愛知県碧南市 隣接する「中山神明社」と「碧南市文化会館」

碧南市中央東部へようこそ!

中山神明社 (なかやましんめいしゃ)

桜の名所として有名な「中山神明社」 市民に貢献「碧南市文化会館」

荘厳な中山神明社の拝殿

<中山を守る氏神である中山神明社。往昔は、たなおの旧字「上屋敷」にあり、長田一族とも縁有り。荘厳な佇まいの境内も桜咲く春の季節になれば、夜桜を楽しむ人々でいっぱいになる> 「野間の変」に関する事情で、景致の子が棚尾に移り住んだ際、持参した刀を屋敷の隅に祠を建て祀った。 場所は棚尾の旧字「上屋敷」だったという。その後、元和8年(1622)に生田新左衛門宗義が稲野(神明前)に一宇を建立したのが今の中山神明社である。 現在の拝殿は、昭和59年(1984)3月に完成した鉄筋コンクリート製の銅板葺きで荘厳なデザインを成している。 この神明社には、北中山にあった多度社を大正3年(1914)8月6日に合祀している。 この多度社は、干ばつに苦しむ村民を救い、深く信仰された神様である。

碧南市文化会館

<碧南市にスターがやって来ると聞けば、碧南市文化会館へ集まった。碧南市・鶴見町に芸術文化ホールが出来るまで、大きな催しはこの碧南市文化会館で行われる事が多かった> 中山神明社の北に位置する「碧南市文化会館」は、市制30周年記念事業として、昭和54年(1979)4月5日に開館する。 鉄骨鉄筋コンクリート造り、地上5階、地下1階、延べ床面積は約6800平方メートルという規模。同じ敷地内に碧南市民図書館・中央分館がある。 各地域の公民館を統括する「中央公民館」としての機能も持ち合わせ、会館前の駐車場はいつも満車に近い状態となっている。 碧南市文化会館のメイン施設は座席数1022のホール。 音楽関係の催しは鶴見町の芸術文化ホールに譲る事が多くなったが、今でも講演会などはこの碧南市文化会館のホールで行われている。 ロビーの奥には、ひっそりとライオンの剥製が今もある。ライオンがまだ珍しかった時代には、子供達のアイドルだった。

ヘボト自画像ヘボトの「如是我聞(にょぜがもん)」

隠れるようにひっそりとある常夜灯

「中山辻にあった常夜灯」

中山神明社境内の東南、鬱蒼と茂る鎮守の森に隠された常夜燈がある。 常夜燈の前には木々のない空間がある。桜咲く春の季節には、その雰囲気の良さに花見客がシートを広げ、どんちゃん騒ぎを繰り広げる場所。 春を過ぎてしまえば、膝丈ほどの雑草が生い茂り、常夜燈まで辿り着くのは困難。 この常夜燈は、元は『イクタフード本店』の東南にある「中山大地蔵」の向かいの場所に、文政9年(1826)建立されたもの。 往時、この常夜燈のあった場所は「中山辻」と呼ばれ、道場山から伏見への道と棚尾から城山へ向かう道が交差する地点で、多くの人が行き交っていたという。 昭和42年(1967)に中山神明社境内に移された。苔むした石垣には、明かりを灯す為に石段まで付設している。実に立派な常夜燈である。

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