組み立て編(その1)

ここでは各パーツのメイクアップが終わった後の組み立て方について解説していきます。

これもベリー流なのでもっとやりやすい方法もあると思います。

手首などの結びはSカンなどでやる方法もありますが、まずはベーシックな方法のみ掲載します。

左の画像にゴムひもが4本ありますが、実際使うのは2本だけです。

ゴムひもはノーマルサイズでは心許ない強さで、自立は難しいと思います。 前はノーマルサイズのゴムひもの輪を3〜4cmくらい小さくして使用してましたが、最近では6本丸くらいの強いゴムひもを使ってます。 ゴムひもを強化した場合は、輪のサイズはノーマルと同じにしてます。(太くするだけで十分強くなりますから)

後、ゴムひもは消耗品です。一年くらいするとかなり弱くなりますので、弱くなったら替えましょう。

左の画像は下がノーマルサイズのゴムひもで、上が6本丸のゴムひもです。

まずはゴムひもの結び目の位置がじゃまにならないように配慮します。

ゴムひもの結び目は関節の穴の細いとこなどに引っ掛ったりして、ゴムひもの動きを邪魔することがあります。

うちの場合では足と頭を結ぶゴムひもの結び目は頭の中、腕のゴムひもの結び目は胴体の中にくるように狙ってます。

結び目が狙い通りになるように、結び目が中心になるようにゴムひもの輪をふたつ折りにして、折り返し部分にマジックなどで印をつけておきます。

この印の部分に手首・足首パーツを結ぶようにします。

後、組み立てに際してはゴム通しをする道具が必ず必要になりますので準備しましょう。

うちでは、ビニールコートしてある針金(太さ1.6mm)を30cmくらいで切って、片方の先を1cmくらい折り曲げてフックをつくり、ゴムひもを引っ掛けられるようにしてます。

ビニールコートしてあるほうが、作業時にパーツを傷つけにくいと思うからです。

後、結構太い針金ですと引っ掛け部分をしっかり曲げておかないと、腕のパーツの穴が通らなくなります。

まずは足と頭をつなぐゴムひもの片方の印の部分にどちらでもいいので足首パーツを結びます。

写真では右足から初めてます。

足首パーツの紐の輪にゴムひもをくぐらせます。
ゴムひもの輪の中を、足首パーツをくぐらせます。
輪を縮めるようにゴムひもを引張れば、結びは完了です。
そうしたらゴムひものもう片側の印の部分にゴム通しのフック部分を引っ掛けます。
では、ゴム通しを足首パーツに合う方向にすねパーツ、ふとももパーツと通していきます。

写真では右足側ですね(Rマークがあるパーツ)

通し終わるとこんな感じですね。

左右のパーツを間違えないように注意しましょう。

では胴体にゴム通しを通していきます。

ゴムを通した側の足の穴から首の穴へゴム通しを通していきます。

胴体の中は曲がっているので通しにくいです。

通しやすい方向に針金を曲げながら通しましょう。

胴体にゴムひもを通し終わったとこです。

頭と足をつなぐゴムひもは頭のところで折り返してますので、これから折り返し作業をします。

まだゴム通しははずさないでくださいね。

首からでたゴムひもできるだけ引張って、適当にはさめるものではさみます。

 

そして、再度ゴム通しを首の穴に通していきます。
そして、反対側の足の穴に通します。
さきほど仮ではさんだものをはずし、頭の蓋に引掛けるSカンの小さい側にゴムひもを引っ掛けます。

ゴムひもは折り返しになってるので、ちゃんと2本引っ掛ってることを確認してくださいね。

ここで1本だけになるとゴムのテンションがゆるくなってしまい、足と首がゆるゆるになってしまいます。

Sカンを引っ掛けたら、ゴム通しを引張って、Sカンが首の穴で止まるとこまで引張っておきましょう。

Sカンは首の穴より大きいので、中に入ることはないので安心してください。

では、残りの足のパーツを今度は胴体に合う側から通していきます。

ふともも、すねパーツと通します。

最後に足首パーツの紐の輪に、ゴム通しを通して、できるだけ引張ります。
引張ったゴムひもの輪に指を引っ掛けて、ゴム通しを外します。
そしてゴムひもの輪の中を足首パーツをくぐらせます。
足首パーツを持ってゴムひもを離せば、結びは終了です。
これで足が完成です。

次に腕と頭の組み立てに移ります。

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