愛知県碧南市 駅員の常駐する碧南唯一の存在 玄関口「碧南中央駅」
<現在の碧南市の玄関口ともいえる「碧南中央駅」。駅前ロータリーで貴方は地方特有の気怠い雰囲気を感じるだろう。だが落胆してはいけない。貴方が生涯忘れ得ない碧南市で出逢う想い出がこの先に待っている>
名古屋鉄道本線の知立駅で三河線「碧南行き」に乗車し、10番目に着く駅が「碧南中央駅」である。
この碧南中央駅は昭和56年(1981)12月14日に「新須磨駅」に変わる駅として誕生した。
以前の新須磨駅は、大正4年(1915)7月10日に三河鉄道が新須磨海水浴場に来る海水浴客を見込んで開設した駅。
対して碧南中央駅は、碧南市役所を中心とした新しい行政・商業地区に相応しい玄関口としての役割を担い、開設された駅。
中部国際空港へアクセスする空港バス、そして市内を循環する「くるくるバス」全ての系統が集約し、
碧南市を観光するのに利便性の高い場所である。
<新しい土地に来たらまず、何でも知ろう。何でも聞いてみよう。碧南中央駅に併設される「碧南市民情報センター」で碧南市に関する情報を収集すれば、より充実した観光を楽しめる。職員さんも親切だから安心> 碧南中央駅に降り立ったら、先ず駅に併設される「碧南市民情報センター」に立ち寄る事をお勧めする。 ガラス一面に貼られた碧南市の情報に目を通し、”ご自由にお入り下さい”の言葉通り、誰でも遠慮無く利用出来る施設内へ。 地元ケーブルテレビ「キャッチ」の番組が映る画面が並ぶ。用意されたソファに腰を下ろし、まだ慣れぬ碧南の空気に身を慣らし、一呼吸するのも良い。 テーブルに用意されたインターネット端末で、より階層の深い碧南市の情報を探し当てるのもいい。奥のカウンターには、 碧南市情報に精通した職員さんが常駐しているので、分からない事があれば聞いてみよう。
碧南中央駅の改札口を出てロータリーの円周を右に行き、横断歩道を渡ると、 銀行前を通る事になる。そのまま東へ進むとメガネ屋さんの「和光堂」、さらにあんこを専門に扱う珍しいお店「大浜製あん所」がある。 そしてガソリンスタンドのある交差点「碧南警察北」が見えてくる。この交差点付近が、実は碧南市で一番の繁華街。 文化堂、ケンタッキー、ダイヤカメラ、チカラヤ、石川屋靴店、かどや等、碧南高校卒業生ならば一度は利用した懐かしのお店が未だ健在。 碧南市を観光する上で、頭を悩ますのが「食事」の問題である。この周辺の裏通りには、個性的で美味しい飲食店が隠され、探す楽しみがある。
< text • photo by heboto >