Business Trip(1998/5/14〜1998/7/11:USA  Tennessee)
第4週目
 

6/1(月)
午前2時過ぎにものすごい雷と共に大雨が降った。音と光と時間、私が経験した中では最大といっていいほどの雷雨だった。テネシーは雷が多いと聞いていたが、出向者に聞いても夜はめったにないと言っていた。だいたいは夕方が多いらしい。雷のおかげで寝不足ぎみの一日を過ごした。
仕事は順調だが、日本に打診している件の返答がないのには困っている。

夕食はまだ行ってことのない中華レストランに入った。結局バッフェになってしまった。
夜の寝ようとして歯を磨いていたら、下の方で電話のベルが鳴った。出てみるとH家さん。H家さんに申し送りした仕事の件とこっちの仕事の件で30分程話した。

6/2(火)
今日は朝から天気が悪く雨が降っていた。会社に着くころには結構大粒の雨になり、駐車場から玄関に走った。その後、雷も鳴り始めた。
仕事は昨日の続き。久々に手書きでA1の組図を書くと手が痛い。立って書いているので腰も痛い。こちらのトレペはよくシャープペンの芯が減る。材質が日本と全然ちがうのだ。今週よりちょっとペースを落とし気味にした。残りの日数と仕事の件数とを比較した結果である。

夕食はノックスビルの『京都』という店に行った。寿司バーと鉄板焼の店である。私達は寿司の方に行き、にぎりのセットを頼んだ。ハンツビルの寿司屋に比べたら、安くてうまかった。でも、しょっちゅう来る所ではない。お金と相談しなくては。

6/3(水)
会社に出勤してメールチェックをしたらT奈治君からメールがあった。T村君の件に触れていたので、よろしく頼むというメールを書いた。
I倉君に頼んだ図面がFAXで届いたので、早速チェック。しかし、日本とテネシーでは電極部が全く違うことが判明。図面を使えるものがほとんど無く、参考程度になってしまった。しかし、有ると無いとでは全然違うので板倉君に感謝。

今日は水曜日だというのにゴルフの誘いが無い。先週の水曜日にラウンド終了後、K川さんが来週も行こうねと言ったのはなんだったのか。忙しいのだろう。

夕食はアパートで作ることにしたので、買い出しにWAL-MARTに出かけた。並んだレジの先頭に工機設計のブレットが居た。なんか大量に買いこんでいる。みると野菜と果物ばかりである。E永さんからはベジタリアンと聞いていたので納得。しかし、多すぎてレジの人はちょっとうんざりし、その次の人は買い物が数点なのに10分以上待たされた。ちょっと変わった人物ブレッド。

6/4(木)
今日は朝から天気が悪い。大雨が降ったり、雷が鳴ったり。
今週の休日はチャールストンに行くので、宿の予約のためJTB に電話をした。しかし、安いホテルは空いていないみたいでいろいろ検索してもらった。ヒルトンに決定。2ダブルベットで84ドル。3連休のときみたいに50ドル前後は無いらしい。ホテルの場所がはっきりしないのでE永さんにインターネットでみてもらい印刷。これで道も完璧。休日はほとんど計画で埋った。

本日、BEN の誕生日ということでパートのおばさんがケーキを作ってきた。9:30になると、工機設計全員でカフェテリアに行き、ケーキをご馳走になった。その間は工機設計は誰も居ない状態。のんびりとした課である。

昼食は午前中のケーキのおかげで、バッフェ形式は避けることにして、異人館に行き、うどんを食べることにした。久々のうどんである。それもおにぎり付。

夕食は会社に一番近いレストランでステーキを食べた。アメリカに来て始めてのステーキである。値段のわりには結構いろんな物がついていて満腹になった。しかし、私には量が多すぎる。

夕食後アパートに帰ると電話がかかってきた。誰かなと思ったらI倉さんだった。こちらの調子を確認したかったらしい。5分くらい会話をしてS井君とタッチ。I倉さんもテネシーで結構楽しんだくちだと思う。

4日ぶりに家に電話したが、母子教室に行ってて空振り。 

6/5(金)
朝出勤する前に家に電話をした。いつもなら電話に寄ってくるS一が来ない。遊びに夢中になっているらしい。最近では、T志がS一に遊んで寄って行くらしい。居ない間に随分成長している。T志の歯が生えてきことも聞いた。あと一ヵ月ちょっと長いな。

5:30頃から雷雨で起きてしまった。会社に行くときも結構降っていた。傘を持ってきていないので、会社の入り口付近で降ろしてもらい、走って会社の中へ。今度WAL-MARTに行ったときには傘を買おう。
仕事は手書きのため、腕が重くなってきた。ここ数年やっていなかったブランクは大きい。図面化する仕事もあと2・3件である。ペンだこが復活しそう。

H家さんからメールが届いた。T村君の件に触れていた。わがままは合い変わらずみたいである。二か月程度直るとは思っていなかったけど。帰った時にはどうなっていることやら。

明日は長距離運転になるので早く寝よう。

6/6(土)
チャールストンに向けて出発。しかし、その前にアッシュビルのビルトモアに寄ることにした。お金持ちの城があるらしい。約3時間かけて到着。入場料を見てみると29.95 ドル。ちょっと高い。入るかどうか悩んだが、せっかく来たのだからということで入場券を購入。車で入場し、ビルトモアハウス見学用の駐車場に車を止め、徒歩8分。でかい城が目に飛び込んできた。早速、中に入ることにしたが、12時前には出ることは忘れなかった。しかし、中に入ってみるとなかなか前に進まない。結構時間がかかると感じた。とりあえず、早足でツアーコースにそって前進。金持ちの豪邸はすごい。これが一言で言える感想である。

12:30頃、アッシュビルを出発。チャールストンを目指して車を走らせた。途中、昼食とガス補給以外は休憩は無し。約270マイルを4時間30分程で走破。平均時速75マイル。視界に海が見えた。S井君が観光案内所に行きたいと言ったので、地図をたよりになんとかたどり着いた。しかし、17:00で駐車場は閉鎖。結局入ることが出来ず。しかたがなく、どこかに車を止めて散策することにした。ウォーターフロントパークの近くに路上駐車をして、まずはウォーターフロントパークを見学。噴水では、黒人の子供が水浴びをしていた。この辺まで来ると黒人の割合が増えている。その後は町を見学。馬車での観光があった。しかし、英語が分からないので乗ってもつまらない。30分程度歩いてから、夕食をどこにするかで悩んだ。やっぱり海沿いに来たのならシーフード。しかし、店が在りすぎて何処にしていいか決まらず。お腹もすいたので目に飛び込んできた店に入ることにした。頼んだメニューは、エビと貝、魚、蟹がひとつの皿にのったものだった。適当に頼んだ割にはおいしかった。しかし、ビールではS井君が失敗した。最初に頼んだのを飲み終わった頃、ビールはもういいですかと聞いて来たときに、OKという曖昧な答え方をしたので、さらにビールが追加ででてきた。

夕食後、ホテルに向かって車を走らせた。チャールストン・ヒルトンホテル。

6/7(日)
8:20にはホテルを出発し、まず最初の目的地、 浜辺を目指した。海水浴が出来る浜辺にたどり着き、駐車料金を払い、車を駐車場に止め、いざ浜辺へ。すると目の前には大西洋が。いままでみる海とはちょっと違った雰囲気があった。それは、海と陸を360度にて見まわしてみたときに丸く見えたことである。時間的にちょっと早かったので浜辺には数人の人しか居なかった。風も強く、肌寒い。とても、泳ぐ気にはなれなかった。

そこを後にして、次の目的地、軍艦のあるところに車を走らせた。途中で珍しいものを見ることが出来た。橋が途中で持ち上がるのだ。橋の下をヨットなど、背が高い船が通る時に橋が途中から持ち上がって船の航路を作っているのである。いいものを見れて感激。軍艦のあるところにやってきた。軍艦のデッキにF14トムキャットを発見。その前に一通り軍艦の中を見学。アメリカの軍艦の歴史が分かる空間である。展示品の中には、対日本を意識した物もあった。一応船内を見てからデッキに上がった。トムキャットの他にF4ファントムもあった。何年経ってもファントムはかっこいい。

軍艦の次は潜水艦の中を見学。入ってみると狭い。部屋が幾つかに分けられたいて、部屋と部屋は気密性の良い扉で仕切られるようになっていた。機関室は2部屋あり、左右にエンジンが置かれたいた。この部屋はさぞかし騒音が大きかったことだろう。

見学が終わり、ギフトショップで土産になるものを物色。3点ほど購入。

昼食を食べてからはひたすら走り続けた。その結果、6時間でメルビルに到着。その日の晩は疲れたので早く寝た。

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