愛知県碧南市 楽しい思い出は大人になってもずっと残る 明石公園を訪ねて
<乗り物の多くが100円という魅力!観覧車にメリーゴーランド、サイクルモノレールにおとぎ列車…決して派手ではないけれど、家族の思い出を最適の場所。遊び疲れたら「ゴロゴロ広場」で寝転び、陽気を楽しむ> 産業道路を南下すれば見えるオレンジ色の橋、そして観覧車。明石インターに程近い場所にある「明石公園」。 昭和57年(1982)より、40億円もの資金を投入して平成4年(1992)に完成した市内最初の地区公園である。 東西に分割された公園は、東地域を「ぽかぽか広場」、「ゴロゴロ広場」等、憩いを目的とした場とし、西地域はメリーゴーランド、サイクルモノレール、観覧車などを中心とした遊びの場となっている。 休日ともなれば、小さな子供を持つ家族連れが訪れ、公園は賑やかな場となる。 100円という低料金が魅力な乗り物に子供も親も喜ぶ。人気なのは"D05870"のプレートを掲げる「おとぎ列車」。 総延長436メートルの軌道が園内を周回し、汽笛を鳴らしながら白煙を吐く。(記載の乗り物その他利用料金は平成18年9月現在の料金です。事前にお確かめの上、お出かけ下さい)
<何とも妖しい言葉の響きである「夜の公園」。しかし実際はどこかセンチメンタル気分。人恋しくもあり、一人でいたい気分にもなる。仄かに灯された明かりを頼りに橋と橋を渡り歩く。ひとり淋しく夜空を見上げ、また明日には世間から求められた自分へと戻っていく> 明石公園の営業時間は4月から9月までは午後5時。10月から3月までは午後4時まで(2005年現在)。 その時間以降は閉ざされてしまうのか? 確かに遊具・売店など公園の諸施設は営業を終えて閉じられてしまうが、公園東地域の広場は基本的に出入り可能。 事実、夜のウォーキングを楽しむ人々が休憩をする場となっている。 夜の公園とは何とも妖しい言葉の響きだが、明石公園、夜の姿は実に美しいのである。 園内を縦断する「さくら橋」、足下に仄かに灯された明かりを頼りに歩く。動かないメリーゴーランドや観覧車が醸し出す寂しげな雰囲気。 産業道路を横断する「明石スカイブリッジ」に進めば、真下には車の赤いテールライトが滑るように越えていく。 人恋しくなる成るも、一人でいたい気分でもある明石公園の夜。昼間の喧噪とは裏腹に夜は大人の愉しむ場となる。
産業道路の明石インター手前の進入路をすすめば、容易にアクセス出来る『衣浦グランドホテル』。 明石公園に隣接し、碧南市内はもとより、近隣市町村へ向かう際にも好都合な立地条件。 1992年11月にオープンし、碧南市唯一の政府登録国際観光ホテルである。スイートルームも常備され、碧南市を訪れるVIPの多くが利用する。 13階には展望素晴らしいスカイレストラン「ソレイユ」があり、また地下にある「トロン温泉」は好評。 碧南市内にある他の旅館も確かに魅力的だが、散策で疲れた体を癒すには衣浦グランドホテルのような行き届いたサービスを提供するホテルがありがたい。 くるくるバスの緑・青の市内巡回コース、「田尻町」・「明石公園」のバス停も近く、碧南市観光にも望ましいホテルである。
< text • photo by heboto >