アトリさん、こんにちは! 夏は街行く人達の露出度が高くて目のやり場に困りますね! あっ、それで思い出したんですけどぉ、 アタシ達日本人の肌の色って黄色系とピンク系の二種類あるんですよ! 知ってましたかぁ? | |
(・・・相変わらず唐突で意味不明な導入ね) ・・・以前テレビで見た事があるわ。 確かその肌の色によって似合う服の色が異なるという話だったかしら? 黄色系が緑やベージュ、ピンク系が赤やピンク・・・だったと思ったけど。 ・・・それがどうかしたの? | |
はい! それをキャラ絵に応用できないかなぁと思ったんですけどぉ ・・・どうでしょうか? | |
つまりキャラ絵における肌の色と服の色の関係ということね。 ・・・う〜ん、ちょっと幅が広すぎるわね。 前回もそうだったけど、色関係の話は結局「好みの問題」になってしまうし。 | |
・・・ダメですかぁ。 面白そうだなぁと思ったんですけどぉ。 | |
・・・そうねぇ、普段意識しない肌色についての話というのは捨てがたいわね。 じゃあこういうのはどうかしら? ・・・『オエビで描く時の肌色についての考察』 例えばアナタはオエビで女の子を描く時、どんな肌色を使うのかしら? | |
えっ!女の子を描く時ですかぁ!? え〜と、最初に表示されるパレットの右下の肌色をそのまま使ってます。 | |
・・・なるほど。 つまりこんな感じの肌色で塗っているのね。 さて、これはさっきアナタが言った黄色系、ピンク系のどちらかしら? |
R:252 G:236 B:226 |
えっ?え〜と、 どっちでしょう? 赤ではないようですけど、黄色とも違うようなぁ・・・ | |
・・・実はこれ、しいていえば橙系なの。 一般的な意味での『肌色』ともいえるわね。 さて、じゃあこれをピンク系の肌色にするには どうすればいいと思う? |
あの〜その前にひとつ聞いてもいいですかぁ? 絵の下に書いてあるR:252、G:236、B:226ってどういう意味なんでしょうか? オエビでパレットにある色を選択する度に 数字が変わるんですけど、何なのかよく分からなくて・・・。 | |
・・・え?今まで知らずにオエビ使っていたの? 色の三原色である赤(Red)緑(Green)青(Blue)の頭文字で それぞれの数字が大きいほど、その色が強いということを示しているのよ。 | |
あっ!そういう意味だったんですかぁ! ひとつ賢くなりましたぁ。 それならさっきの話は簡単ですね! ピンク系にするなら赤の数字を大きくすればいいんですよ! | |
・・・そうなの? じゃあアナタのいうとおり、Rを大きくした肌色で塗ってみるわね。 左がさっきの絵、右がRを大きくした絵だけど・・・どうかしら? |
R:252 G:236 B:226 |
R:255 G:236 B:226 |
あ、あれれっ!? 全然変わってませんけど、どうしてですかぁ!? | |
・・・それぞれの数値は255がMAXなのよ。 最初の肌色はR252だから、 その数値を255に上昇させてもあまり変化がないのは当たり前なの。 | |
あっ、そうだったんですね。 でもRの数値がこれ以上、上げられないなら どうすればピンク系の肌色になるんですかぁ? | |
・・・逆に考えるのよ。 Rの数値がそれ以上上がらない状態で GとBの数値を下げれば相対的にRが強くなると考えるの。 | |
え〜と、探偵ドラマや漫画で、主人公の探偵を賢くみせるために 警察や周囲がお馬鹿さんになるのと同じようなものでしょうかぁ? | |
・・・合ってるんだか間違ってるんだか分かりにくい例えだけど、 とりあえずR:255でBとGの数値を20下げたものを並べてみるわね。 |
R:255 G:236 B:226 |
R:255 G:216 B:206 |
確かにピンク系になりましたねぇ。 でも個人的にはもっと色白の方が好みですね。 | |
・・・なるほど色白ね。 この例でGとBを下げるとR:255のままでも 肌の色が濃くなるということが分かったと思うわ。 さて、色白のピンク系肌にするとして、 そもそも色が白い状態とはどんなRGBの数値のこと? また、赤いというのはどんなRGBの数値のこと? | |
え?えっと、オエビで調べたら 白はR:255、G:255、B:255、赤はR:255、G:0、B:0ですよね? これが何か色白のピンク系肌と関係があるんですかぁ? | |
・・・つまり色白でピンク系の肌の色にするにはRGBが255に近くて、 R:255かつGBがほぼ同じ数値ならばよいということにならないかしら? 百聞は一見に如かずということで、見てもらえるかしら? |
R:255 G:216 B:206 |
R:255 G:235 B:235 |
確かに色白になりましたねぇ。 (ここでカンペ、ゲット) つまりRとG≒Bの数値の差が小さいと色白に、 大きいと肌の色が濃いピンク系になるということですか? | |
・・・急に理解力が増したわね。 では、黄色系の肌はどうすればいいのかしら? | |
えっと、黄色がR:255、G:255、B:0だから・・・ つまりRとGの数値が近くてBとの数値の差が大きいって感じですかぁ? そしてRとGの数値の差が小さいと色白、 大きいと濃い黄色系肌になる・・・とか? | |
・・・左は色白ピンク系、真ん中はアナタがいう色白黄色系、右は黄色系よ。 |
R:255 G:235 B:235 |
R:255 G:253 B:213 |
R:255 G:230 B:180 |
あっ!やっぱりそうなんですねぇ!カンペ様々です! | |
(・・・やっぱりカンペだったのね) ・・・ともかく、これまでの流れからR:255に固定していても GBとの関係から様々な肌色が作れることが分かったと思うの。 | |
・・・一応、今回の範囲の法則性をまとめると 『R:255でG≒Bならばピンク系。 R−G(B)≦20位なら色白。R−G(B)>20位なら濃い肌』 『R:255≧G>BでG−Bが大きければ黄色系。 R≒Gなら色白。R−Gが大きくなれば濃い肌』 といったところかしら? | |
あの〜実際、男性キャラの肌の色ってもっと浅黒かったり 日焼け肌だともっとオレンジっぽかったりしますよねぇ? どうしてR:255に固定なんですかぁ? | |
・・・ああ、それは最初に『女の子を描く時の〜』と話を振った理由が 美少女系絵師の絵を観察していたら、 絵師毎に基本色がありつつ共通点もありそうだと感じたからなの。 そこでちょっと解析してみたらほとんどがR:255付近だったということ。 | |
じゃあ、今回の話って実は『ギャル絵における肌色考察』だったんですね。 それで実際ピンク系と黄色系、どちらの肌色が多かったんですか? | |
・・・そうねぇ、色白黄色系or黄色系肌色が主流といった感じね。 ただ描くキャラのタイプによって変化させている人も多かったかな? それに『色味の選択を』の時に触れたけど、 肌の影色による印象変化も大きいから一概には何とも。 でも自分がよく用いる肌色や好きな肌色のRGBをペイントソフト等で調べると、 自分の描くキャラの肌色傾向が分かって参考になるかも。 | |
試しにアタシの肌を調べてみますね! えい! R:252、G:236、B:217です。 さっきの法則からいけば色白黄色系ですね♪ | |
・・・あら、意外と色白だったのね。 私はR:255、G:252、B:241だからかなり色白の黄色系ね。 | |
二人揃って色白系ですね! 昔から「色の白いは七難隠す」 って言いますしね! | |
・・・それは自虐コメント? それとも私に対する嫌味? | |
えっ?えっ?アレ?? 何かマズいことをいっちゃいましたかぁ? | |
・・・まぁ、別にいいわ。 ともかくこういう風に自分の描く絵のRGBを調べて 自分がよく用いる肌の基本色を掴みつつ キャラのイメージに応じてそれを変化させられるとよいかも。 ・・・それでは、今回はこの辺で。またね。 |
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