![]() | ピコピコ・・・![]() |
![]() | (・・・何?その旧時代的な効果音は?) ・・・あら? 珍しくパソコンで絵を描いているのね? |
![]() | あ!アトリさん〜! ええ、ペンタブを買ったら『写真屋の素』がついてきたので 試しに絵を描いてみてるんですよぉ! |
![]() | (・・・『写真屋の素』ってPhotoshop Elementsのこと?) 予想どおりというかなんというか、直描きなのね。 ・・・あら? |
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![]() | どうかしましたかぁ? あっ!分かりましたぁ〜! アタシがちゃんとレイヤーを使い分けてることに驚いたとか、ですかぁ? |
![]() | (・・・まぁ、確かにレイヤーに名前つけているのには驚いたけど) ・・・いえ、選択範囲を使用せずに、 オエビと同じような塗り方をするのね、と思って。 |
![]() | ええ、はみ出したところは消しゴムで消せばいいですし・・・ って選択範囲って何ですかぁ? 「自分を中心とした半径5マスに〜」とかのSRPGにおける MAP兵器の効果範囲指定みたいなものでしょうかぁ? |
![]() | (・・・むしろリブルラブルのバシシの方が近い・・・って何を言ってるのやら) ・・・ええと、説明の前に。 さっき『オエビと同じ塗り方〜』と言ったけれど、 あくまでしぃ系のオエビに限定しての話だから、ね。 |
![]() | アトリさん、どこに向かって話してるんですかぁ? それはともかく、その選択範囲って何で、それをするとどうなるんです? |
![]() | ・・・左にあるツールアイコンボックスの、 赤で囲った部分にあるのが選択系のツール。 これらを使って任意の部分を選択すると、点滅した範囲ができるの。 この後、レイヤーを変えて作業してもその範囲内にしか色塗り等の効果を及ぼさない・・・ ただし・・・ |
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![]() | つまり! この状態で【髪レイヤー】に移動して、『塗り潰し』をすれば・・・ |
![]() | 簡単に髪の毛の部分のみに色が塗れる・・・ |
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![]() | って塗れてないっ〜!? 毛先だけじゃなくて、縁の部分も微妙に色が回りきってないですよぉ! 微妙にメッシュが入っているみたいに見えます〜! |
![]() | ・・・話を最後まで聞かないからよ。 アナタがアンチエリアスの効いていないペン(鉛筆ツール等)で主線を描いていれば、 その方法で目的の部分を塗り潰せるのだけど、 アンチエイリアスが効いていると主線周囲に色があると認識されて 選択されないから、こんな風に毛先や縁に色が回らないの。 |
![]() | い、一体どうすれば、縁にまで色が回るんですかぁ? これじゃあ、全然簡単に色が塗れてないですよぉ〜! |
![]() | ・・・この絵みたいに主線が多少太めの場合は、 メニューの『選択範囲』から『選択範囲を拡張→1〜2px』で縁にも色が回るわ。 |
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![]() | ・・・ただ誤解のないように言っておくと 別にこの方法が『簡単に』色が塗れる方法なわけではないからね? 結局は色の回りきらないところや、主線の境界が難しいところは 拡大したりしながら、手動で埋めていく事になるし・・・。 |
![]() | え〜っ? それじゃあ、結局アタシがやっているみたいに 『最後にはみ出した色を消す』のと手間が変わらないですよぉ〜。 |
![]() | ・・・この手間が生きてくるのは少し後だから。 言ってみれば、料理における下ごしらえと同じね。 ・・・美味しい料理を作るには、下ごしらえの手間を惜しむべきではないと思うの。 ・・・論より証拠ね。試しにこの絵の『髪影レイヤー』に、 太目のエアブラシで前髪の影を塗ってみてくれるかしら? |
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![]() | 太目のエアブラシだと・・・思いっきりはみ出しますねぇ。 いつもこのはみ出したグラデの部分を消そうとして、目が痛くなるんですよねぇ〜。 |
![]() | ・・・そうね。 ここで『選択範囲』で『髪レイヤー』を選択してみるとどうなるか、 試してみましょうか? |
![]() | え?『選択範囲』って最初にやったみたいに 点滅している範囲を塗り潰せるだけじゃないんですかぁ? とりあえず、さっきと同じエアブラシで描いてみますね。 |
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![]() | あれっ!? はみ出していません! い、一体どうして? |
![]() | ・・・最初に説明したように 『選択範囲』は選択した際のレイヤーでなくても、 その範囲のみに色塗り等の効果を限定させることができるの。 例えば、『指先ツール』で影色を伸ばしても髪以外の部分には伸びていかないというわけ。 ・・・それに、さっきの『髪レイヤー』みたいな下地レイヤーをしっかり作っておけば、 選択範囲以外の手段で影色をつける時にも有効よ。 |
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![]() | ・・・上が『下レイヤーとグループ化』で、 下にある『髪レイヤー』から色がはみ出さないようにしたもの。 下が、髪レイヤーを『透明部分を保護』することで、 色を塗った部分以外に色がはみ出さないようにしたもの。 ・・・『下地レイヤー』さえしっかり作っていれば、 色のはみ出しを気にせずに影やハイライトを入れる手段に 幅を持たせられるということが分かってもらえるかしら? |
![]() | なるほど! つまり最初に手間をかけることで その後の『選択範囲』に幅が持たせられるってことですね!? |
![]() | ・・・誰がうまいことを言えと(ry ただ、今回は『写真屋の素』に直描きだったけれど、 もしスキャナーで下絵を取り込む場合には その下絵の状態によってベターな色塗りの方法が変わってくるから、気をつけてね。 |
![]() | スキャナで取り込むと、直描きの時と何か違うんですかぁ? 例えば、本来描いてないはずの絵がうっすらと浮かんで見えるとか・・・ |
![]() | (・・・当たらずとも遠からずといったところかしら?) ・・・色々と、ね。 ただ今回は長くなってしまったので、それについては次回ということで。 |
![]() | そうですかぁ〜。 では、近かったり遠かったりする未来で逢いましょう〜! |
![]() | ・・・不定期だから、ね。 |
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