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41.劇場版ポケットモンスター/アドバンスジェネレーション
裂空の訪問者デオキシス (2004年日)<3.0>
[監督]湯山邦彦
[出演](声の出演)松本梨香、大谷育江、上田祐司、KAORI、山田ふしぎ、林原めぐみ
[時間]105分
[内容]ある日、氷原に住むポケモンの調査のため現地に赴いていた科学者ロンド博士の観測隊と息子のトオイは、隕石の
落下に遭遇する。そこへ姿を現わした幻のポケモン≪デオキシス≫と“てんくうポケモン”≪レックウザ≫の激しいバトル
に巻き込まれてしまう。4年後、サトシとピカチュウ達は、ポケモンバトルに出場するためハイテク都市ラルースシティへ
やって来た。そして彼らは、そこで少年トオイと出会う。しかし、彼は4年前の体験からポケモンが苦手になっていた。そん
な時、またしてもデオキシスが突如出現する…。
[寸評]日本のみならず海外にまでも大人気のポケモン。我が家の一姫二太郎も2年程前から映画(妻が帯同)・TVを見て
いる。私は毎週木曜日19:00〜の録画予約を行う係で、うっかり忘れてしまうと二太郎は泣いてしまう。そんな状況であ
りながら私はこれまで”ポケモン”をまともに見た事がなく、どんな話なのか全然知らない。今回、本作品を一姫二太郎
と甥と一緒に観る事になった(その間、妻と妹は「スパイダーマン2」を鑑賞)。「ポケモン」デビューである。公開日初日で
あるためか満席で(昨日予約券を買っておいて正解)、上映が始まると観客の子供達はやたらキャラクターの解説を
したり喜びの声をあげている。二太郎や甥も身を乗り出して観ているではないか・・・。前置きがやたら長くなったが、何も
知らない私が観ても”ポケモン”は主人公ヒロシ等を中心に各人が所有のモンスターを駆使してバトルを繰り広げる、と
いう事が分かり、本作品の動きは結構激しいので観ている分にはあきない。ただ未だしっかり入れ込めないけどね・・・。
レックウザが、どういう立場のモンスターかよく分からなかったので後で子供達に聞いてみよう。「ドラえもん」同様、
当面、我が家の毎年の恒例行事となりそうだ。(「ドラえもん」は来年お休みするようだが・・・)
42.ディープ・ブルー DEEP BLUE (2003年米)<4.5>
[監督]アラステファ・フォザーギル、アンディ・バイヤット
[出演](ナレーション)マイケル・ガンボン
[時間]91分
[内容]自然・動物ドキュメンタリー製作において、長年に渡り世界的に高い評価を受けるイギリスBBCが、かつてないスケー
ルのプロジェクトとして取り組んだ驚異の海洋ドキュメンタリー。撮影に4年半もの歳月を費やし、200ヶ所ものロケ地をめぐ
って撮り上げた合計7000時間に及ぶフィルムを基に、深海5000メートの未知の世界から、お馴染みの生き物たちの知られ
ざる生態まで、“海の神秘と美しさ”を余すところなくカメラに収めた作品。
[寸評]昨年「WATARIDORI」を観て感銘を受けて以来、生物系のドキュメンタリーに関心を持つようになった。4月にNHK衛星
放送で再放送された全10回の「ほ乳類・大自然の物語」をDVD-Rに録画して7回分迄見た。本作品は海の生物にスポット
を当てた作品で、愛知県では”TOHOシネマズ名古屋ベイシティ”でしか公開されないので、初めて”TOHOシネマズ名古
屋ベイシティ”を訪れ、朝一番の8:30より鑑賞(おしゃれな劇場で快適であった)。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が
演奏する美しい音楽を背景に海の生物の素晴らしい映像を見せてくれる。「WATARIDORI」同様、ひたすら色々な生物を映
すドキュメンタリーなのでストーリーがあるわけではない。しかし、生物の生存競争の厳しさを痛感するし、随所に仰天・感
動させてくれる映像があり、あの面白かった「ファインディング・ニモ」の映像がCGではなく、正にリアルな姿で映し出され
る。この作品もDVDが発売されたら購入して、家族で一緒に観ようと思う。
43.永遠の片想い LOVER'S CONCERTO (2003年韓)<4.0>
[監督]イ・ハン
[出演]チャ・テヒョン、ソン・イェジン、イ・ウンジュ、ムン・グニョン
[時間]105分
[内容]ある日、ジファンのもとに差出人不明の一通の手紙が届く。その封筒の中には“逢いたい”と一言だけ記された1枚
の写真が入っていた。ジファンの中で懐かしい思い出が蘇る―。5年前の夏、ジファンはバイト先の喫茶店で2人連れの女
の子;スインとギョンヒに出会った。スインに一目惚れしたジファンのストレートな告白がきっかけで、3人は友達として付き
合い始める。以来、3人で映画に行ったり旅行したり、一緒にかけがえのない日々を過ごすようになる。そうして、いつしか
互いに友情とは別の感情が芽生え始めた頃、スインとギョンヒは突然ジファンの前から姿を消してしまったのだった・・・。
[寸評]「猟奇的な彼女」の彼氏役を面白おかしく演じたチャ・テヒョンが出演する、という事で興味深く拝見。ソン・イェジンは
「ラブ・ストーリー」、イ・ウンジュは「ブラザー・フッド」に出演しているとの事。「ラブ・ストーリー」「ブラザー・フッド」は未見
ゆえ、後日、レンタルで観ようと思っている。チャ・テヒョンは見た目も性格も全く違う2人の女の子に振り回されながらも、
思いやりがあって、一緒にいて楽しいユーモアあふれる役を演じている。彼は非常に好感が持てる俳優で、彼を見ている
だけで微笑ましくなる。話は前半は穏やかでほのぼのとした展開で進む(「猟奇的な彼女」のようにポカスカ彼女に殴られ
る事はないので刺激が少ない?)が、後半になると思わぬドラマティックな展開となる。そして非常にもの哀しい結末にな
り、エンディングの曲を涙をたらして聞く事になる(周囲も涙、涙であった)。良く出きたラブ・ストーリーだと思うが、あの3人
の関係は20歳前後だから許されるものだろうな。
44.シュレック2 SHREK 2 (2004年米)<3.5>
[監督]アンドリュー・アダムソン、ケリー・アズベリー、コンラッド・ヴァーノン
[出演](声)マイク・マイヤーズ、エディ・マーフィ、キャメロン・ディアス、アントニオ・バンデラス
[時間]93分
[内容]様々な苦難を乗り越え、めでたく結ばれたシュレックとフィオナ姫。そんな2人がハネムーンから戻った時、“遠い遠い
国”に住むフィオナ姫の両親ハロルド国王とリリアン王妃から“結婚を祝う舞踏会”の招待状が届けられる。だがその真意
は“どんな男と結婚したのか、顔を見せにいらっしゃい”といういわば呼び出しだった。そして、シュレックとフィオナ姫はドン
キーも伴い現地へ赴くことになった。しかし、彼らが到着すると、ハンサムな王子の登場を期待し歓迎ムード一色だった全
国民はシュレックの容姿を見て愕然とする…。
[寸評]馴染みの映画館のポイントがたまり、映画1本無料で観れる権利を取得したが、鑑賞期限は7月末迄。駆け込みで
7/31の23:10上映の本作品を鑑賞。2001年の前作から話は、そのまま続いている。相変わらずディズニー作品をおちょく
っているし、今回はハリウッドの世界を舞台として描いていて「ロード・オブ・ザ・リング」「スパイダーマン」「インディ・ジョー
ンズ」「ミッション・インポッシブル」等のパロディが出るわ出るわ・・・。今回の重要キャラクターである「長靴をはいた猫」が
結構楽しませてくれるが、一番観客の笑いをとっていたが、何故こんなに受けるのかついていけなかった。何かの作品
のパロディなのかな?本作品は映画を数多く観ている大人がパロディ探しで楽しめる作品でしょう。CG映像は非常に綺麗
だし、話の内容もマズマズかな(午前中に庭仕事をやった疲れか時折睡魔が襲ってきたが・・・)。最後のフィオナ姫の落ち
は、今回もやはりそうなったか。あくまでディズニーの「美女と野獣」に対抗しているね。フィオナ姫は綺麗な姿の方が断然
いいけどな・・・(どうも違和感がある)。本作品は4作目まで製作されるようだ。(3作目は今回の続き。4作目は1作目の前
史)
45.息子のまなざし LE FILS (2002年ベルギー・仏)<2.0>
[監督]ジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ
[出演]オリヴィエ・グルメ、モルガン・マリンヌ、イザベラ・スパール、ナッシム・ハッサイーニ
[時間]103分
[内容]ある日、フランシスという少年が職業訓練所に入所してくる。彼は木工のクラスを希望したが、クラスを担当するオリ
ヴィエは手一杯だという理由で断ってしまう。ところが、オリヴィエはなぜかフランシスの存在が気になる。結局オリヴィエ
は後日フランシスを自分のクラスに受け入れるのだったが…。
[寸評]主演のオリヴィエ・グルメは2003年のカンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞している。以前より何気に興味をそそる
内容であったのでレンタル(100円)で拝見。結構期待していたが、内容は「ウ〜ン」という感じ。話が非常にスローテンポ
で眠気をもよおすし、衝撃的な事実が発覚するが、主人公は奥深い葛藤の中で結局何がしたいのか全然わからない。
あの終わり方は何を意味するのか?正直、私とは相性の合わない作品であった。フランシスが「5年も償ったんだ・・・」と
いう言葉が妙に印象に残る。罪を犯して5年償えば何をしてもいいのか?被害者にとっては永遠に消えない無念さを彼は
どう考えているのか?日本にしても、どの国にしても「少年法」の扱いは厳粛にすべきだと思う。
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