日本共産党 議案提案権で意見書提出
市民病院再編統廃合のリストは撤回を
国言いなりでは市民は守れない
2月18日、碧南3月市議会が開会しました。
日本共産党は市民の不安が広がっている、国の再編統廃合の碧南市民病院を含む424(その後7減20増で437病院に)を名指ししたリストを白紙撤回するように求める意見書を、碧南市議会として提出しようと、全議員会派に呼びかけ議案提案しました。
即決で、日本共産党3人、令和新風会3人、新しい碧南をつくる会1人の7人が賛成しました。
反対した14人は、市民の声聞いたか
新政会の林田 要議員が反対討論。「安城厚生病院から18分」との理不尽で一方的な物差しでより分けたリストを容認しました。反対14名は、意見書提出を否決しました。
「ふみ出そうへきなん」「しあわせに暮らせる碧南」「私たちの碧南をあなたと一緒につくる」など市会議員選挙を前に、耳障りのよいキャッチフレーズを書いたチラシを配布している市会議員の方々・・・。
国言いなり、市民の不安に耳を貸さないのでは、病院も、市民の暮らしも命も守れません。日本共産党は予算審査、総括質疑でもさらに病院守るために力を尽くします。
日本共産党の総括質疑
2020予算案、市長の施政方針、教育長の教育方針に対する総括質疑が、2月27日(木)28日(金)に行われます。ぜひ傍聴に来てください。キャッチ放映は、3月4日(水)、3月10日(火)地デジ11CHで行われます。
山口はるみ議員 2月27日(木)1番目
1.18歳までの医療費無料化を
(1)2020年度、県下と西三河の自治体で子どもの医療費無料化の対象拡大の状況把握はしているか。
(2)豊田市、岡崎市、刈谷市、安城市、みよし市の医療費無料化対象拡大に続き、碧南市は18歳、高校卒業までの通院費入院費の無料化実施を。
(3)20年後の人口予測について碧南市の見解は。国の「2040構想」の碧南市の人口予測15%減に対する具体的な対策は。
2.給食費無料化と地産地消の促進について
(1)学校給食費、保育園幼稚園の給食費無料化を。
(2)2020年度予算での、学校給食保護者負担金額。幼稚園給食費、保育園0,1,2 歳の給食費負担分は。3歳以上児の給食費負担分は。公立と私立ごとにしめされよ。
(3)学校幼稚園給食と保育園給食の地産地消の状況は。
(4)食育基本計画の目標値に対する、未達成の状況と達成策は。
(5)給食費無料化の費用は、地産地消対策費として地元農産物、魚介類の利用促進を。
3.宮下住宅吹上町側90戸の建設計画について
(1)宮下住宅の市がつくった計画での吹上町側の計画の公表を。年度順に推移を。
(2)現在の計画見直し、進捗状況は、開催日ごとの議題、結論は。
(3)現在の、市営住宅の空き家募集と件数と応募件数は。
(4)市営住宅ニーズの広がりを受け止めているのか。
(5)格差貧困の広がりの中で、住居の確保は「人権」の基本。建替え戸数は削減してはならない。
(6)西端地域のまちづくりの将来像について、どう思っているのか。
(7)公営住宅法の所得基準では、高齢者など弱者が集まり、バランスの取れたまちづくりができない現状ではないか。
(8)所得制限緩和をした若者新婚向け住宅を。
(9)所得制限緩和をした中堅所得者層向き宮下住宅を。
岡本 守議員 2月28日(金)3番目
1.くるくるバス充実について
(1)くるくるバスは時間待ちが1時間30分から3時間となっている。バス、運転手、予算を増やし1時間に1本最寄りのバス停に来るようにするべき。
2.小中学校普通教室、エアコンの管理について
(1)エアコンの管理は各教室の生徒と教師に任せるべき。
(2)空気清浄機を、全普通教室に導入すべきです、お答えください。
3.福祉タクシー料金助成事業と高齢者タクシー券について
(1)高齢者タクシー券の交付が刈谷市、西尾市、豊田市で行われている。これからの高齢化社会に合わせて、高齢者タクシー券の交付を行っていくべき。
磯貝 明彦議員 2月28日(金)6番目
1.加齢性難聴者の補聴器購入補助制度を
(1)加齢性難聴とはどんな症状か。
(2)加齢性難聴により生まれる問題はなにか。
(3)加齢性難聴には何が必要か。
(4)補聴器の価格はいくらか。
(5)補聴器購入の補助制度を。
2.高潮・津波対策について
(1)市南部地域は標高が低い地域のため垂直避難ができる施設が必要ではないか。
(2)伊勢土地区画整理地内の集合保留地に建設予定されている公共施設を4階建て以上にして垂直避難ができる子ども・高齢者センターを。
(3)碧南地区防災拠点施設の早期完成を
(4)市南部地域の生命・財産を守るためにも蜆川河口に可動式水門建設
3.碧南市民病院について
(1)昨年、9月26日に国から「再編統合」を促されたことについての新たな動きはあったのか。
(2)病棟改修事業について
ア、延期した理由はなにか。
イ、設計変更項目はなにか。
ウ、病棟改修事業実施はいつになるのか
(3)市民病院を国の圧力から守っていく立場をとり、公表したリストの白紙撤回を求め、病棟改修事業を急ぐべきではないか。
市民病院まもれ 意見書
「国の再編統廃合リスト撤回を」求める意見書に賛成7人。14人が反対し否決しました。
賛成した議員(敬称略)
賛成した議員(敬称略)
令和新風会=新美交陽、磯貝幸雄、祢宜田拓治
新しい碧南をつくる会=鍔本達朗
反対した議員
反対討論 林田 要
新政会=林田 要、生田綱夫、山中謙治、小林晃三
鈴木良和、鈴木清貴、杉浦哲也、沓名 宏
市民クラブ=石川輝彦、神谷 悟、杉浦文俊
公明党=加藤厚雄、大竹敦子
みらいクラブ=小池友妃子、(鈴木みのる氏は議長)
国会でも自治体病院守れと共産党
自治体は命守る防波堤
参院委参考人質疑 吉良議員が指摘
参院行政監視委員会は17日、「国と地方の行政の役割分担」について参考人質疑を行いました。日本共産党の吉良よし子議員が質問に立ち、医療や災害対策をめぐり、住民の意思を尊重し暮らしを守るために、国が病床削減などの悪政の押し付けをやめ地方自治体へ必要な支援を行うよう主張しました。
公立病院再編・統合はコストカット政策
吉良氏は、厚生労働省が昨年、病床削減のため424の公立・公的病院を再編・統合するよう医療機関の実名を公表したことに触れ、「国が掲げる医療費のコストカット(削減)政策を地方に具体化させるものだ」と批判。全国の地方自治体から批判の声が上がっていると紹介し、「住民の福祉の増進を使命とする地方自治体は、国のいいなりにならず、命と健康を守る防波堤の役割を果たすべきではないか」と質問しました。
参考人からも批判続出
参考人からは「市町村にとって福祉は一番切実な問題だ」「国が一律に要望を出すのは唐突で強引に思う」などの声が続出。伊集院幼・鹿児島県大和村長は、医療機関の確保が離島で安心して暮らすための条件だとして「今のような形で病院再編が進むことのないように、現状維持を確保しなければならない」と述べました。
吉良氏は、自然災害が相次ぐもとで、被災者へのきめ細やかな支援や生活再建の取り組みを自治体まかせにしないよう、国の財政支援を求めました。
論戦ハイライト
公立・公的病院再編統合問題
高橋議員の質問
地域無視のリスト撤回を 医師不足の解消こそ
17日の衆院予算委員会で日本共産党の高橋千鶴子議員は、厚生労働省が再編統合の議論を求める全国424の公立・公的病院名を昨年9月に公表した問題で、地域の実情や努力を無視した機械的な病院名リストは撤回すべきだと追及。地域医療を深刻化させている医師不足の解消こそが必要だと迫りました。
病院名の公表をめぐっては、厚労省が、統廃合や病床削減を行う病院に全額国庫負担の新たな補助金を1年限りで出すことを20年度予算案に盛り込んでいます。高橋氏は、医療現場や地域に対して統廃合や病床削減の決断を迫る厚労省の手法は「露骨だ」と厳しく批判しました。
18歳までの通入院医療費無料化を 豊田市では市長選挙目前で「24歳までの入院医療費無料化」
碧南市長は選挙を口実にやらずにすむのか
なんにもない新規事業
2月12日、碧南市議会に20202年度予算案の説明会がありました。新規事業は何もない、夢も希望もない『世界に誇る?』碧南市のねぎた市政に、怒りバクハツです。
2月9日投票で、豊田市長選挙が行われ現職市長が当選しました。市長選を目前に、豊田市では、24歳までの入院医療費無料化を公表しました。
豊田市は1月7日、2020年度から子ども医療費助成の対象者を入院分については高校生・大学生等に拡大すると発表しました。
市内在住の18歳年度末までと、市内在住で大学院を除く大学・短大・高等専門学校や専修学校に在学し税法上の被扶養者である24歳年度末までの学生が対象となります。
市は「若者たちが将来、希望する道に進んでいけるよう、『若者への投資はミライへの投資』との考えで、市として更なる支援をしていく必要がある。支援策の一つとして、医療費助成を拡大する。」としています。
ねぎた碧南市長は、豊かな財政をフルに活用し、子育て世帯への経済支援策として、西三河初の、18歳までの入通院無料化を急ぐべきです。最大級の津波被害。三河線の最終場所。人口減の碧南市をこれ以上、他市に劣る施策のまちにはできません。
日本共産党は、総括質疑や予算審査で、さらにねぎた市長に市民要求実現をと迫ります。
市民の声
病院に 和式トイレありえない
碧南市民病院に和式トイレがいまだにあります。患者さんが転んでケガしたそう。手すりもなしです。迷わず早く改修して!!
2020予算案 市民病院リニューアル費
「国の再編統廃合リストを跳ね返し、リニューアルを急げ」と訴えている日本共産党。2020年度予算案に改修予算が盛り込まれました。
2020年度=3億8922万7千円
2021年度=5億5千万円
2022年度=5億5千万円
3年間合計=約15億円
2020年度の事業概要
改修設計委託 1100万円
病棟改修工事 3億3千万円
改修の配送委託 1000万円
ナースコール委託 689万円
電話移設 568万6千円
清掃委託 365万1千円
3年間の改修内容
◎個室の増床、トイレ改修、内装更新
◎配管設備更新し長寿命化
◎集中治療室、カンファレンス、相談室、薬品保管庫
◎看護師仮眠室、休憩室の新設拡充
◎地域包括ケア病棟充実
◎照明LED化
◎全トイレ洋式化、車いす対応 ◎ナースステイション
2020年度予算案
下水道事業 特別会計から企業会計へ
公共下水道の公営企業化は独立採算制の押し付け
碧南市は2020年度予算から、下水道事業は地方公営企業法を一部適用し、地方公営企業会計基準を用いて事業を運営します。組織としての自主性や企業会計による独立採算制をとるとしています。
市当局は公営企業化する理由として、人口減少、少子高齢化、節水社会の実現で使用水量が減少し、事業収入が減少するなかで、下水道施設の老朽化や耐震化事業の推進で多大な経費が必要になるので、公共下水道の事業の経営状況の明確性と透明性、企業の経済性を発揮して能率的、合理的は業務運営を行い、最小の経費で最良のサービスの提供を行い、公共の福祉の増進に資するためであるとしています。
料金値上げにつながる
下水道という地方公営企業は地域住民にとって必需的な公的財・サービスを提供する重要な役割を持っています。独立採算のもとで企業としての経済性を強めれば、使用料金の値上げとなり、低所得層等に負担が重くのしかかることになります。
我が国の独立採算制は、公企業が財政からの援助を受けずに独力で再生産活動を行うことです。
これは経営収支だけでなく資本収支も含めて採算性が求められることになり、実質的には一般の私企業の経営方法と同じになります。独立採算制の目的は、企業会計が一般会計への依存を遮断し、分離独立をはかることにあります。
西欧諸国では全額補助が当たり前
西欧諸国では、公共補助は資本費用には全額補助、経営費用にも一部補助がされているのに対し、日本では公共補助は経営費用に無くて資本費用に一部補助というのが一般的です。
碧南市では今後、上下水道施設の老朽化、耐震化のための施設更新で、いわゆる資本費の増高が見込まれます。借金返済、施設更新、職員給与も下水道使用料で賄うとなれば、料金値上げに直結します。
企業会計化に移行すると、一般会計の繰り入れが難しくなり、大幅赤字がとなります。
市民病院運営審議会 市長、赤字削減言うなら
リフォーム推進はまったなし
ソファ・ベンチ・トイレ床もボロボロ
2月3日、市民病院運営審議会が開かれ傍聴しました。
市内5医師、11団体、2名の知識経験者18委員のうち16名が参加。2020予算案の審議とともに、亀岡病院長からの「地域医療構想」についての説明が行われました。
ねぎた市長は「経営的に年10億円の赤字を4〜5億円に市内と、市本体がおかしくなる」と発言。具体的な、赤字解消策もしめさず病院まかせの口ぶりでした。
しかし、病棟トイレの床ひび割れ、入院病棟の談話室ソファーは破れ、中庭の屋外ベンチは腐敗してボロボロ状態です。市外に民間病院新設もされる中、これでは患者さんを迎える状態を放棄しているようなものです。
なぜ1年先送りか
施設の維持管理は市の責任です。
市議会とも確認しあって、築30年経った碧南市民病院をリニューアルする予算2019年度約5億円を、未使用にしたのはほかならぬ市長自身です。赤字解消の現場の苦労も知らず、「病床削減の必要なし」との西三河医療圏の合意も聞かず『費用対効果』の論理を病院にも当てはめ、市民の命よりお金優先。国の顔色優先ではありませんか。
「大病院優先だ」亀岡院長の説得力
亀岡病院長は、パワーポイントを使って、厚労省のデーターの分析をしました。
@診療実績は1ヶ月のみのレセプトデーターでは出来ない。
A評価項目も、救急では大腿骨のみをカウント対象にしている。
B地域の病院の絶対数で評価すべきで、人口1人当たり、医師1人当たりではこの地域は過剰でなく、地理的にも碧南市民病院は西三河各病院とバランスの取れた配置。
と、国の評価が大病院優先と指摘しました。
「再編統廃合はしません」と明言を
市長のやるべきことは明確です。市民病院を見回り施設の現状把握を行う事。看護師、医師、患者、住民に「再編統廃合葉しません」と明言し、リニューアルに即着手することです。そのことが最大最適な国への反撃になります。
医師確保の努力も顕著
日本共産党は、医師修学金制度を提案。現在5年生1名6年生2名に。2年間の研修医をへて2022年には医師確保となります。全国にも発信して成功しています。医師1人で年1億円の収益と言われる中、市長、事務局、議会、病院スタッフあげての努力を。
車イス用トイレ何とかして
市民病院に入院してとても困ったことは、入院病棟に車いす用トイレが各階2カ所しかないことです。入院中は車イス移動を余儀なくされ普段は使ったことがないので、腕が痛くなってしまいます。やっとのことで遠くのトイレに行くと、何人かが待っている状態。高齢者には、長く待つことはつらいです。病院リニュアルで、病室ごとに車イス対応のトイレの計画があると聞きました。入院患者みんなが実現を願っています。点滴機のはいらない病棟トイレなど市長も直接見れば、「なおさねば」と思うのでは。(86歳 女性)
碧南市民病院 亀岡病院長のあいさつ
(病院ホームページより)
《前略》
少子高齢化が急速に進行し、2025年には団塊の世代が後期高齢者になることから将来の人口構成を見据えた医療体制を構築する事を目標に「地域医療構想」の策定が進められています。人口が減少する、必要な病床数は少なくなる、病床を削減する、だから公立病院の病床数を減らせ、という非常に短絡的な考えで出されてしまったのが今回の病院リストです。地域の実情や個々の病院の事情は全く考慮されず、データの解析も一方的で不完全なものでした。
当院もそのリストに名前が挙がってしまいましたが、内容をよく見れば当院は診療実績を上げており地域に必要な病院であることがわかります。この地域の医療圏の病院間の会議でも碧南市民病院の実績と必要性が認められています。
財政を最優先し目先の利益だけを優先してゆけば、異常気象と同じようにいずれ医療の体制全体が崩壊しかねません。社会構造の変化に対応するには、地域の実情に応じた現状分析と対応を進める必要があります。碧南市民病院は、慢心におちいることなく、今後もこの地域での役割を果たすべく職員一同努力をしてまいります。《後略》
要請項目
愛知県社保協の12月7日「地域医療構想」学習会の様子と12月6日の愛知県への要請項目
1.愛知県として、「対象病院名」の公表について抗議するとともに、撤回を求めること。
2.現在進められている「地域医療構想」調整会議においては、今回の限られたデータに基づく指標を前提とせず、真に地域医療を拡充・強化する計画を推進すること。
3.病床等の対応について、県の権限強化を発動することなく、慎重な対応を行うこと。
4.「地域医療構想」の具体化に当たっては、参加・公開の原則に立ち、広く県民の意見を反映させるとともに、関係する議会等での審議・承認も含めた民主的な手続き対応を行うこと。
市民病院を守れ 再編統廃合リストの白紙撤回を
日本共産党が各会派に意見書提出を要請
3月議会で碧南市議会からも意見書を
3月議会の議会運営委員会が、2月10日に行われます。
日本共産党は、公立・公的病院424(その後7減20増で437病院に)に一方的に、再編統廃合リストを公表したことに対して、白紙撤回を求める意見書を国に提出するために、各会派に共同の呼びかけを行いました。
全国の指定された自治体からも意見書が提出されている中で。碧南市議会が黙っていることはできません。
市民のいのちと健康を守るために、議会と議員の役割発揮が、今こそ求められています。
市民からも請願が
また「市民病院を考える市民の会準備会」からも請願が提出されます。日本共産党は紹介議員になり採択のためにがんばります。
市民病院まもれと病院交渉
リニューアルは1年ほど先のばし
社保協など12人が参加
1月29日、碧南市民病院で愛知社会保障推進協議会が呼びかけ、厚生労働省が再編統廃合の対象にした424公立病院を守ろうと、病院事務局と話し合いが行われました。
社保協の小松民子さんはじめ地域住民や、医療関係者など約10人が参加。日本共産党3議員が同席しました。
1月29日、県から文書が届く
永谷事務局長は「国からは何の支持も来ていない。今日、県から文章がきたが、1枚だけで厚生労働省のホームページのまま」とのこと。「一方的に名指しするのは遺憾。しかし強制力はない」と答えました。
「424公的公立病院424の白紙撤回」こそ、求めることが必要です。
リニューアルを急げ
碧南市は、2019年度から3年間で築30年間たった市民病院のリニューアルを計画しました。その後、9月26日に国が「再編・統廃合」を424公立病院に名指し。とたんに市長は、今年分約5億円を、9月まで先送りにしました。しかし、9月までに再編計画を出せとの国の意向もトーンダウンしています。
トイレが狭い、全体が暗い、ベット周りが狭いなど、病院の改修を求める声は、日本共産党のアンケートにもよせられています。
市長は、たじろがずリニューアルを早く実施して、患者や病院職員の声にこたえるべきです。
地域医療圏では「守れ」の方向
実際に、地域の医療のありかたを検討するのは「医療圏」です。西三河医療圏構想の会議は年2回行われます。
1月27日には、5病院による幹事会が開かれ、「碧南市民病院は、ベット数を減らすことはない」との結論になったそうです。次回は2月10日に、上位の任意会議ネットワーク会議が開催されます。おそらく幹事会の意向を覆すことはないとみられます。その後2月の医療圏会議では、碧南市民病院は現況を守ることに結論が出されるのでは、と永井部長はのべました。
住民説明会の開催を
再編統廃合や、リニュウアル計画など、市民の不安にこたえることも必要です。
永谷部長は「市民から説明を求められれば応えたい」と、言われました。
国に意見書の提出を
厚生労働省や財務省が、一方的に地域医療をになう自治体病院に「再編統廃合」を言ってくる事は、命と健康に直結する大問題です。
碧南市議会からも、国への意見書を3月議会に提出するために、日本共産党は他会派の議員のみなさんにも呼びかけます。
済生会中央病院のホームページに掲載された院長の言葉
「厚労省は地域医療構想の議論を活性化するためにという理由で、診療実績などの一定の基準により再編、統廃合の対象として公立・公的病院424病院の名前を公表し、マスコミにも大々的に取り上げられました。この中にの名前が入っていたことに当院を知る多くの医療関係者、患者さんやそのご家族は驚き、当院で働いている職員にも大きな衝撃を与えました。当院はこの地で100年以上にわたり地域の医療・福祉の向上を目的に事業を行ってきました。職員の多くは、地域の医療、福祉を支えることが当院の使命であると考えており、地域から信頼され頼りにされる中核病院であるとの自負を持って日夜業務に励んでいます。そのような当院がある日突然、厚労省から再編、統廃合の対象として指定されたことの不条理に憤りを感じます」
当院は地域医療構想の議論の活性化自体には反対しません。しかし、患者さんや職員の不安を大きくし動揺させるような、また風評被害の原因ともなる突然の病院名の公表という厚労省の今回のやり方には断固抗議します。また、信頼性に乏しい診療実績のデータだけをもとにして、その病院の地域での貢献度や存在意義をまったく無視した一方的な選定方法にも納得できません。今後も高度急性期機能、急性期機能を中心とした地域医療支援病院、救命救急センター、災害拠点病院として、この地域の中核病院の役割を果たしていきます。したがって、現在のところ、再編、統廃合の計画はまったくありませんので、患者さんもこれまで通り安心して受診していただければ幸いです」
2020〜2022年 市実施計画
恥ずかしくないのか!!3年間 新規事業なし
3期12年間やっても行政課題見えぬ ねぎた市長
1月22日市議会全員協議会が開かれ、第5次碧南市総合計画の実施計画書(2020〜2023年)が発表されました。行政は、10年毎の総合計画に基づき、3年間の財政計画(ローリング計画)で市政運営を行います。ねぎた市長は3期12年間在職、この4月には4期目に挑戦すると公言しています。
市長として12年間を振り返り行政課題を浮き彫りにしながら改善や新施策を打ち出していくのが責務です。
各地で広がる高校まで大学まで無料
東海市は昨年8月29日に、2020年度から市内在住の24歳以下の大学生らが入院した際の医療費を市の負担で無料化すると発表しました。
豊田市は1月7日、2020年度から子ども医療費助成の対象者を入院分については高校生・大学生等に拡大すると発表しました。
市内在住の18歳年度末までと、市内在住で大学院を除く大学・短大・高等専門学校や専修学校に在学し税法上の被扶養者である24歳年度末までの学生が対象となります。
市は「若者たちが将来、希望する道に進んでいけるよう、『若者への投資はミライへの投資』との考えで、市として更なる支援をしていく必要がある。支援策の一つとして、医療費助成を拡大する。」としています。
春日井市は1月8日、子ども医療費助成を10月から24歳の学生まで入院費を無料にすると発表しました。
伊藤太市長は「今年は子育て政策により力を入れていく。子どもが元気になる事で、他の世代への波及を目指したい。」とし、関連議案を市議会2月定例会に提出します。
碧南市は高齢者と子育て対策がカギ
碧南市は、《表》のように、高齢者化率は近隣市と比較し、西尾市に続き2位。合計特殊出生率も、同様に西尾市の次に2位の低さです。高齢者が車なしでも暮らせるように、1時間毎のくるくるバスの実現。子育て世代の経済的な援助につながる。高校生までの通院入院費の無料化がどうしても必要です。
他市に遅れを取らないように、市民の世論を広げて実現しましょう。
日本共産党3市議 議案質疑と討論84%・一般質問27%・合計37%
バツグンの発言で市民の声届ける
議員は発言が「いのち」
4月19日投票で、碧南市会議員選挙と市長選挙が行われます。
日本共産党は、4年間の各議員の発言回数を議事録から調査しました。
本会議は、条例や予算などが上程され、市民にとって不利益にならないかなど質疑を通して明らかにし、正すために議員は発言します。碧南市議会では、この本会議質疑を日本共産党3市議以外は、ほとんど発言しない消極的名態度です。全議員の805回のうち日本共産党は677回84%になります。日本共産党がいなかったら、市民の声はほとんど通らなくなります。
数と中身で勝負
一般質問(3月議会のみ総括質疑と言う)は、公約実現やその時々の市民要求を取り上げます。日本共産党3市議は、一度も休まず年間4回一般質問を行ってきました。一問一答で発言回数はありません。いちども一般質問をやらない議員や、当選後から昨年9月議会まで14回のうち1回や2回だけの議員もいます。
公約実現と、市民要求実現のために、あきらめないで何度も議会で追及する日本共産党の誠実さが浮き彫りになります。
こうして、小中学校のエアコン設置、市民病院を守ること、くるくるバスの拡充など、一つ一つの質問内容も「聞くだけ質問」とは質的に違いクッキリです。
市民の立場つらぬく「野党力」
ねぎた市長は、国県いいなり大企業いいなりで、法人税最低税率でおおまけ。トヨタ自動車鰍ゥらの要請で、4億円のビーチコート建設。名鉄の要求で、廃線敷地の購入レールパーク設置を進めてきました。
その一方で、市民には「平均以下」の行政水準を押し付け。高校生までの医療費無料化、小中学校の35人以下学級は、未実施。65歳以上の固定資産税減免制度も土地家屋の面積基準を強化し2000世帯分をカットするなど市民に冷たい市政を進めてきました。
「市長いいなり」でなんでも賛成し、対案も批判も言えないようでは、市民の暮らしは守れません。
日本共産党3議席は、市長にも国にも県にもキチンとものいい、足らない点や問題点を指摘し正す「野党力」を発揮してきました。
3常任委員会すべてに共産党
碧南市議会は、総務文教委員会、福祉健康委員会、経済建設委員会の3常任委員会があります。日本共産党碧南市会議員団の3人は、すべての常任委員会に所属し、提案される各施策に、住民側から指摘を行っています。
1人も欠かすことはできない3議席でこそ市民生活のすべてをテェックし改善案を示すことができます。
野党連合政権めざす力
日本共産党は、憲法改悪、消費税増税、軍事費増強、介護医療福祉の削減を進める安倍内閣に代わる野党連合政権を一刻も早く実現しようと、野党各党や国民のみなさんに呼び掛けています。
日本国憲法を一番守るべき総理大臣が憲法改悪の発議を口にし、公職選挙法、政治資金法違反の「桜を見る会」をウソとゴマカシでなきものとする・・こんな子どもや孫にも国際社会にも恥ずべき立憲主義の崩壊、民主主義の基本を無視する悪政をやめさせ、市民の暮らしを守る日本共産党3議席の死守を。
全国の参加者の声
日本共産党ってどんな党? その疑問は、党大会を見てもらえば一発でわかります。5日間にわたって活動方針を話し合い、新中央委員会を選挙で選ぶプロセスは、全日程がメディアに公開。全国からフツーの老若男女が1000人近く集まって侃侃諤諤やってます。
日本共産党第28回党大会に参加して 磯貝 明彦
庶民につくす3議席確保の決意
日本共産党第28回大会に初参加 磯貝 明彦
1月14日から18日まで、熱海の学習会館で行われた第28回党大会に初めて参加しました。5日間、30分かかる坂道を往復します。約1000人参加者スタッフに、地元熱海市長からも、4回連続で謝辞が寄せられます。
野党の連帯あいさつに「本気度」
大会初日、3野党・2会派代表・ゲストによるあいさつに本当に感動しました。立憲の安住氏から「野党共闘から「野党連合政権」を作り、「安倍一強政治」を倒す」と。国民民主平野氏は「日本共産党が野党に呼び掛ける@立憲主義を守るA格差貧困をなくすB多様性を認めるとの3つの柱に感動した」と。日本共産党の発信力のすごさを実感しました。
中国に正面から批判は日本共産党だけ
今大会は党綱領の一部改正によって、大きく変わったのが大国主義・覇権主義に走る中国は社会主義をめざすものではないと改定。国内外で今の中国に他国への暴力的な干渉など、真正面から批判したのは日本共産党だけです。中国国内で変革が起き、あのソ連のように「崩壊」が起こったらどんな膿が出てくるのか計り知れません。
未踏の改革にやる気満々
発達した資本主義から野党と共闘して、政権交代を打ち出したのは歴史上も人類上も初のこと。わたしたちの一歩一歩が、新たな白雪を踏み出すことになります。
人権重視へ発展
20世紀の世界の構造変化のもと、新たに「ジェンダー平等」「核兵器のない世界」が大きく前進したと明記しました。新宿区議選で「トランスジェンダー」の党候補が当選しています。
88人の苦難と前進の発言
5日間で88人が、ひごろの活動で地域をどう変えて来たのか報告。愛知からは、参議院候補のすやま初美さんが「ジェンダー平等を政策に掲げ参院選を戦い、派遣労働の女性が深刻なセクハラを街頭相談でうけた。個人の尊厳より国家のために生きることを押し付ける安倍政権にかわる野党連合政権にがんばる」と。
浅尾もと子東栄町議は、町の病院が入院ベットのない診療所になる計画に、なんでも賛成の議会を変えるようと自ら立候補し12年ぶりに党議席を獲得した発言。 愛知県委員会の長内代議員からは144人の仲間を増やした経験。涙と感動でいっぱいでした。5日間の感動を力に市議選を勝抜くき市民の暮らしを守る決意です。
ゴミ焼却場火災の再発防止は発生源から
すべて「石川島播磨系」10億円(焼却場復旧)+6千万円発注(半年間の破砕機リース)
10分足らずで10億円随意契約
12月26日、衣浦衛生組合定例議会が開催されました。日本共産党山口はるみ議員はごみ焼却場の火災について一般質問を行いました。また10億3950万円の火災に伴う復旧工事の債務負担行為。臨時の屋外破砕機のリース料3025万円(1月〜3月)が、補正予算化されました。来年度予算(4月〜6月)と合わせて4500万円が、すべて石川島播磨系の叶_鋼環境ソリューションに随意契約で10分足らずで落札されました。
「発火物が原因」としながら手を打たぬ店頭回収
一般質問では、出火原因は、特定はできないが何らかの可燃性の焼却物が混入したと回答がされました。しかし具体的名対策は「市民への注意喚起」だけです。
碧南・高浜だけ乾電池等の店頭回収なし
現在、西尾、刈谷、安城、知立市では、量販店やコンビニの店頭で乾電池、蛍光灯、ボタン電池などの回収箱を設置しています。
碧南市では「購入した数だけ、レジで引き取り」としています。
日本共産党は、カーマ高浜店に「西尾カーマのように回収場所の設置をなぜしないのか」と問合せを行いました。店側は「レジで引き取ります」と言いました。
甘い行政のもと進まぬ店頭回収
店頭回収を、行政が求めないために、乾電池、蛍光灯の処分に年間約500万円使っています。廃乾電池だけでなく、ペット、アルミ、スチール、ビンなども店頭回収を積極的に進めれば、町内会や焼却場への直接持ち込みを半減することは可能です。現在碧南市では、資源回収と処分に約1億6千万円を支出しています。半減すれば8千万円支出減となります。
ゴミ焼却場の火災で、10億円もの復旧費を支払うことになりました。高い「授業料」の割に、具体的な再発防止策なしではすまされません。
再開した持ち込み資源ごみ
1月14日、火災により中止していた一般持ち込み資源ごみ回収が、川向こうの広場に移動して再開されました。
共産党の指摘通り渋滞なしに
日本共産党は、火災前から焼却場への持ち込みゴミで、大渋滞になることから「川向こうの、し尿処理場奧の広場に、一般資源ゴミ持ち込みを移動するように求めてきました。
再開当日は、広い広場に多くの車が来ましたが、渋滞はなし。市の環境課も応援に来て対応していました。
移動場所を恒常的に使うべき
組合当局は、移動先の回収場所を「焼却所の復旧工事完了まで」と言っています。
しかし、作業員の待機場所なども設置して今後も渋滞のない、移動先で資源回収を行うように、日本共産党は求めています。
楽しかった〜新春のつどいに70名
1月11日碧南市役所レストラン2階で行われた「新春のつどい」に会場いっぱい70人が参加していただけました。用意した軽食も足らなくなるほど。
昨年の参院選挙でご支援いただいたすやま初美さんからは「年明け早々にイランとアメリカの戦争になるのではという危険な状況になりました。戦地に自衛隊員を武器を持たせていかせる安倍内閣、通常国会に、憲法改悪の審査を開始する戦争する国づくりを止めましょう」と訴えました。4月の市会議員選挙で3議席必勝をと、磯貝明彦、岡本守正、山口はるみ各市会議員から市民病院の存続や、くるくるバスの充実、高校生までの医療費無料化など子育て支援の拡充のためがんばる決意が示されました。ビンゴ大会も大盛り上がり。参加した人から「共産党の催しに初めて参加したけれど、とっても明るく楽しい時を過ごせました」と、感想が寄せられました。
日本共産党第28回党大会
世界の本流に立って日本社会の「豊かで壮大」な未来開こう 磯貝明彦 市会議員が参加
野党がスクラム 3党2会派1ゲスト6氏あいさつ
日本共産党第28回大会が14日から18日まで静岡県熱海市の伊豆学習会館で行われました。
碧南市から、磯貝 明彦市会議員が参加しました。
世界情勢の発展に即し党綱領全体に新たな生命力を吹き込む16年ぶりの綱領一部改定案、野党連合政権の実現と新しい政治への展望を切り開く政治任務と党建設の課題を示す第一、第二決議案の三つの議案を練り上げ決定する、特別の歴史的意義を持つ大会でした。
来賓あいさつでは、立憲民主党の安住淳国対委員長、国民民主党の平野博文幹事長、社民党の吉川元幹事長、沖縄の風の伊波洋一代表、碧水会の嘉田由紀子代表、ゲストの中村喜四郎衆院議員の6氏が登壇し、志位和夫委員長と握手を交わしあいさつを行いました。760人の大会代議員、117人の評議員は、熱のこもった一人ひとりのあいさつに「ウオー」という大きな歓声と拍手で応え、登壇者とともに小池晃書記局長の発声で「団結がんばろう」を三唱しました。
山本宣治に学ぶ=立憲、安住氏
あいさつで安住氏は「山宣こと山本宣治は治安維持法の改正に反対し、1929年に開催された帝国議会での反対演説を準備していた折、右翼の男に刺殺されました。山本宣治は1928年の第1回衆議院普通選挙で京都2区から初当選しました。
昭和初期の日本は軍国主義に進み、言論は弾圧され自由は許されず、多くの人々が貧困にあえぎました。山本宣治は、社会の片隅に追われた人々のために命を燃やし、政治家としての人生を全うしたのです。
『山宣ひとり孤塁を守る。だが私は淋(さび)しくない。背後には大衆が支持してゐるから』この山本宣治の言葉は大山郁夫先生が書き残しました。そして今、日本共産党の国会控室に掲げられております。
この書の写しが、穀田国対委員長を経由して私の議員会館にも飾ってあります。
確かに皆さんと私の間に個々の政策、考え方について見解の相違はあります。しかし10年前、5年前、選挙協力が本格的に始まった3年前、さらに今日と、その距離はグンと縮まりました。失礼を顧みず申し上げるならば、そびえたつ山からようやく皆さんに降りてきていただいた。同時にわれわれも、常に弱者に寄り添う視点を持ち続ける政治姿勢を、皆様から教えられてきました。今後お互いの距離をさらに縮めていき、国会運営や国政選挙で一体感のある協力をしていきましょう。そうすれば、自然とその先に政権が見えてきます。今日、安倍1強政権の中で平和憲法の理念が捨て去られ、集団的自衛権の一部行使が容認されました。「桜を見る会」や森友・加計事件に見られるように、長期政権の弊害が見られます。格差社会も進み、都市と地方の格差も拡大しています。
平和で公正で平等な社会が目の前で崩れ落ちていく姿を、われわれは座視するわけにはいきません。山本宣治が貫いた、常に大衆とともに生き大衆のために立ち上がる信念を胸に刻み込みながら、皆さんと一緒にたたかっていきたいと思います。」とのべられました。