーの女(1996年)
 ・スーパーの裏側から表側まで余すことなく素材とし、主婦の視点から小学校の同級生が経営するスーパーを徹底改革
  する話。主婦の方は必見の一本。
20.竜馬の妻とその夫と愛人(2002年)
 ・三谷幸喜の原作・脚本で市川準が監督。なかなか良いコンビだ。笑いあり、感動あり、俳優陣の演技良しの傑作コメディ。
21.紅の豚(1992年)
 ・「飛ばない豚は只の豚だ」なんて何ともおかしなセリフも出るが、なかなか男のダンディズムを表現していておもしろい。
22.花いちもんめ(1985年)
 ・アルツハイマー型老年痴呆症というボケ症状にかかったおじいちゃんを取り巻く家族の混乱を通して人間のあり方・絆を
  描く話。誰にとっても”ひと事ではすまされない事”になりえ、真剣に考えさせられる作品かと思います。千秋実の演技は
  絶賛もの。
23.鉄道員(ぽっぽや)(1999年)
 ・浅田次郎原作の映画化。原作を読んだ時には、さして強烈な印象は無かったが、俳優が高倉健さんである事が作用して
  物凄く感情移入して観てしまった。「ありがとう。お父さん」の言葉には涙ポロポロ(妻にはばれないようにしていたが)でし
  た。
24.私をスキーに連れてって(1987年)
 ・正直、中味がある作品ではないが、これを観るとスキーに行きたくなる事とユーミンの音楽を、よく聴くようになった事、単純
  に楽しめる事で選出。一姫も滑るようになったからな。二太郎も鍛えて家族全員で滑れるようになるぞ!
25.宇宙戦艦ヤマト−完結編−(1983年)
 ・本作品をこの位置に挙げるのはおこがましいですが・・・何だかんだいってヤマトシリーズを全て観ていた私。事実上の
  完結編に素直に熱中してしまった。ガミラスとの戦いで亡き人となったはずの沖田艦長が復活しようが、他の星をワープ
  させようが矛盾だらけも何のその。後半の島大介の最期や沖田が古代・ユキを抱擁するシーンにはジーンときてしまった。
26.十五才−学校W−(2000年)
 ・登校拒否の十五才の少年が屋久島へヒッチハイクの旅へ。その道中で様々な人に出会い、自分を見つめ直し、取り戻し
  ていく話。学校シリーズは全て観ているが、何も学校は教室だけでなく、学ぶ事はどこからでもあるのだ!という視点で
  作られているのが良い。一人旅経験者である私も道中、色々な人に遭遇し、教えられました。そういう面でも大いに共鳴。
27.影武者(1980年)
 ・黒澤明監督の時代劇大作。武田信玄の影武者となった男の話。歴史物の中でも戦国時代は好きなため、素直に入りこ
  めた。
28.野性の証明(1978年)
 ・高倉健演じる自衛隊特殊工作隊員が、大量殺人事件や陰謀に巻き込まれていくなかで、野性の怒りを取り戻し、巨大な
  敵に立ち向かっていく。薬師丸ひろ子のデビュー作。 
29.タンポポ(1985年)
 ・最近、ラーメン屋探索に凝っている私としてはもう一度賞味してみたい作品。ラーメン通のトラック運転手がラーメン屋の
  女主人に究極の味を伝授して立ち去っていく話。
30.学校(1993年)
 ・下町の夜間中学の教師を西田敏行が熱演。そこには様々な事情を抱える生徒(大人である)がおり、教師と生徒達の温
  かい心の交流を描く。田中邦衛の演技も光る。
31.もののけ姫(1997年)
 ・自然との共生をテーマにした結構、理解するには難しい作品。石田ゆり子がサンの声を演じている。「アシタカとサン」の
  メロディは素晴らしく、一姫の成長記録ビデオのB.G.Mに使用。一姫は自分のテーマ曲だと思っている。
32.みんなのいえ(2001年)
 ・三谷幸喜監督の作品第2弾。新築する夫婦と大工・デザイナーの葛藤をコミカルに描いた作品。キャスターの八木亜希子
  が女優デビュー。次回作は小島奈津子さんを起用してほしいな。
33.生きる(1952年)
 ・生きることの意味を問う黒澤作品。死が近い事を知った男が懸命に夢を求めて、積極的に働き始める。志村喬は黒澤映画
  に欠かせない俳優だが、彼だけについて言えば、この映画のインパクトが一番強い。
34.となりのトトロ(1988年)
 ・何とも、ほのぼのとした微笑ましい作品である。再見すると良さを認識する。メイが可愛いね。我が子に置き換えてしまう。
  主題歌も口ずさみたくなる。
35.フランダースの犬(1997年)
 ・小学生の頃、TVシリーズで観ていて物悲しかった。久々に映画化された本作品をVHSで観たが、やはりネロが可愛そう。
  本当にアロアの父親には腹が立つ!お前のような偏見男がいけないんだ!大いに反省しろ!
36.雨あがる(1999年)
 ・亡き黒澤明監督に捧げる形で製作された作品。黒澤明の言い伝えに「観終わった後に、晴れ晴れとした気分にさせる作品
  とする事」とあるようで、この作品は、その言い伝えを具現化できたものではないか。
37.おもひでぽろぽろ(1991年)
 ・主人公が幼少時代であった1966年(という私の生まれた年)を回顧しながら、自分を見つめ直すという話で何となく胸を
  打たれた。都はるみが歌うエンディング・テーマ曲が結構良かった。
38.さびしんぼう(1985年)
 ・大林宣彦監督の「転校生」「時をかける少女」に続く初期尾道シリーズ第3作。ファンタジックな青春映画。富田靖子の将来
  の姿が藤田弓子?に違和感を覚えたが・・・
39.ビルマの竪琴(1985年)
 ・「オーイ、ミズシマ、イッショニ、ニホンニカエロウ」のオウムのセリフがしみついている。ビルマで敗戦を迎えた水島上等兵
  が多数の戦死者の姿にいたたまれずに教祖となって現地に残る、というヒューマンドラマ。
40.MARCO 母を訪ねて三千里(1999年)
 ・23年ぶりにリメイクされて1999年に劇場公開された作品。出稼ぎに出たまま音信が途絶えた母を探し求めて、一人旅に
  出るマルコの様々な出会いを通して成長していく物語。こちらはハッピーエンドです。
41.風の谷のナウシカ(1984年)
 ・文明壊滅から千年後の世界が舞台。近代文明に対する痛切な風刺が込められている。原作を読むと、非常に奥が深
  い。ナウシカの声は「カリオストロの城」のクラリスと同じ島本須美が演じている。
42.メッセンジャー(1999年)
 ・飯島直子主演の自転車便ムービー。「私をスキーに連れてって」のスタッフの8年ぶりの新作。街を縦横無尽に走る自転
  車便には爽快な気分にさせてくれる。
43.ピンポン(2002年)
 ・高校生が卓球を通じてライバル達と切磋琢磨していく青春ドラマ。CG映像を駆使して楽しませてくれる。私は中学の時
  に卓球部だったが良い思い出がない。羨望の眼差しで作品を鑑賞した。
44.天国と地獄(1963年)
 ・黒澤監督のサスペンス作品。孤独で貧しい青年が犯行に至るプロセスを克明に描いた重い話。煙突の煙が印象に
  残っている。

                                               次頁へ