愛知県・碧南市 不思議な紋様には意味がある? 「浜尾橋」のイルミネーション

碧南イルミネーション

浜尾橋 (はまおばし)

重なる光の円盤に誘われて 新しい時代の到来?予兆?

浜尾橋の円を基調にしたイルミネーション

<不規則な紋様が左右対称に現れる。これは何かの啓示だろうか? メッセージ性を感じさせる「浜尾橋」イルミネーションのデザイン。その斬新な存在は、新しい時代の到来を予感させる。不可解な円形の集合体は、どこか英国の田園地帯に現れた「ミステリーサークル」のようでもあり> 浜尾橋は、平成14年(2002)の12月24日に開通した歴史の浅い橋。 碧南市から一気に安城方面へと抜ける快走路のために、往来する車はそれ相応のスピードで通過していく。 美しいイルミネーションがあるというのに実に勿体ないことではないか。 浜尾橋のイルミネーションは他とは違い、異質の存在である。 円を題材としたデザインは新しい世界観を感じさせる。碧南市内に数多くイルミネーションあれど、こういったデザイン性を感じさせるものは浜尾橋のイルミネーション以外存在しない。 この円形の集合体は何かを思わせないだろうか? 突如として英国の田園地帯に現れ、世間を騒然とさせた「ミステリーサークル」である。 インチキとして暴かれ、姿を消したミステリーサークルがこの碧南の地に来ていたとは。やはりこのイルミネーションは分かる人にだけの「サイン」なのか。

ヘボト自画像ヘボトの「電飾紀行(でんしょくきこう)」

堀方橋からの浜尾橋の眺め

「堀方橋から浜尾橋を臨む」

「浜尾橋」は新川に架かる橋の中でも最も高い場所に存在している。 隣の堀方橋との高低差は10メートル以上。 堀方橋から眺めてみると浜尾橋のイルミネーションの全体像がより一層鑑賞出来る。 堀方橋は今はほとんど車が通る事のない橋であり、ゆっくりと楽しむ事の出来るオススメの場所。 静寂だけが漂う堀方橋、名の由来は宝永2年(1705)に新川開削を成し得た人夫たちが住んだ小屋が在ったから故にと伝わる。 実は新川開削には面白い話があって、一度完成したと幕府に届け出たが、川幅が計画より狭かったために役人に怒られ、やり直しを命じられたという。 渋々と作業をこなす人夫たちの姿が目に浮かぶ。こんな蘊蓄話を肴に、静かな橋の上で一時を楽しんではいかがだろうか。

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