花鶏絵
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<第四回 描の手も〜後編>

アトリさん、こんにちわっ!

今回は前回に続いて「手」の話でしたっけ?
・・・そうね。
さっそくだけど、前回予告した
アナタが描いた手の絵を見せてくれるかしら?
ハイっ!

コレですッ!!
前回、アトリさんが言ってたように
実際の手を見ながら描いてみました。

深沙の絵2 ・・・・・・。
アレ?
何かおかしかったですかぁ?

・・・え?
ええと、アナタの指ってこんなにゴツゴツしてるの?・・・って思ってね。

自分の手を見て描いたんでしょう?
違いますよッ!
父の手を見て描いたんです!!

アタシの手は、こんなにゴツくありませんよ!
・・・そうなの。

実際の手を見て描くのはいいことだけど。
でも、この絵もアナタと同じ女の子なわけだから
もう少し可愛らしい手にしてあげた方がいいんじゃない?
やっぱりダメですかぁ?
アタシ、このバイト向いてないのかなぁ?
・・・そう自信喪失する必要はないわ。
私も自分の手を参考にするあまり
キャラに合わない手を描いてしまうことがあるし・・・。
 独自の絵柄を作ろうと思う人の多くが通る道かもしれないのだから、
失敗そのものを気に病む必要はないと思うの。
 むしろ失敗から学ぶことの方が多いかも。
そうですか!
じゃあ、これからもじゃんじゃん失敗することにします!
(・・・それもどうかと思うけど。)

まぁ、一応キャラ絵の場合は実際の手よりも
節のしわの線を省略した方がいい場合が多いかしら。
その辺は個人個人の個性の見せ所でもあるのだけどね。
線を省略ですかぁ・・・。
それでも、女の子の手なのに何となくゴツくなっちゃうんですけど。
何か方法ありませんか?
・・・そうねぇ
昔ある人に教えてもらった方法ならあるけど。
参考までに示しておくわ。

手の説明2 ・・・この絵のように手を描いた場合、
矢印で指した部分を削って
赤線のようにするの。
そうすると少し女の子の手のような
華奢な感じを出すことができるかしら?
なるほど!
実際の手よりもスリムにすることで
女の子っぽくするんですね?
・・・あくまで方法のひとつとして捉えてね。
こういう工夫を色々としてみるといいと思うわ。
・・・あとですねぇ。
体全体を描いた時に手を描く時のアタリを
どうやったらいいか、わからないんですよぉ。
 特に手が体の前の方にある時がわからなくて、
どうしても安易なポーズになっちゃうんですよぉ。
・・・確かにそういうことはあるかも。
でも手は色々なポーズをとらせることでキャラの内面を表現することができるから、
色々なポーズに挑戦した方がいいわけだし。

そうね、私がしている少し邪道な方法でも説明する?
お願いします!
手の説明3 ・・・まずポーズを決めるの。
次に「この位置に手がないと意味が通じない」
という場所を見つける。
この絵でいえば、赤円で囲った部分ね。
そして、腕はまず無視して手を先に描くの。
えっ!?
腕を無視しちゃうんですか?
いいんですか、それで?
・・・さあ?
あくまで邪道な方法だから。

とりあえず手が描けたらそれと体を
バランスよく結ぶように腕を描いていくの。
後は色々と調整して完成。
この絵はそうして描いたものよ。
・・・でも、
手と体をバランスよく結ぶ腕を描くの大変そうですねぇ。
・・・そうね。
バランスを見抜く目がないとどうしてもおかしくなりがちだから。
こればかりは練習を繰り返して慣れるしかないかも。
でも、生き生きとしたポーズを描く際には使って損はないと思うの。
わかりましたぁ!
練習してみます!!
「手」についてはこんなところかしら?

 まだ何かあれば、話せる範囲で話そうと思うけど・・・。
とりあえず今回はここまでね。

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