51.宇連山3(うれやま)(2020.05.05)   参考サイトはこちら他多数

 

世間はコロナ一色で、政府からは外出自粛が要請されています。
ただ、我が家では、1月末(ダイヤモンドプリンセス号が話題になる前、新型コロナといえば中国・武漢の出来事と思われていた時期)に、家内が味覚異常、その後全員が相次いで胃腸風邪症状となっていました。
3月に新型コロナ感染での味覚異常が有名になってからは、1月末時点で家族全員が新型コロナ感染済み=コロナをうつす可能性もうつされる可能性も殆どない=と確信しています。

誰とも密集しない山の中ではコロナ感染は問題にならないはずだが、このご時世で救助を求めるようなことになってはならない、と考えております。
行ったことのある危険性の少ない山を選び、何があっても自力下山する覚悟で行っております。

 

コロナ騒動で、子供達が体を動かす場も殆どない中、直前の猿投山で私も問題なく動けることが確認できたので、愛知県内の東海自然歩道を再訪することにしました。一番ドラマティックな展開となった、岩古谷山から鞍掛山のコースも魅力的だったのですが、コロナ騒動の中で無茶はできないので、5年半前のテント泊デビューのコースをそのまま歩くことにしました。さらに、その前日に伊良湖岬を観光して、奥三河に宿泊することとしました。前回は出発地点に置いた車まで戻るのに一苦労したので、今回は下山地点の三河大野駅に車を置くことにしました。

 

1.伊良湖岬(5/4)

そのまた前日に各自のザックを全部荷造りして、朝9:30頃、小雨の中を出発しました。ナビの言うがままに、ガラガラの東名を音羽蒲郡ICまで行き、そこから地道を少し走ってR23に乗り、渥美半島に入っていきました。これだけ空いているのなら高速を使わず最初からR23で良かったのかも、というのは後知恵です。

伊良湖岬へは、三河湾側のR259をたどりました。飲食店は開いているところと閉まっているところが半々、という感じだったでしょうか。フェリーターミナルに併設されている道の駅を昼食の第一候補にしていました。が、着いてみると、フェリーターミナル(下左)以外のお店は全て閉店でした。仕方がないので、自販機の飲み物をいただいていると、雨が上がったので、岬の先端まで散歩してみました。現在は灯台の役割を担っているらしき、山の上の「伊勢湾海上交通センター」(下中)は休日には中に立ち入れず、岬の先端の歴史的な灯台(下右)まで行ってから、海岸沿いをフェリーミナルまで戻りました。

少しR259を戻り、開いている海鮮の店で昼食とし、岬先端に戻り太平洋側の県道42を回って、お宿に向かいました。ナビに言われるまま音羽蒲郡ICのすぐ近くまで来た道を戻り、それから山に入りました。新城市作手のお宿、カントリーハウス ル・シュールは、ゆったりとして夕食も朝食もおいしく、お勧めです。(但し、この5月6日から31日まで自粛休業だそうです。)

 

 

2.宇連山から棚山高原(5/5)

朝は6;50に起床、ハイドレーションへの水詰めなど荷造りを全部済ませてから、早めに用意してもらった朝食をいただき、8時過ぎに出発、R301で山を下り、途中R151のコンビニで各自の昼食を調達し、9:15くらいには三河大野駅に着きました。駅を挟んでR151の反対側になる駐車スペース(下左)に車を停め、9:30の電車(下右)に乗車しました。

9:40に三河槇原駅に到着し(下左)、「県民の森」方向に歩き出しました(下右)。

「県民の森」も、宿泊施設「モリトピア」を始め、大半が営業を休止していました。管理用林道を県民の森の一番奥の「亀石の滝」まで歩いて小休止しました。11時頃になります。

亀石の滝が写しにくいのは相変わらずで、前回の方がまだマシに思えるので、今回分の掲載は控えます。ここまでは散歩道、ここからが急登続きになります。

11:30頃に「滝尾根展望台」(右)に到着、ここで昼食にしました。

この「滝尾根展望台」を出発した頃から徐々にすれ違いが増えました。男性で単独の方が多かったように思います。特に長男の60Lの大きなザックが目立っていたようで、

  「訓練ですか?」
  「あなた方も、このGWは他の山に行かれる予定だったのでしょう?」
  「県外に行けなくなって、仕方なくここに来ている人が多いみたいですよ。」

などと声を掛けられました。確かに、普通にはテントを担いで登る山ではありません。申し遅れましたが、昨夏の後半に続き、私は共用道具の一切を免除されたまま、でした。

12:30に着いた北尾根分岐で小休止し、山頂には13:35に到着しました(下左)。三河槇原駅から昼食休憩込みで4時間を切っていますから、まずまずだと思います。

13:52に山頂を出発し、13:58には東海自然歩道に合流しました(上右)。看板には「棚山高原まで4.8km1:30」となっていますが、下の白い板では「4.8km1:10」となっています。トータルでは下り基調とは言え、特に後者のコースタイムは異様な数字になっています。

5年半前と同じく、この時点での最大の関心事は「水場」でした。前回は、途中に水が滴っている場所が散見された記憶があるのですが、今回は何処も乾いています。好天続きで5月3日と4日の雨も山の中では降らなかったのではないか、もし水場も枯れていたらどうしようか、と考え始めた頃、2:20くらいに「水場」に至りました。

見た瞬間は、流れる水の乏しさに頭がクラクラしかけたのですが、流れにコップを添えてみると、存外簡単に水が溜まります。飲料水として、私が2.5L他3人が2L、料理用として1.5L×2を一杯にしました。合計11.5Lになります。ここに15分くらい居たのでしょうか。

この先、林道と離合を繰り返すルートは、2万5千分の1の地図でも詳しいところがよく分からないところで、ベテラン東海自然歩道ウォーカーも林道から逸れるところの道標を見落として違うところを歩いてしまっているようです。こちらの頁のこの区間分をプリントアウトして、地図と一緒に持ち、次の分岐の方向を意識して歩きました。完璧なナビゲーションで助かりました。(この節は前回分からの完全コピペ)

バンガロー村廃墟も何枚か写しましたが、前回の画像の方が不気味さをよく伝えている気がするので、今回分の掲載は見送ります。

そのバンガロー村廃墟を通過して間もなく、16:00にベンチ番号No.24の休憩所、幕営地に到着です。前回は宇連山山頂を出発してからここまで誰にも会いませんでしたが、今回は水場の手前で単独の男性とすれ違いました。

家内のテントは家内が、男3人用は子供等が、それぞれ設営するのを眺めてましたが、ペグは主に私が打ちました。

設営後、アルファ米とレトルトカレー中心の夕食を済ませて、7時前にはテントに入りました。

家内のテントからは寝息が漏れてきます・・・・・と、何か足音が聞こえます・・・・・同じ場所での前回の訪問者よりは小さいような気がします・・・・・前回はずっと寝ていた子供達が、今回はビビりまくっています・・・・・。

暫くして、動物の気配は無くなりました。次男が「一人でトイレに行けない」というので、着いていったところで家内が目を覚ましたので、事情を説明しました。ほぼ満月で、あたりの様子はヘッドライト無しでもしっかり見えますが、訪問者はもう見当たりません。改めて寝直しました。。。。。

52.鳳来寺山2につづきます。。。

 

コース地図(クリックで拡大)ですが、サイト容量節約のため前回分を流用しています。
今回のスタートが三河槇原駅、ゴールが三河大野駅、である点で前回と相違します。
赤:東海自然歩道区間、緑:その他区間

山歩きTOPへ TOPへ