わっふるわっふる! | |
・・・いきなり、何? 春の陽気でいつも以上に頭がやられてしまったのかしら? | |
えっ? だって前回の最後に『続きを読みたければ〜』 って書いてありませんでしたぁ? | |
(・・・チェーンコピペに引っ掛かるタイプね、この娘) ・・・それはおいておいて、前回の続きだったわね、確か。 | |
えっ?そうですね・・・確か このサイト・・・花鶏絵のことじゃないですよ、は元々、日公の〜 | |
・・・それをおいておくといったのだけど? ・・・いい加減、話が続かないから本題に入るけれど、 前回は『キャラ絵を描く際の鼻の省略の仕方について』だったわね。 |
そういえば、そうでしたね! 確か赤線側を描写するパターンの 説明で終わったんでしたっけ? | ||
(・・・自分で提案した鼻なしパターンはスルー?) ・・・そうね、それがキャラ絵において よく見られるパターンだから。 あと、こういうパターンもあるわね。 |
えっと、これは鼻の下の部分だけを 描いたものですね! 確かにこういう描き方もありますよね! でもすぐ上に詰め込んだパターンがあるから なんか物凄く簡素に見えますねぇ。 | ||
(・・・ある意味でそれが狙いだから) ・・・赤線側のパターンはA〜Dといったところかしら? |
赤線側という意味では こういうのもモハメド・アリですよね? あれ?アルファベットがまた飛んでますねぇ? 蝶のように舞い過ぎちゃいましたかぁ? | ||
(・・・完全に進行がグダグダね) ・・・元々、今回の話が浮かんだのは こういう描き方を見た時だから 最後の方に説明しようと思ったのだけど。 |
えっ! ということはこの描き方に鼻の省略の仕方の 秘密が詰まっていたりいなかったりするんですかぁ!? まさかアタシのしたことって『犯人はヤス』並に罪深いことだったんじゃあ!? | |
(・・・ヤス?) ・・・そんなには。 ただちょっと、この鼻の描き方に見られるような 眉間から鼻にかけての描線を意識することが ある角度の絵を描く時のコツを掴みやすいかな?と思って。 とりあえず例を示そうかしら? |
・・・こういう構図の絵において Bの描き方で鼻を描こうとした時に アナタならどう描くかしら? | ||
え〜と、アオリ構図っぽいですから〜 えいえいっと! こんな感じでしょうかぁ? |
・・・いい感じね、想定どおりという意味で。 ・・・こういう構図の場合、 こういう風に描いてしまうことがあるけれど これだと鼻が顔の前にかなり突き出してることに ならないかしら? | ||
あれれ?違いました? じゃあ、えいえいっと! こんな感じでしょうかぁ? |
・・・これが鼻の頭を表してるのなら ちゃんと顔に十字をきってから描くようにしないと デッサンがエラいことになってるわね。 ・・・そうでないなら、とここから先はまた後で。 | ||
うぅ、目印がない状態で描くのは難しいですねぇ。 どうすればいいんでしょうかぁ? |
・・・そうね、実際顔に十字をきってから描いてもこの角度を描き慣れていないと、 どこに鼻を描けばいいのか分かりにくいのは確か、ね。 ・・・そこで意識すると案外うまくいくのが | |
鼻自体をなくしてしまうんですね!わかります!! |
(・・・そのネタは前回やったから) ・・・そうじゃなくて、この絵の赤線の 鼻筋を意識してみるのよ。 鼻筋は眉の部分から繋がっているから、 この角度だとそれがより顕著になるの。 | ||
あっ!そういえば、 『ある角度の絵を描く時のコツを掴みやすい』 というのがネタふりでしたね! |
・・・そうね。 あとはこれを目印に、Bの描き方のように描けば、 こんな感じになるかしらね? ・・・あくまでこの角度については、だけど。 | ||
なるほど、鼻筋って眉と繋がってたんですねぇ! あれ?ということは反対側の眉とも 繋がってるんですかぁ? |
・・・あら?気付いたのね。 最初のこの例はそれを示していたの、実は。 ・・・さっきアナタが描いた絵(misa2)も併せて、 今度は反対側の鼻筋を示すパターンを説明してみるわね。 | ||
えっ? アタシが描いた絵って何か関係してるんですかぁ? |
・・・意識してなかったならあまり関係ないけれど。 青線の、反対側の鼻筋を描写するパターンだと こういう描き方もあるの。 ・・・正確には鼻筋+影かしら? | ||
ああっ! そういえば、こういう描き方もありますね! 顔が長くてシャープな絵柄だと合いそうな感じです! というか鼻筋が通りすぎな気がしますね、この影だと! |
(・・・鋭いツッコミを) ・・・この絵に合う影という意味ではこんな感じね。 こういう風にトーンなどを用いて影を 描写するだけで鼻を表現するという方法もあるわ。 | ||
へぇ、面白いですね! あれ?さっきアタシが描いた絵(misa2)って こう解釈すれば、それほど不自然じゃない気がしませんか? |
・・・そういうことよ、意識してなかったみたいだからアレだけど。 ・・・さて、今回と前回示した例を下にまとめてみたわ。 鼻の描き方(省略の仕方)一つとってもバリエーションがあって それによって、結構印象が違ってくるものでしょう? 自分がどういう描き方をしているか、意識してみると意外な発見があるかも、ね。 |
確かにこう見ると鼻の描き方で結構印象が変わりますねぇ! (カンペをチラ見しながら)そういえばこの鼻の描き方って 光源の向きによっても変わったりするんデスカ?(棒 | |
・・・後半、棒読みになってるわよ? ・・・でも確かに少し触れておくべきかもしれないわね、それは。 | |
ですよねー! で、具体的には光源の向きによって、何が変わったりするんですかぁ? | |
(・・・なぜカンペ棒読みなのに自信満々なのかしら?) ・・・変わるかもしれない。変わらないかもしれない。 | |
え?一体どういうことなんですか? | |
・・・ぶっちゃけて言ってしまうと、 キャラ絵の鼻の描き方の場合、 どの向きの光源でも基本的な描線は変化が無くてもそれほど不自然ではない、 というべきなのか、その不自然さも含めてキャラ絵の文化が成立した部分があるのよ。 ・・・キャラ絵の変遷を研究している人からすればツッコミどころらしいのだけど。 | |
さっぱり分からないのですけどぉ〜 某『電子の歌姫達』の声が機械っぽいけれど、 某『人の声を機械で加工しているユニット』のおかげもあって、 不自然に感じにくい土壌が形成されていた、みたいな理屈でしょうかぁ? | |
(・・・一時期ニュースサイトでよく見た理屈、ね) ・・・具体的な例を見せた方が早いかな? 先のBとFの描き方を例にとって、 それぞれ画面に向かって右と左に光源があるパターンで描いてみたわ。 ・・・まずはBね。 |
ああ!キャラ絵でよく見かける感じの鼻の描き方と影のつけ方の組み合わせですね! ということはどんな鼻の描き方をしても、 影がちゃんと光源を反映していれば、それっぽく見えるってことですね!? | |
・・・この描き方の場合はそうと言っていいかも。 ・・・でも次の例の場合はどうかしら? |
あっ! Fの描き方は元々、影を表していたものだから 光源が逆になってしまうと思いっきり不自然になってしまうんですね!? | |
・・・そういうこと。 線画だけだと案外気にならないけれど、 陰影をつけたり、彩色する場合にはこういう描き方をしている人は 気をつけたほうがいいわね。 ・・・というわけで、今回はここまで。 今回挙げた鼻の描き方の例は本当にかなり一部の例だから、 色々と自分なりの描き方を模索してみてくれると嬉しいわ。 | |
『わしの鼻の描き方は108式まであるぞ』ですね、わかります! 目、鼻と来たから、次は口でしょうかぁ? | |
(・・・中の人はひねくれものだから) ・・・予定は未定、ね。 |
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